赤松正雄のブログ

公明党・衆議院議員。国会での出来事を中心に、今、世界で日本で話題となっている様々な出来事をどう受けとめればいいかを解説。

公明党が政権にいれば、口蹄疫問題は避けえた!?《5月20日》

2010年05月20日 | Weblog
 昨日の外務委員会で、自民党の委員が農水相のGW中の外遊について取り上げた。宮崎における牛や豚の口蹄疫の騒ぎが持ち上がった直後に、何故大臣は中南米の視察に向かったのか。その必然性はなく、ひとえにキューバのカストロ国家評議会議長に会いたかったからではなかったか。社会主義を志向した者にとって憧れの人であるがゆえに。

 概略こういった中身だったが、岡田外相はキューバが大事な国であるといった観点から赤松農相をしきりに庇って見せた。自身もニューヨークで開催中のNPT準備会議を飛ばして南アフリカに行ったことでもあり、そう言わざるをえない側面はあったろう。

 私は、同委員会で農水相が宮崎の事案を知りながら、「万全の対応をとったから心配ない」として現地に向かったことに対して、彼に事態の推移を見通す力がなく、判断が甘かったと発言しておいた。ところで、同農水相が会ったカストロさんは、かの有名なフィデル・カストロではなく、その弟のラウル・カストロだけに、犠牲を払ってまで会う価値はなかったのでは、と思う。であるがゆえに、自民党委員の指摘はいささか旧左翼攻撃のためにする意図がすぎるのかなとの思いは禁じえなかった。

 ともあれ、何事も初動が大事だ。口蹄疫騒ぎは今回に始まったことではない。2000年にも規模は小さかったものの、発生した。それを押さえ込んだのは、地元関係者の並々ならぬ努力と決断力があったゆえと聞く。また、今回の問題では公明党がいち早く現地に飛び、様々な手をうってきた。今も素早く特別措置法の準備に取り組んでいる。返す返すも我々が政権にあれば、こうは酷い事態にまでいたらなかったのに、としきりに思う。