行きも歩きで帰りも歩き

今日もせわしない。

アブさん

2016-08-28 20:42:02 | 登山
7月30日
今年二回目の白山。そして久しぶりのソロ登山。
早朝3時に起床し、意気揚々と出発し、白山へのシャトルバスの乗り口市之瀬に到着したのは5時ごろでした。

市之瀬に着くとすでに駐車場はほぼ満車でバス乗り場も人でごった返していました。


あまりの混みように若干テンションが下がりつつ、これは完全に登山道は渋滞だなと思い、急きょ、前々から登ってみたかった別山へと
行先変更。


市之瀬から工事用道路にそれ15分ほど歩き。


向かって右手に看板が見えてきました。


時刻は5時半過ぎ、まだ少し薄暗い登山道をヘッドランプを着けて進んで行きます。
さっきの市之瀬の混みようとは打って変わって人っ子一人いなくなり、早朝の森の何とも言えない香りと虫の鳴き声と自分の足音だけが響きます。






清々しい空気の中、黙々と登って行きます。




地面に突き刺さったステテコ





黙々と……。




久しぶりの看板。
結構登ったかなぁ~と思いきや場だ半分(汗)
結構長いです……(笑)


少し開けてきました。




そして日の出。


朝露を帯びた花々達が朝日に照らされ


思わず見とれてちと休憩。


後続のあの人も!?


そして今回唯一のしっかりした休憩小屋のチブリ尾根避難小屋に到着。
グラノーラを口に放り込みしばし小休憩。


別山まであと2.8キロ。
ん~長い。


そのあとは細い藪道を通り朝露でびしょびしょになりながら標高を上げていきます。
視界がだんだんそれっぽくなってきました。
っとここでアクシデント発生!? 浮石を踏んだ拍子に突如、右足太ももが急に攣りだしその場で動けなくなってしまいました。
昔、フルマラソンに出た時も同じ場所を攣っていて自分の弱点なのか、最近運動不足だったからかとか思いがめぐりつつ……
ってか去年ヘルニアで手術しとる者が一体こんな山の中で一人で何しとるんだと、痛みの中、自分で自分に突っ込んで一人ニヤニヤと。
はたから見たら、さぞや変人に見えたでしょうが、ここは半径1キロ以内に人がいない山の中、思いっきりニヤニヤさせていただきやしょう(笑)

ちょうど持ってきていたエアーサロンパスを吹き付け15分ほどニヤニヤ休んでいると、攣りはだいぶ治まりやっと歩けるようになり動き出しました。


山頂は目前。
とても気持ちい尾根道を進んで行きつつ頭の中では映画『ロードオブザリング』の主題歌が流れておりました。




そして山頂到着。
標高こそ2399ⅿと御前ヶ峰に高さを譲りますが、その360度パノラマの景色は圧巻です。
今までそんな数多くの山を登ってきた訳じゃないんで偉そうに言うのもなんですが、自分の短い登山歴の中で今日やって来たここ別山
景色がベストワンです。何より人が少ないのがいい(笑)


まさに絶景。
遠くに見えるのは南竜ケ馬場でしょうか!?
今日は足がこんなだから無理だけど次は縦走してみたいな。


さっ、この最高の景色を見ながらコーヒーでもとバーナーをゴソゴソしていると、アブの大群の襲撃。
「こんな標高が高いのに何で貴様らは出没しやがるのか!!」と大の虻嫌いの僕は慌てて退散。
無差別に刺してくる彼奴(きゃつ)等をしり目に名残惜しい最高の景色とお別れ。
その後まとわり付くアブを追い払うためタオルを振り回しながら一気に下山。
夢中で下山していたためか足の痛みのいつの間にか無くなっていました……アブさん、ありがとう……。

別山への登山道は道は細く藪道で看板も少なく、長く単調な道。っとネガティブな事ばっかり言っていますが、そのご褒美として
最高の景色が待っています。
今日もいい登山でした。


ま、アブさえいなければね……。

RICOH GRII



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