一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(裏丹沢 檜洞丸直登 2012.5.24)

2012-05-24 22:10:50 | 山紀行(国内:丹沢・道志山系)

シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、東国三つ葉つつじの季節を迎え檜洞丸へ行ってきました。 例年は5月末から6月初めが開花時期ですが、来週は郷里で用事があることから、一寸早いですが下見をしてきました。 檜洞丸へは犬越路から熊笹ノ峰を越えていくのが通常ルートですが、直登ルートで毎年、つつじを満喫しています。 このルートは昭文社の地図には載っておらず、人に会うことはほとんど無い静かなトレッキングを堪能できます。 只、初心者にはお薦めできない難コースです(急登とルートファインディングが難しく迷う恐れが多々あります)。

神の川ヒュッテまで車で入り、ここから神の川林道を延々、1時間程歩きようやく広河原の登山口につきます。 ここから、1時間程、檜林の林道の急坂を登り、それから1時間半かける裏丹沢有数のブナ林の急登になります。 てな訳で、おおよそ2時間半で標高差1000mを登る、都合7時間を越す熟練者向けコースです。

このブナ林のコースは、白く可憐な花を咲かせるシロヤシオと赤い花を咲かせる東国三つ葉つつじのトンネルが私達を迎えてくれますが、今年は残念ながらシロヤシオの花が少なかったです。 東国三つ葉つつじは未だ蕾でしたが、枝全面に付けており来週後半には見頃となるでしょう。 厳しい自然では毎年、花を咲かせることは難しく隔年での当り年を繰り返すようです。

帰路の急坂でマムシに遭遇。 足を下ろそうと見ると、おどろおどろした1mほどのマムシ  0.1秒?の咄嗟に右へジャンプして逃れましたが、樹に股をひっかけ激痛が。 でも、マムシに噛まれるより急所の痛さはベターとのコンマ何秒での判断で転がりおちました。 後ろを見るとマムシはそのままじっとしていました。 まだ蛇には寒いので動きが鈍いのか、、、。 冷や汗たらたらでした。 人間はいませんが、その代りに自然は満載ですのでくれぐれも用心が肝要です。

P1020328神の川林道にある湧水。 裏丹沢では菰釣山の湧水を並んでお気に入りのポイントです。 帰りに飲み終えたペットボトル全てに汲んで帰りました。 朝のコーヒーやお茶が楽しみです。 7月初旬の裏丹沢24時間耐久レースでもこの湧水が選手の疲れを癒してくれます。
P1020329神の川林道には滝が何か所かあります。 この滝は孫右衛門沢の滝です。 上部から何段にもなって流落ちており、林道の単調さを補ってくれます。
P1020330ハンカチの木”とか。面白い名前です。 
P1020336広河原から蛭ヶ岳を望む。 ようやく長く単調な林道も終わりです。
P1020340檜洞丸の広河原から1時間程はヒノキ林を行きますが、そこを過ぎると檜洞丸への稜線に沿って丹沢山系での有数のブナ林が広がっています。 ブナの優しい新緑を通した日差しはなんとも心地良いものです。
P1020358昨年はシロヤシオの当たり年でしたので、今年はやはり花が少ない状況です。 でも、この白いなんとも清楚な花びらは薄緑の葉によく調和しています。
P1020359下にシロヤシオ、上に東国三つ葉。 紅白の競演でなんとも豪華です。
P1020378東国三つ葉は来週後半が見頃となるでしょう。P1020371檜洞丸頂上。 神の川ヒュッテから3時間半で到着しました。 今日はウィークデーなので誰もいません。 週末はこの頂上広場が人で埋まり座る場所もない状況となります。
P1020376蛭ヶ岳を真ん中に右は丹沢山への稜線。 左は姫次への稜線。
P1020383神の川林道は深く切れ込んだ渓谷になっており、新緑はもとより紅葉もなかなかのものです。
P1020384朴の木の花。 








最新の画像もっと見る

コメントを投稿