カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

Community School

2008-07-17 | 〜2011迄のハワイ生活記録
03年にハワイに滞在したとき

私はCommunity Schoolで英語を勉強しつつ
HPVでボランティアをし
学校が終わるとネイルスクールに通うという
変に忙しい生活をしていました(結局どれも中途半端でものにならなかったが)

当時私はアラモアナ近くのMchenry community school に通っていました

クラスメイトの大半はアジア人で
働きながら勉強をしてる人ばかりだった

みんな自分の意志で勉強をしに来るので
授業態度はすごくまじめだったけど
仕事の都合で途中から来たり、帰ったりするので
結局クラス全員で何人いるのか最後まで把握することができなかった


先生はスーザンという若い女性で日本人とどこかの国のハーフだった

ある日 授業が始まる時間になってもスーザンが来ない
おまけにその日はテストの予定だったので私はちょっと緊張していた

しばらくして
今から釣りに行くのか・・・?ぐらいの大きなクーラーボックスを抱えて先生がやってきて

「ごめんね!マフィン焼いてたら遅れちゃった!てへっ」

と入ってきたときは
さすがにびっくりした

自由すぎる・・・・・



そして先生はテストを配りながら

「分かんなくなったら、マフィンを食べてリラックスしてね!
  一番後ろに置いておくから、取りにいく時は他の人の邪魔にならないようにね。では、はじめ」

と言って、ガタゴトと後ろでマフィンスペースを作り始めてしまった

自由すぎるよ、スーザン・・・・



ちらちらと横目でマフィンスペースを見つつ
問題を解いていると
ひとり、また一人と席を立ち、
大きなマフィンとコーヒーを手に静かに席に戻って来る

私もこそっとマフィンを持って席に戻ったら
先生と目が会った

するとスーザン、すかさずウインク
(がんばってね~)みたいな感じ・・・?




マフィンはふかふかで まだ暖かかった

ふっと顔を上げたら
同じようにマフィンをほおばりながらみんな真剣にテストを受けていた

シーンとした中に
かりかりとえんぴつを走らせる音と
マフィンの包み紙のカサカサという音だけが時々きこえた

カンニングをするとか
おしゃべりをするとかと言う概念はそのクラスには無かった


中学生ぐらいの時 担任の先生が
「みんながルールを守って、責任を果たしたとき
  初めて本当に”自由”と言う環境が生まれるんだ」
と言っていた


きっとこんな状況のことを表すんだろうな、と思った

とても居心地が良い

日本でもこんな環境で大人になれたらいいのにな、と思った一日だった




いつもの授業風景








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