今から24年前の3月19日に才能ある若きギタリストが
この世を去った。彼の名はランディ・ローズ。
ブラック・サバスを辞めた(クビ?)マッドマン、
オジー・オズボーンはその日いつものようにホテルの部屋で酔いつぶれていた。
ダナ・ストラムの口ききでこれからギタリストがオーディションを受けに来る
筈だった。「誰かが俺の肩を叩いて起こそうとしてるじゃないか。
目を開けるとそこには天使が立っていたんだ。でもよく見ると
可愛い女の子なんだ。でしばらくするとそいつはオーディションに来た男
だったんだ」オジーの前で少々のハーモニクスを弾いただけで、
彼ランディ・ローズはオジー・オズボーンバンドのリード・ギタリストの座
を射止めた。
ランディは以前無名のクワイエット・ライオットに在籍してアルバムを
2枚出してはいたものの、まだまだその才能を開花させていなかった。
しかし、オジー独特の悪魔主義とランディのクラシカルオーケストレーションは
素晴らしい様式美の世界を作り出す。「血塗られた英雄伝説」は
全曲が正に善と悪のコラボレーションの如き完璧なHRに仕上がっていた。
そして2作目の「狂人日記」のツアー中に悲劇は起った。
ツアーバス・ドライバーの操縦するセスナがオジーらメンバーの
前で墜落。同乗のメイクアップ・アーティストとランディは即死だった。
あれから24年が経とうとしている。
オジーに「天使のようだ」と称された青年は本当に天使になってしまった。
母親の経営する音楽学校に通い、音楽理論の重要さを認識していた
彼はツアー中にギターの先生を帯同する事も考慮していた程の
努力家だったという。
あのまま活躍していれば、彼は「天才」の名を欲しいままにしていただろう。
それ程、ランディのギターフレージングは素晴らしい。
スタジオ録音2枚、後年発表のライブ盤1枚しか彼の名演は
聴く事ができない。
「Mr.Crowly」のギターソロはオイラの永遠のナンバー1である。
この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。
この曲を聴いて初めて「鳥肌が立った」。
この曲を聴いて初めて「ギターソロで泣いた」。
余りにも荘厳で美しすぎるギターフレーズの数々。
オジーのあの単調なヴォーカルがドン・エイリーの
キーボードと相まって賛美歌のように聞こえてしまう程だ。
今じゃ「愉快なオズボーン一家」で有名なオジーだけど。
あの頃の彼の音楽は「ハードロックの凄味、醍醐味」を
存分に味わせてくれるものだった。
そしてそれはランディ・ローズという若き才能に支えられてもいた。
このアルバムを聴く度にランディの早逝が惜しまれてならない。
もっと、もっと彼のギターを聴きかったよ…。
命日のこの日。
きっとサンベルナディーノの彼の墓前には多くのファンからの
花が手向けられているであろう。
そしてそこにはオジーからの花束が常にあると言う。
そう、彼の死を誰よりも悲しんだのは他ならぬオジーに違いない筈なのだから。
この世を去った。彼の名はランディ・ローズ。
ブラック・サバスを辞めた(クビ?)マッドマン、
オジー・オズボーンはその日いつものようにホテルの部屋で酔いつぶれていた。
ダナ・ストラムの口ききでこれからギタリストがオーディションを受けに来る
筈だった。「誰かが俺の肩を叩いて起こそうとしてるじゃないか。
目を開けるとそこには天使が立っていたんだ。でもよく見ると
可愛い女の子なんだ。でしばらくするとそいつはオーディションに来た男
だったんだ」オジーの前で少々のハーモニクスを弾いただけで、
彼ランディ・ローズはオジー・オズボーンバンドのリード・ギタリストの座
を射止めた。
ランディは以前無名のクワイエット・ライオットに在籍してアルバムを
2枚出してはいたものの、まだまだその才能を開花させていなかった。
しかし、オジー独特の悪魔主義とランディのクラシカルオーケストレーションは
素晴らしい様式美の世界を作り出す。「血塗られた英雄伝説」は
全曲が正に善と悪のコラボレーションの如き完璧なHRに仕上がっていた。
そして2作目の「狂人日記」のツアー中に悲劇は起った。
ツアーバス・ドライバーの操縦するセスナがオジーらメンバーの
前で墜落。同乗のメイクアップ・アーティストとランディは即死だった。
あれから24年が経とうとしている。
オジーに「天使のようだ」と称された青年は本当に天使になってしまった。
母親の経営する音楽学校に通い、音楽理論の重要さを認識していた
彼はツアー中にギターの先生を帯同する事も考慮していた程の
努力家だったという。
あのまま活躍していれば、彼は「天才」の名を欲しいままにしていただろう。
それ程、ランディのギターフレージングは素晴らしい。
スタジオ録音2枚、後年発表のライブ盤1枚しか彼の名演は
聴く事ができない。
「Mr.Crowly」のギターソロはオイラの永遠のナンバー1である。
この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。
この曲を聴いて初めて「鳥肌が立った」。
この曲を聴いて初めて「ギターソロで泣いた」。
余りにも荘厳で美しすぎるギターフレーズの数々。
オジーのあの単調なヴォーカルがドン・エイリーの
キーボードと相まって賛美歌のように聞こえてしまう程だ。
今じゃ「愉快なオズボーン一家」で有名なオジーだけど。
あの頃の彼の音楽は「ハードロックの凄味、醍醐味」を
存分に味わせてくれるものだった。
そしてそれはランディ・ローズという若き才能に支えられてもいた。
このアルバムを聴く度にランディの早逝が惜しまれてならない。
もっと、もっと彼のギターを聴きかったよ…。
命日のこの日。
きっとサンベルナディーノの彼の墓前には多くのファンからの
花が手向けられているであろう。
そしてそこにはオジーからの花束が常にあると言う。
そう、彼の死を誰よりも悲しんだのは他ならぬオジーに違いない筈なのだから。
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