C'est la vie.

人生ままならぬもの。成り行き任せか、C’est la vieか。電子のカオスの中で思いが遂げられたらと思う今日この頃。

来年で20年の日産スタジアムにデビュー 単なる観客ですけどね

2017-06-06 01:30:54 | Weblog

 サッカーの日韓ワールドカップ決勝など数々のビッグイベントが開かれてきた日産スタジアムに初めて入りました。1998年竣工ですから来年で20年。比較的、近い場所に住んでいる身としては遅すぎるデビューとなったけど、さすが観客数が日本最大の競技場、馬鹿でっかい施設でした。イベントは少々地味で関東学生対抗陸上選手権、いわゆる関東インカレです。短距離第一人者、東洋大学の桐生祥秀を除けばスター選手も不在で混雑もしないだろうという思いから出かけてみました。広々とした空間を前に5月のさわやかな空気をたくさん吸ってきました。

関東学生陸上 チケット500円

 Jリーグのゲームなどと違って周辺駐車場の混み方も大したことないだろうと予測してマイカーで出かけました。南側に隣接している新横浜公園第一駐車場が空いており、さっさと車をとめ、エレベーターで1週ぐるりの通路がある4階に上がります。小さなエレベーターですが駐車場から来る客はほとんど想定されてないんでしょう。あちこちで学生アスリートたちがウォームアップ中です。反時計回りに新横浜駅に直結する東ゲート付近に向かい、通路から一段降りたところに小さなチケット売り場がありました。小イベント用かな、いくら前売りが中心でも1万人も詰めかけたら対応しれきれないでしょうから。大人1枚500円のチケットを購入して、東ゲートから入場しました。


新横浜駅から来ると、向こう正面に

 入ったところは向こう正面のスタンドでした。各大学ごとにそれぞれ陣取っており、応援の声がひびいています。反対の正面スタンド側を見ると、日陰になっており、5月とはいえ強い日差しの向こう正面は避けることにし、正面に向かうことにしました。時間は午後1時頃です。
 競技場の内側もぐるりの通路となっており、今度は時計回りに西ゲート側へと向かいます。途中、小さな売店が一つありました。カレーやうどんなどと書いてありましたが、この日の食べ物のメニューは少なくケースに入れられたものだけと言われました。一般客がほとんどいないので仕方ないですね。Jリーグなど客が入るときはずらりと店が開くんでしょうけど、ほかはシャッターがしまっています。そんな状態の通路を歩いて、正面に出ました。

メインスタンドは日陰 思ったよりスタンドが低い

 こちらだと日陰になっており、ちょっと楽。吹く風がとても心地よいです。トラックの吹き流しを見ていると、ゴールに向けて真横になっており、追い風と分かりました。トラック競技のゴール付近、前から10番目ぐらいのところに席を確保します。選手の姿がよく見えます。面白いなと思ったのは、スタンドの低さで、一番下まで行くと、トラックとあまり高さが違いません。競技場によっては一番低いところでも、3メートルぐらいの高さがあったりしますけどね。ただ、サッカーのように観客が興奮しやすいスポーツだと、スタンドとトラックが近い分、なだれ込みが起きないかと心配になります。

残念、桐生の200は追い風参考

 15分おきぐらいに競技が続き、いよいよ桐生が出る男子の200メートルです。前日の100メートルでは、雨降りに向かい風であまり良いタイムが出ませんでした。快晴で風も追ってる今日は好タイムが出そうです。歴史的な場面って見てみたーい。
 少し前から気づいていたのですが、私の位置だと4コーナーを回って直線に入るところが、スタンド前に作られたテントに邪魔されて見えないのです。といって、客の数も増え、ゴール前はほとんど席が埋まっており、席は変えられそうもありません。

 こちらの位置から最も遠い3コーナー付近からスタート、桐生がすぐ先頭に立ったようです。テントで姿が消えた後、ラスト50メートルほどで見え始めたときは2位以下に5メートルほどの差をつけていました。あっという間にゴールし、タイムは20秒46。追い風が2・9メートルと公認記録になりません。スタンドからあーっとため息が漏れました。

ベストポジションはゴールのちょっと先

 やはり桐生は人気なのか、レースが終わると、さーっと客が引き上げていきました。一つ分かったことなのですが、ゴール前はトラック競技を見るのに必ずしもベストポジションではありません。選手は真横からしか見えませんし、その後は走り去ってしまうために、背中しか見えないのです。ベストポジションはゴールを斜め正面から見る場所でした。左側でゴールの瞬間を見た後、右側で記念撮影をしたりインタビューを受ける姿が見られるのです。桐生のレース後そちらに移ったのですが、多くの観客が残っていて賑やかでした。 

 その後、男女5000メートルや多くの陸上競技大会で最後のイベントとなる1600メートルリレーがあって終わりました。世界レベルの選手が集まる国際競技会と違って、選手の家族や友人と思われる観客も多くのどかな雰囲気でした。面白かったのは、桐生のレースが終わったときに帰った人に高齢者が多かったこと。最初は孫の試合を見に来たのかなと思っていましたが、おそらく純粋に陸上を楽しんでいたようです。

 

  

 

 

 

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