方や大学出の就職率は我々が出た頃の半分以下なのだ
例えば現在自分の孫あたりが なかなか就職出来ないでいるのは 爺様方が長く
企業に居座っているからと考え付けば 汗水流して働くのはもう息子や孫にささっと譲り
早々に悠々自適に入ったらいかがと思うが されど世の中には息子達が身体障害者等々で
なかなか止められない人々もいるが
そりゃ金は多いに越した事はないが 退職後5年も経つとボーナスなんて 羨ましいとも
思わなくなるのだ アルバイト代の2万5~6千円/月で今は軽自動車の燃料代と
ライフワークのラジコン機に打ち込めるので 我はこれで小さな至福の時を過ごせているのだ
それと 読書は吉川英治の時代物は約70巻程読破し 今は山本有三に
興味を抱き 米百俵、路傍の石、を精読し 続いて今は真実一路を読み漁っているが
私がこの山本有三にのめりこんで来たのは 小泉元総理が話題にしたからではなく
たまたまBOOK -OFFでそれを手にとって 読み下っていた時
この本は脚本(台本)風に書かれているのだ 先ず登場人物である長岡藩の藩士
数人の名が挙がり 次に足軽らしき人影あり(これは姿を見せなくともよい)
この( )内の言葉の使い方をする筆者に興味を抱いたのが
この山本有三の作にのめり込んで行った所以である
尚、真実一路なる題名は北原白秋の詩の一遍から『、、、、真実一路の旅なれど、、、』
から戴いたことも解かったが
父義平の死後その遺書に娘のしず子は腹違いの子であり又その弟は義平の実の息子
であるが その弟の義夫の母は現存しているのに既に亡くなっていると話していたが
この嘘は彼等のその後の人生に 幸であったのか不幸であったのか、、真実一路の旅が
始まって行くのである 人それぞれが抱いている内面の葛藤をこれ程緻密に描いている
描けるのがやはり歴史上に残る有名作家たる所以でもある
昨今、芥川賞とか直木賞等々受賞している若輩共の本なんて読む気がせんなもし