慰安婦問題

　おそらくは言い続けている本人すら分からないなにか別の理由によるものであり、アメリカ下院がしゃしゃりでてくるものでもないと思う。
　筆者の理解によれば
・慰安所はあった
・強制はなかった
といったところが、妥当かと感じており、　日本政府の見解もこんなところだろうと思うのだが↓

・慰安婦問題「狭義の強制性なし」と安倍首相＝予算案、参院で審議入り（和文、時事）
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007030500302

　新華網、１日おいた正反対の反応の謎。

３日：
・日軍、強制「慰安婦」の史実は否定を許さない（中文、新華網）
http://news.xinhuanet.com/world/2007-03/03/content_5793650.htm

<抄訳>
　事実上、既に大量の歴史資料が反駁の余地がないことを証明している、『慰安所』は当時の軍事当局が設置を要求したものであり、当時の日本軍と政府は『慰安所』の設置、慰安婦の管理や移送に直接間接に関与した。６０年後もなお、韓国、中国、フィリピン、オーストラリアなどの国家には、かつて日本軍に『慰安婦』になることを強制され屈辱を受けた生存者がいる。日本がアジアの女性に対して『慰安婦』を強制した動かぬ証拠は山のようにあり、否定は許さない。

４日：
・安倍、慰安婦問題は河野談話堅持を表明（中文、新華網）
http://news.xinhuanet.com/world/2007-03/04/content_5799761.htm

　もともと中国はあまりこの問題では踊らされていないので、雲行きを読んだというか、今は日本に接近した方が得策と見ているようだ。
　いっそのこと、米下院で徹底的に物証を集めたらどうだろう？