パプアニューギニア"南の精霊展”

先週鶴ヶ島の小学校に保管してあるパプアニューギニアの展示会に行ってきました。
個人のコレクターが鶴ヶ島市にオセアニアの民族造形美術品を寄贈されて
長く鶴ヶ島の小学校に保管されていたものです。ギャラリーアダマにて7月に
展示会をされた植田さんが保存活動のボランテイアをなさっていてご案内を
頂き今年をもって早稲田、南山、天理の各大学に移譲される事になり最後に
一堂に会する展示になるとのことでした。一個人のコレクションとは思えない
程の質量の高さの作品に接することが出来感動しました、オセアニアの美術は
ピカソを始め２０世紀の芸術家達に多くの影響を与えたのですが、様々な精霊
の像、仮面、装身具等どれも生命力に溢れたアジア文化の原点とも言えるのでは
と感じます。
　今回をもって鶴ヶ島市から各大学に移されることになったのは残念でもあり
ましょうが、ほとんどの作品が木であったり、植物の繊維であったりの物が
多く将来の保存ということを考えるといたし方ないのかもしれません。

　　　　　　　　　

講談社 ”蕎麦猪口大辞典”刊行記念展示会

講談社より蕎麦猪口２０００点を収録した大辞典が刊行されました。
記念に古伊万里の蕎麦猪口の展示会が文京区音羽の講談社Ｋ－スクエアで開催されています。
９／９～９／２７(月、火は休み、２２，２３日は営業）
蕎麦猪口の収集家である古美術商の”柿の木”さんの猪口４００点余りが展示、販売されています。店主の柿谷さんの希望で古いものだけでなく新しい作家の作品も展示したいとのことで、アダマのメンバーでもあり、ギャラリーアダマでも何度か展示会を開いていただいている木村友美さんの作品を展示したいとの依頼で急遽３０点程出品されています。なかなかこれほどの数の蕎麦猪口が一堂に会する機会は無いと思いますのでご興味の有る方は是非御覧になって下さい。
なお柿谷さんのトークショーが９月１２日(土）１３：３０～１５：３０に開かれます。

写真は木村さんの新作の蕎麦猪口達です。

夏の終わり

八月も終わり九月の半ばにさしかかろうとしています。日中の残暑はまだあるものの夕方からの涼しさは秋を感じさせてくれます。
ブログ更新もなまけていました。夏の親子体験教室沢山の方にお越し頂き有難うございました。夏休みの自由研究に間に合わすものや、早く呑みたいお父さんのビールカップやらで窯焚き大忙しでした。なにせ子供達の作る脆く危なげな形を壊さずに動かすのは大変！！しっかりと付けてよと何回も言ってもそこは腕白達なかなか言うことは聞きません。
乾いてくるとポロポロ剥がれだして修正修正・・・でも焼きあがって自分の作った作品を嬉しそうに手にとっている姿を見るとほっとしました。


アダマでは１０月にワークショップ”植木鉢を作ろう会”を企画しております。市販のものには無いオリジナルな形の鉢に草花を植えてみませんか。