気まぐれの語り部

童話やアニメを自己流リメイクしてます。
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アルト、温泉に入る

2013-10-19 17:08:29 | 日記
 アルトの学年は、修学旅行中である。2泊3日の温泉旅行なのだが、同じクラスの男子達は、美少女アルトと温泉を入る為に周到な用意をしてきいていた。姫に迷惑をかけないよう、温泉旅行の1週間前からド変態のアダルトビデオを見て、ガス抜きを念入りに行ったのである。クラスの大切なプリンセスにとって、ありがたくない事に、「アルトは童貞だが”処女”ではない」という事実がクラスでは周知の事である。

 奪われがちなアルトの純潔を守るため、ボディガードの当番が決められている。罪なほど魅力的な彼が、一人になってしまうと、男に何をされるかは明らかである。まず、安全を確認する為、前衛隊が先に温泉に入る。それから、アルトが入浴し、後に後衛隊が続くという、厳戒態勢が取られていた。
 いちばん危険な”湯上がりアルト”は2名以上で、守る決まりになっていた。クラスメイトは、女子がいるにも関わらず、欲望の眼差しを一身に浴びるアルトをまもりつつ、風呂上がりの卓球を楽しんでいた。美少年はクラスのリーダー格の敦と、一戦を交えた後、椅子にすわった。他校の男達の邪な視線を気にして、襟首を直したとき、母から貰った大切なお守りが無い事に気づいた。

 風呂場の脱衣場に忘れて来たのだろう。そう思って彼は、熱気を帯びて来た卓球の試合を尻目に、お守りを探しに行く事にした。焦ったアルトが、脱衣場に駆け込んだ時、すでに他校の男達の巣窟となっていた。血走った瞳で美少年の姿を捉える、野獣達の姿を見て、しまった、と思ったがすでにおそかった。均整のとれた美しい腕を、乱暴につかまれ、引きずり込まれる。叫ぼうと開いた口に、タオルをねじ込まれ、四肢をゴツい腕に掴まれた。
 
 「美星学園の早乙女アルト様じゃねえか。対バジュラ戦のヒーローも案外弱っちいもんだよな、オイ。きれいな顔が、歪むのが楽しみだぜ!たっぷり楽しませてくれよなぁ?」と、男達は下品な笑い声を上げた。
 (…クソ! 敵の数が多すぎる!)
 不良達のボスがはアルトを脱衣場の中央に移動させるよう命令する。そして、くせ者のうちの一人がは美しい身体に手を巡らせ、愛液をたっぷりからめた指で、乳房の先端をぬるぬるとこねくり回す。
「んんっ、 …むうっ!」

更にその全身をくまなく撫で回し、そして時折不意に、穴に指が侵入して来る。
「んんん!」
やはり中は少し痛みが伴うのだが、それすらも快感の波を高めてしまう。

 男はたっぷりと手を使って気を高め、それからギンギンになった己自身を突き立てた。
ゆっくりとピストン運動を繰り返しつつ、相変わらず両手による愛撫も忘れない。
「んぐっ、むんっんんんん…!」

 男が早くイってくれないと、自分ももう辛い。
必死に耐えるが、一度達した男はなかなか到達してくれず、遂にはアルトの方が先に気を遣ってしまう。
荒い息をしながら身体を震わす姫だが、それでも男はやめてくれない。
(こっ、この男、まだ…)
己自身を深々と下の口に咥えさせたまま、次々と体位を変え、様々にアルトを辱める。
上にされ、下にされ、ひっくり返され、もう自分で自分がどうなっているのかさえよく分からない。
果てしなく続くように感じられた男の責めだったが、アルトの中に己の欲情を残らず注ぎ出し、ようやく終焉を迎えた。

「流石のお前も大分へばっちまったな、オイ。
辛いんだろ? 俺たちへ、奴隷宣言するか?」
(…なんだと! そんな事、俺のプライドがゆるせない!)
虚ろな目のまま無言で頭を振る。涙が落ちて、床にしみ込んで行く。アルトのお尻からは、溢れ出た白い粘液が、あふれて床を汚した。

「そうか。それじゃあ、また天国に連れてってやるからな? 存分に楽しめ。」
いままでも色々な男から無理矢理開発された体は、もう自分ではどうすることもできない、そして蓄積する極度の負荷が相まって、ついにアルトの心は完全に折れてしまった。

 助けが来る事をを悲願する、アルトは
「・・・どうかおゆるしくらさい・・・もうやめれくらさい・・・おねがいれす・・・」
とうわ言のようにブツブツと力なくつぶやくばかりであった。

逃がしてもらえるよう、奴隷宣言するしかないのか…。アルトがプライドを捨てようとした時、
「そこまでだ、ろくでなし!美星学園のアイドルを離せ!」と、クラスのリーダーの敦と、クラスメイト達がなだれこんできた。敦とサブリーダーの純也達が、彼らの倍ほどもある屈強な男達を軽々と投げ飛ばしていく。あっというまに、叩きのめされた不良達は、くたばれホモ野郎!と捨て台詞を吐いてさっさと逃げて行った。
 何故かそこに居合わせた、ルカが「アルト先輩、もう大丈夫ですよ。」と、タオルを渡した。

 クラスの大切なプリンセスにとって、ありがたくない事に、「アルトは童貞だが”処女”ではない」という事実が美星学園では周知の事実である。

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