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ヒール・ケアル時々メガンテ?!

昼は書類の束を抱えてオフィスを走る裏方仕事、夜はアサルトライフルを手に敵地へ突入する、とある名も無き女特攻隊員ブログ。

在宅勤務3日目

2020-04-30 12:04:52 | 時のヒトカケラ(日々の日記)
緊急事態宣言後、うちの会社はすぐにテレワークがスタートした。
5日勤務の二交代制。私らの班は最初の週を出勤。そして今週は在宅勤務。
私は契約社員だから社用パソコン、社用携帯が貸与されていないし、普段自分がしている仕事は専用機器を使う業務の為、家で出来ることはない。ただ社内・社外からの問い合わせなどの電話対応を個人携帯でするだけとなった。

先週、半数になった人員での業務はそれはそれはとんでもなく忙しかった。
しかし社員が9人いたのが4人の少人数になると、何となく距離が近くなり、忙しいながらも和気藹々と業務がすすむ。
普段、カリカリピリピリしている空気が嘘のように消えてしまった。
就業時間が終わるとお疲れさん♩とジュースを買ってきたりお菓子を食べたり・・・
私らの班には課長がいなかったからという事もあったと思うが・・・
目が回りそうな業務をこなし、慣れないテレビ電話会議やら、ヘロヘロになりながら同僚と「あと○日で在宅勤務だぁ!」カウントダウンしていた。
子供の頃、よく大型台風が迫る前に親と一緒に食料の買出しやろうそくの準備、断水に備えて風呂に水を溜めてた。
非日常的な事が始まろうとしている、あの独特のソワソワ、ワクワク感。

在宅だった同僚は「すっっっごい快適だよ♩」と言っていた。
が、いざ自分の在宅勤務が始まると何とも落ち着かない・・・
私の給与は社員さんの給与の3分の1。業務補助の立場で、社用機器の配布はされていないから業務は出来ない。上司からも「あなたは自宅待機ね。バンバン電話するから出てよ!」の指示だけ。
電話はかかってくるけど、普段は滅多におきないトラブルばかり。なんで私がいない時にかぎってよぉ・・・

ホントに何もしなくて良いの?? 何か出来ることない??  
仕事中なのに何もしていない。
何だか・・・後ろめたいの・・・

怨めしや?

2019-07-23 17:45:47 | 時のヒトカケラ(日々の日記)
「お母さんがずっと頭元に立ってるんだ」
朝起きると父が母に話している。
母は「私が? 怨めしそうに立ってた?!」とケラケラ笑いながら言う。
夢なのか、幻覚なのか判らないらしい。
3日前は元気な頃の夢を見て、その夢の中で走り回っていたと。

「夢と現実の境が判らなくなったり、幻覚を見たりし始めます」

先生から終末の冊子を貰い説明を受けている。
あぁ、見え始めたのかなぁ…

理屈では判っていても

2019-06-16 08:27:26 | 時のヒトカケラ(日々の日記)
78歳。
老化とはこういうものなのかと、父親を見ていて思う。
パジャマのまま近所の溝掃除を始めたり、足がだるいと言ってテーブルの上に足を置いたり、とある展示室のベンチに堂々と横たわって寝たり。
半年前までは絶対にしなかった行為。
脳が壊れていっているのか。
それとも、癌の治療をやめて投げやりになって人生どうでもよくなっているのか・・・

幼年期、父は親の仕事の事情で乳母に育てられたという。自身でも言っているが、食事のマナーや行儀については乳母から教えられた記憶が無いと。
だから今でもよく母から怒られている。母は行儀について、特に食事のマナーには厳しい人だ。
クチャクチャ音をたてて食べるな。肘をついて食べるな。茶碗を持って食べなさい。
とても基本的な事。
以前は時々注意していたものが、今では毎食ごとになった。
注意した1分後にはクチャクチャし始めて、そして母はぶち切れる・・・
父は無口になり、笑顔が消え、しかめっ面ばかりになった。
そんな状態の父に対して、母は「癌の治療をやめた時、これからは笑顔で暮らそうと決めたでしょ」と苛つきながら小言を言う。
母の苛立ちが態度に出る。
食器を置く音、ドアを開け閉めする音が乱暴に響き、聞こえよがしに大きなため息をつく。
こんな日々が毎日、去年12月から続いている。

自分の家なのに、なんでこんなに帰るのがしんどいのだろう・・・
のたのたと帰り着き、玄関のドアを開ける前に聞き耳を立てる。
「今日は機嫌どうなんだろう・・・」
穏やかな会話が聞こえるとほっとする。
静かだと「またピリピリした状態なのか」とビクビクする。

家に帰りたくないと思うようになった。
時々プチ家出もどきで、市内のビジネスホテルに泊まるようになった。
母もしんどいのだろうが、私も壊れていく。

母や病院の先生から「好きな事して笑顔で行こうね」と言った言葉を「好き勝手に生きる」と少々勘違いしてしまっている感のある年老い、癌を患って少々呆けがきた父。
自分の言うことは絶対に曲げず、家族をすべてにおいて指図して生活し、父の変化について行けず、認めようとしない。脳出血で多少の全身麻痺が残ったものの、頭はしっかりしているチャキチャキの母。
暴走する母の言葉に抵抗したものの、家庭崩壊しそうになった為、「母の言いなりになった方が家庭円満」という楽な選択をしてしまった娘。
母の暴走に耐える父を擁護しようとした娘に怒りの矛先が娘に向かう、そんなゴタゴタする家の中が耐えられないと思ったのか、さっさと家をでた息子。

冷たい奴だと言われても、きれい事では済まない人生。
理屈では判っていても、感情が崩壊する時がある。
だけど、壊れるわけにはいかないから。
私には、守らなきゃならないものがあるから。





あれから

2015-03-06 16:14:19 | 時のヒトカケラ(日々の日記)
まだ書けない。
記憶を失わないうちに残したいのに。
まだ私には書き出せない。

書き出しているうちに、涙で前が見えなくなる。

もう少し、もう少し時間が経たないと。
まだ無理だ。

反応は鈍く

2013-09-01 18:32:29 | 時のヒトカケラ(日々の日記)
水を飲み、昼からベランダに出たがった為、抱いて出した。
横たわって、程よい風に吹かれて3時間ほど。
夕方、中に入れたが、体温は昨日よりも低い。

途中、掠れ声で鳴くから何を訴えたかったのか。
今、横たわったまま、一切動かない。
たまにビクッと手足が動くだけ。
ただ、顔を触るとまだ嫌がる反応がある。
頭も暖かい。
呼吸は浅く、目は開いたまま。
永くはないだろう。
今晩だろうか、明日朝、または明日夜。

正直言う。
もう怖い。
覚悟は出来てるが、怖い。
最期の時、長い事もがき苦しまないか。
何回も歴代猫を看取ってきた。
眠ったまま旅だったじいちゃん、ばあちゃん猫、先天性心疾患で生まれ、親猫に捨てられた子猫の早すぎた辛い最期。
この瞬間、もう生き物は飼うまいと思う。
けれど、、、、
訳あってうちにやってくる猫達。
ニーナは生後2週間で、駐車場の段ボールに捨てられていた三毛雌猫。栄養失調で目が塞がりかけ、ガリッガリに痩せこけていたところを母の友人に拾われ、マンションで飼えないとうちに来た。
そしてまだ10歳ほどの茶トラ雌猫がいる。別の場所に捨てに行くと言われ、知ってしまったからには見過ごすことができないのでうちに来たミミ。
最期の辛い出来事より、幸福な思い出が何十年と、それ以上にある。

昼と比べて、急激に体温が落ちてきた。
苦しくないだろうか・・・
人間も当てはまる事だが、最期は眠ったまま旅立ってほしい。
そして私が家にいる間に・・・・

干潮は22時30分る
次の日は10時。

神様、、、、どうか、、、、どうか、、、、安らかにニーナを仲間たちの元へ連れて行ってあげてください、、、、