Studio Fritz Nathan

スタジオ・フリッツ・ナタン
福岡市中央区平尾にある、貸しホールです。

73. 右手で図形?

2012-12-28 19:39:21 | Blog
12月28日・金曜

速いデタシェで移弦が多い曲などは、(例えばバッハのパルティータ3番のプレリュードなど・・)
右手でどのような図形を描くのか確認してから練習すると、飛躍的に動作が洗練されるようだ

時計周りの円なのか、反時計周りなのか、8の字を描くのか(横に8か、縦方向に8なのか)?

あくまで手が・・というのがポイント。
手首からでもなく指でもない。手の甲あたりを意識する。
肘は指先まで繋がりを失わず、肘からの前腕の回転と手首の上下運動が自由であるように(ような肘の高さ)しとく。

あ・・・ヴァイオリンの話です。

72. Hope for the best

2012-12-27 10:17:50 | Blog
12月27日・木曜

ここに書く事が、自分はいつも出来るというわけではない。むしろ完璧だったことは数えるくらいしかない。
が、ベストを願うのだ。

演奏会では、大部分は無意識の力に任せたほうがよい。

もちろん練習では意識的に取り組む必要がある。
技術や内容が充実してきて今の時点での完成(ホントの意味での完成はありえないが)をみたら、
パフォーマンスでは無意識(潜在意識)にゆだねる。
コンサート中でも心は技術的な些細なことに向けられたりしてることはよくあるのだ。

あのハイフェッツでさえ、1時期(1年くらい?)演奏活動を休んで自分の技術を点検(或いは立て直し)した。

まるっきり「準備」とパフォーマンスではメンタリティーがちがう。
よく、練習の時に「演奏」するな!とはよく言われることだ。

が、もちろん1日に1回くらいは(多分2日に1回)練習の1部を「演奏モード」で弾くことは必要だと思う。
ーある程度曲が仕上がってる場合や何度もコンサートで弾いてる曲の場合だけど。

なぜ「ある程度」と書いたかというと、コンサートで弾くまでは本当には仕上がらないからだ。
ー聴衆の前で弾くことで初めて本当の音楽が見えてきたりまたそこからフィードバックが得られる。

練習したとおりに・・なんて思わないで身を任せるーコンサート前によくリラックスしとく。
必要に応じて何か自分に合う方法ーエクササイズや呼吸法、瞑想なんでもよいーを普段からやっとく。(コンサートの時だけ考えなくてよいように)。
自分もお客さんと一緒に音楽を楽しむのだ。

時々思い出す好きな言葉で、「意志の力より、イメージの力の方が強い」というのがある。
「表現」が手先にならないように、「準備」のことは忘れるのだ。

Hope for the best! 

好きな言葉だ。何か難しいテクニックやパッセージを弾くときに半分ふざけて使ったりするけど・・・
完璧を目指すのでなく、ベストを望む?という直訳のニュアンスでもなく、自分を信じて結果をコントロールしない感じがいい。








71.アウトプットしてるんだ。。

2012-12-25 20:26:47 | Blog
12月25日・火曜

皆さん!メリークリスマス!!
1年を振り返り、来年の抱負を抱くころだとおもいます。
えっと、、今日のテーマはべつに無く、いつものように最近気づいたことを書き留める。

1つ皆さんに伝えることが重要なのは、、「この日記」は大部分が僕自身の発展のため、進化のため。
人は、ほっとくと自分の変化(僕にとっては変化は進化でしかないので同じ意味だ)の機会を逃す。
常に逃しまくっている。

で、人はアウトプットすることで何かを身につけたり成長したり進化・変化してくのが加速するらしい。

僕は自己責任においてこれを書いてる。間違ったことを書くかもしれない。。で、、自己責任に置いて、その
間違ってるかもしれないアイデアなり情報なりの恩恵を自ら被ったり、また犠牲になったりするだろう。

今はインターネットの普及とともに、情報に満ちてる、いや、、情報が多すぎるのだ。。
ありとあらゆる疑問に、あらゆる人がネット上で答えてくれる。

自己責任において、僕らは情報を受け入れ、学習したりしてかないといけない。

情報には事欠かない時代だが、情報を選ぶセンス?とでもいったものも磨かないといけないだろう。


僕は自己責任において自分自身のために書き留める。。で、間接的に僕のブログを読んだ人たちへ影響を及ぼすかもしれない。


先日、ヴァイオリンの魂柱を意識することを書いた。
そうすると、駒からそんなに遠くない打点でジャストミートする。

手をゆるくするには手のひらの労宮という部分(グーをして中指が触れるあたりのくぼみ)を意識してそこから「気」が出てるのを感じるといいらしい(あと弓を持たないエクササイズのことも書いた)。

腹式呼吸は不可欠だ(もっと進んで、丹田呼吸と言ったりするようだ)。

で、リラックスして更に、ジャストミートして演奏してる時は、どんなに早いパッセージでも動いてる気がしなかったり、
、要するにあまり運動を感じないのだ。意志の力もほとんど必要ない。

魂柱がバランスの中心だとして、弓を各弦に当てた時バランスが取れれば、腕や指を動かしてるというよりただずっと演奏中はバランスを取ってるだけ・・といったような感覚だ。

そのバランスは、、例えばバッハの無伴奏などでは、重音が続くようなときも、テーマやメロディのある声部(弦)に焦点というか力点が魂柱とともにあってー(ヴァイオリンは顎で挟み過ぎないよう、また肩が下がることで左前腕がしっかり無理なく起きてて両肘からの支えがしっかりあること・・肩当ても顎当てさえなかった時代を思い出してほしい)

ーあごや肩でヴァイオリンを固定しすぎてなければ、自由自在にヴァイオリンは角度を変えて右手の運弓をも助けるー常に、ジャスト・ミートしたまま演奏できるのだ。。
というか、、腹式呼吸とともにただ楽曲を生きることができるのだ。

あ、前に逆腹式呼吸のことを書いたけど、それはあくまで演奏や練習前であって、、演奏中
には特に意識しない。





69.モチヴェーション

2012-12-17 23:47:38 | Blog
12月16日・日曜

今日は、「情熱の肥後デュオ・リサイタル」が、フリッツナタンであったーヴァイオリンの木野雅之さんと
ピアノの藤本史子さん。

去年に引き続き2度目ー木野先生は僕の桐朋学園の先輩で素晴らしいヴァイオリニストだ。日本人離れしたスケールの大きな演奏。
またしても、ものすごくモチヴェーションが上がった。
今すぐ練習したくなるのだ。

レッスンを受ける以外にも、折に触れて生でスゴイ人の演奏を聴くのはとても大事なことだ。


また、今日はいろんなしばらくご無沙汰してる方々にも会えた。
なんと、僕の最初の師匠(5-7歳まで)の朔望先生に久しぶりにお会いできて嬉しかった。