さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

モーツァルト・レクイエム

2006-09-24 23:54:21 | 音楽&コンサート

今日は、一日感動していました

その第一弾は、
横浜みなとみらいホールで、
「モーツァルト生誕250年記念特別講演で演奏された
 モーツァルト レクイエム」
を聴いたことです。

指揮者は、マンフレッド・ホーネックさん、
演奏は、読売日本交響楽団、
ソプラノ    半田美和子さん
メゾ・ソプラノ 加納悦子さん
テノール    永田峰雄さん
バス      久保和範さん
合唱      国立音楽大学合唱団
朗読は江守徹さんでした。

指揮者のマンフレッド・ホーネックさんが
企画・構成もされていて
ちらしには
「死と再生~『人生は死をもって終わるのではない』」
というテーマも掲げられています。


すばらしい演奏会でした。
何度も鳥肌が立って、
それから、数度涙が湧き出てきました。
鳥肌が立って、震えを覚えたときには、
身体の中の醜いものが搾り出され、浄化されているような気がしました。

録音演奏、江守さんによる朗読、生演奏が組み合わされ、
1つの、約1時間半のプログラムとなっているのですが、
このような構成であったため、
より一層、「レクイエム」に近づくことができたような気がします。


プログラムを紹介しますと
演奏 グレゴリオ聖歌
朗読 モーツァルトが父に宛てた手紙(1787年4月4日)
演奏 <フリーメーソンのための葬送音楽>
演奏 グレゴリオ聖歌
演奏 <証聖者の荘厳挽課>から「ラウダーテ・ドミヌム」
朗読 大江健三郎氏の詩
演奏 グレゴリオ聖歌
朗読 大江健三郎氏の詩
演奏 <レクイエム>から「イントロイトゥス」、「キリエ」
朗読 ヨハネの黙示録6.8-17
演奏 <レクイエム>から「セクエンツィア」
演奏 グレゴリオ聖歌
朗読 ヨハネの黙示録21,1-7
演奏 <レクイエム>から
    「オッフェルトリウム」、「ラクリモサ(涙の日)」
演奏 <アヴェ・ヴェルム・コルプス>

本当にすばらしかったです。
演奏も、
合唱も、
大江健三郎さんの詩も、
江守徹さんの朗読も、
ホーネックさんの指揮のもとに一つになり、
静かに、厳かにせまってきました。
心が震えました。

私の席は、指揮者と相対する場所ですが、
ホーネックさんが、
リスペクトしながら演奏されているのがよくわかりました。
演奏前、演奏中、そして演奏が終わるときのホーネックさんに
心打たれました。

死がテーマになっていますが、
これがモーツァルトさなのかわかりませんが、
やはり優しく、どこか明るい感じがあるような感じがします。

音楽にも、合唱にも、詩にも、朗読にも
心から感動したのですが、
今の私には、
理解できる部分と、理解できない部分がありました。
それは私が人生を重ねていく中で、
わかるようになったり、あるいはわからないままだったり
していくのだと思いますが、
今度聴くときに、どういう心持ちになるのかちょっと楽しみです。

なんといっても、
このようなすばらしい演奏会に立ち会うことができたこと、
その幸せに酔いしれました。

今日は、自分がこのように感動したことを、
後から思い出せるように、・・・相変わらず稚拙な文章ですが、
長めに記してみました。

そういえば、今回のパンフレットの表紙は
ピーテル・ブリューゲル[父](?)『イカロスの墜落』
だったのです。
こうやって、いろいろなことがつながっているのですよね。
世界は狭くて、広いなぁと思って、嬉しくなってしまいました。



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