ニュース番組を見ていたら、名古屋でひったくり事件が多発しているといってました。
被害者はほぼ女性。
バイクで追い抜きざまにバッグをひったくっていくという手口だそうです。
テレビや新聞でひったくり事件が取り上げられるたびに、「なんでそんなことすんねん!人の物とって嬉しいんかい?!」と、怒りが込み上げてきます。
実は、かなもOL時代にひったくりの被害にあったことがあるんです。
会社の飲み会の帰りに、閑静な住宅街を自転車で走っていたら、自転車に乗った男が後ろから追い抜きざまに前かごに入れていたカバンをひったくっていきました。
ちょうどその日は給料日で、いつもよりたくさんお金を持っていました。
そして、自分の誕生日でもあり、友達からもらったプレゼントも一緒に盗られてしまいました。
ひったくられた瞬間、えっ?!ってひるんだけど、盗られてなるものかーと後ろから「どろぼーーーっ」と言いながら、追いかけた追いかけた!
(今考えると、よくそんなことができたなーと思いますが。。。)
犯人は焦ったのか、誕生日プレゼントの入った袋だけぽいっと投げ捨てたのです。
ふと、これ以上追いかけて逆に何かされたら怖いと思い、追跡はやめてその袋を拾い、近くの公衆電話から赤いボタンを押して警察に連絡しました。
警察の人の声を聞いた途端、怖さと辛さといろんな複雑な気持が湧いてきて、涙が止まりませんでした。
かなの声を聞いた近所の人や通りがかった人が何人か集まってきてくれて声をかけてくれたけど、少しパニックになっていたので話もできなかった。。。
2分くらいでパトカーがきてくれて、パトカーの中で警察の人と話してると少し落ち着いてきたので、覚えていることすべて話ました。
その後帰宅して眠れぬ夜を過ごし、翌日現場周辺をカバンがないか探したけど見つかりませんでした。
警察の人が会社に来て、かなとプレゼントくれたお友達の指紋を取ったり、上司と話したりと大事(おおごと)になってしまい、半日仕事ができませんでした。
結局、カバンも中身もすべて戻ってきませんでした。
自分が気を抜いていたからこんなことになってしまったと後悔もしました。
怪我がなかったんだから、よかったと思わなきゃとも考えました。
現金はもう諦めてました。
でも、カバンは初めて行ったハワイ旅行で自分へのご褒美で買った物、お財布は姉が就職祝いにくれた物、ほかにもいろんな思い出がつまっている物が一瞬にうちに自分の前からなくなってしまったんです。
これほど辛いことはありません。諦めるなんてできませんでした。
それ以来、自転車に乗るときカバンは必ずハンドルに引っ掛けてます。
引っ掛けられないカバンの時は、上からタオルとか置いたりしてます。
みなさんは、自分だけは大丈夫なんて思ってませんか?
かなもそうでした。
でも、被害者になってしまったんです。
みなさんも、日ごろから十分注意をしてくださいね!
歩くときは車道側にバックをもたないようにすること。
自転車に乗るときは、カバンをハンドルにひっかけるか、かごにカバーをつけて、上からふたをすること。
これ以上、かなのような辛い経験をする人がなくなるといいのに・・・と思います。