鑑賞日記

本・雑誌・映画・テレビ・音楽。
愛すべき全てのものの鑑賞日記

ご無沙汰過ぎるでしょう

2011-12-07 16:37:27 | book
長いことご無沙汰過ぎます。

というわけで順次再開。

本よりも音楽に比重が重たくなる可能性も
ありますが、お付き合いくださると嬉しいです。

 

イノセント・ゲリラの祝祭

2008-11-11 23:22:23 | book
著者:海堂 尊
版元:幻冬舎

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読みながら心臓がばくばくした。

ここから本当に海堂氏の書きたいことが始まるのだと。
これまではタダの序章にしかすぎなかったんじゃあないだろうか。

今まではタダの理想屋でひねくれ屋で、でも秀才の
白鳥君だったのだけれども、ここにきて、ついに白鳥君が
本当に望んでいることのカケラが見え始めた。
それはきっと、現場にいる海堂氏の心のカケラなのだろう。

『チーム・バチスタの栄光』がこの世に出てから数年。
もしも海堂氏が小説を書かなかったら。
われわれはAI(オートプシー・イメージング=直訳すると解剖画像)という
言葉すら知らないままいたのではないのでしょうか。

今現在。
すべての死亡に対する解剖率が2%を切るという現実。
本当の死因がきちんとわかることって、医学の発展に
つながるはずじゃないのかな?と私立文系の頭では
思うわけです。
そして、いつも思うことですけれども、
不老不死とか、毛はえ薬とか、臓器移植とか、
そゆことのまえに、今ある病を治すための研究に
たくさんのお金と人手を使ってほしいと
心から願うばかりです。

 

ひなた

2008-10-26 10:54:38 | book
著者:吉田 修一
版元:光文社
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なぜか、近くの図書館にはえっらく吉田修一がそろっていて、
電車の片道で読めてしまうのが難点ですが、つい読んでいます。

これはちょっと消化不良。
本当はここで終わらせたくなかったのかな?
ある意味での終わりはついているんだけれども、
もうひとひねり、最後にほしかったようにも。

とはいえ、最近の日本文学は、特殊な環境下や
特殊な人間のことについて書くものが多い中、
普通の人、というくくりにかろうじて入る人たちを
描く作家であることは間違いないです。

 

静かな爆弾

2008-10-26 10:46:28 | book
著者:吉田 修一
版元:中央公論新社
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吉田修一にしては体温のある小説。

言葉をいじくって毎日を過ごすけれども、
本当に伝えるべきこととか、
本当に伝えたいこととか。
そういうのはもっとシンプルで。

そして人は常に傲慢であるという真実。

 

希望、無謀 at BUDOKAN

2008-09-13 23:45:14 | music
出演:ウルフルズ
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「男の人はみんな男の子」
という真理にたどり着いたのは
もう35を過ぎていた。
遅いなぁ、オレ。


そして、自分がいかに「男の子」、
つまり「バカ」なのか。
分かっている男の人と
分かっていない男の人との差に
大きくうなずく毎日。


この場合の「バカ」は
「ばか」でもなければ「BAKA」でもなく、
ましてや「馬鹿」でもない。
絶対的に「バカ」なのです。


そして、そんなバカな男の魅力
最大限なバンドといえば、やっぱり
ウルフルズなのですよねぇ。

突っ込みどころ満載です。
「なんでこんな曲がシングルで!?!?!」
きっと2度とライヴしないであろう曲も満載です。

「四人」を真面目にコントするのがほんっとバカ。
チョッパーが「内山田洋」にしか見えないほんっとバカ。
一番上手なのはサポートメンバーであるキィボードってほんっとバカ。
「チョッパー」なくせにチョッパーできないのがほんっとバカ。
自分が抜けている間の曲がまともに弾けないのほんっとバカ。

そして、3コードで武道館。
ほんっとにバカ。

どうしてバカな男って。
こうまでもいとおしいんでしょうか。

トータス松本の歌詞を聴いていると。
なんだか泣けてくる。


自分のバカをわかる男に、
息子を育てたいと思います。

 

ザ・ポリス

2008-02-14 22:42:57 | music

行きましたよ。ポリス。
いや、ほんとーになんつーか、いろいろな思いが
あったにもかかわらず行きました。

まず、本編に入る前に2つ。

大体料金設定が高すぎる!
A席の値段は忘れたけれど、
限定特典お土産つきS席が3万円!
普通のS席が13000円。
当然ですが普通のS席にしたにもかかわらず。
内野のスタンドでした…。えぇドーム…。
1万円以上払ってアリーナじゃなかったのは初めて…。
ま、いっけどさ…。

そして、
「大阪で1公演、東京で1公演」って
あんだけ言ってあおったのに、結局2公演ですよ!東京!
なんかがっかり…。
まぁメンバーのスケジュール的にはこの日で
良かったと思うんだけれどもね…。
奇跡的に全員で入場できたしね。


着席。
思ったよりは見える???
周りを見回すとフォーリナーも多く、また平均年齢高っ!(笑
いや、自分たちもなんだけれどもね…。
我々より後からきた前の席のオヤジが要注意…と思ったら
本当に目が離せなかった…。

ほぼオンタイムでライヴスタート!
おおー。(オンタイムで始まることになれていない
どーすんのー!?

セットリストは以下のとおり。

Message in a Bottle
Synchronicity II
Walking On The Moon
Voices Inside My Head
When The World Is Running Down
Don't Stand So Close To Me
Driven To Tears
Hole In My Life
Every Little Thing She Does Is Magic
Wrapped Around Your Finger
De Do Do Do De Da Da Da
Invisible Sun
Can't Stand Losing You
Roxanne
King Of Pain
So Lonely
Every Breath You Take
Next To You


えとね。
一曲一曲がすごく長いアレンジになってて、
ちょっと途中で気が遠くなった…。
でもやっぱりコープランドのドラムはタイトだし、
スティングはかっこいいし、アンディはずっと弾いていた。

とはいえ…やっぱり加齢は隠せないなぁと。
全体的にキレが悪い。
ここでぐわっとくるのかな?と思うとすとんと落ちる。
ぐわわわわっときたきたきたきたー!と思ったら
あれ?違ったの?みたいな。
好きだった「Roxanne」でがくんと落ちたときには
ちょっと泣きそうになった。
前半はけっこうスティングが客をあおるというか、
手拍子や掛け声を求めるシーンが多くて、
ちょっと引いてしまったのもあるかもしれない(自分が。

でもスティングの声は(後半ちょっとキてたけれども、
ほぼちゃんと前に出ていて、とてもよかった。気持ちよかった。


そして余談。
トビー&ハルコちゃんいわく、
原曲では
「one night show」というフレーズのところ、
「スティーブ・コープランド ショウ」
「アンディ・サマーズ ショウ」と
歌っていたらしい。
うわーそこまでは聞き取れなかった。
ネイティヴ2人がいたおかげです。

そして、全員が心奪われてしまったのは、
トビーの前に座っていたおじさん。
4人連れ。一緒にきたのは2人男の人と奥様らしき女性。
この人が始まるまえには
「ちゃんとやれよーーーーーーーー」
そして始まってからは
「あんでぃーーーーーーー!あんでぃーーーーーーーー!」
・・・アンディ・サマーズのファンなのね…。
そして、ものすごいパフォーマンスで手をたたく。
彼の一番好きな曲は DoDoDoですよ。
声を大にして歌って、隣の奥さんや、逆サイドの人に
歌って聞かせていた。
男の人2人は向こう側だったので???だったが、
ハルコちゃんとボスに聞くと、二人ともぜんっぜん
ポリスを知らないらしく、微動だにせず観ていたそうだ。

スティング、一周でいいから、廻ってくれたら
もっと嬉しかったかな…。

 

花ちゃんシリーズ

2007-10-28 21:42:45 | book
本文後日

 

愛こそすべてと愚か者は言った

2007-10-28 21:42:20 | book
本文後日

 

小説:捨てていく話

2007-10-28 21:42:01 | book
本文後日

SAMURAI佐藤可士和のつくり方

2007-10-28 21:41:44 | book
版元:誠文堂新光社
著者:佐藤 悦子
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いかにマネジメントのプロとして、
やっていくのか、という本。

表現者としての佐藤への愛に満ち溢れている。

少なくとも、個人的には可士和氏の本よりは
とても参考になりました。はい。