では、前回の続き、ここまでで表出させることにしたのは、
45 ○○
○○○12○
5○ ○○
○
上の4つの数字であり、このとき、
45 ○○
79712○
58 ○○
4
ここまで決まります。
この12は残7ですが、これはここから分岐させて残3と残4とに分けることにしましょう。3も4も12の約数なので、シンプルに収束できることが期待できます。こんな風に、約数の多い数が出現したら早い収束を期待できることが多いです。
「残3の12」は「残1の4」の3倍です。「残1の4」は、
→453
32
とできるので、3倍して、
→12159
96
これをつなぎましょう。ボサノワパーツを使ったように見えなくもないですが、この収束は小さな試行錯誤で導けると思います。
45 ○○
79712
58 159
4 96
また、「残4の12」は「残1の3」の4倍です。「残1の3」は試行錯誤するまでもなく、
→321
と収束できるため、4倍して、
→1284
これをつなぎましょう。
45 84
79712
58 159
4 96
盤面ができました。12から左は解けることがわかっているので、残りが埋まるように数字を表出させてまいります。
45 ○○
79712
58 ○○
4 ○○
先ほど、12を表出させましたが、12は右上から簡単に導けるようにして12は表出させないことにしましょう。
45 J4
79HI
58 ○○
4 ○○
例えばこうすればJには8が入り、Iは4か12。でも4にするとHも4にする必要がありますが、9と4を接することになり、ハタンします。それでIが12になり、Hが7と決まります。
45 84
79712
58 KL
4 ○M
Kには9か15が入ることになりますが、LとMを表出(9と6)させておくとKに15が即座に決まりそうです。
45 84
79712
58 K9
4 N6
Lの9が残6なので、Kはすぐ15になりますね。最後Nは少しの計算で9と決まります。
問題が完成しました。表出させた数字は以下6つでした。
45 ○4
○○○○
5○ ○9
○ ○6
特に難しいところもなく、解き味の軽い問題ができたように思いますが、いかがでしょうか。ただ、小さくまとめようとしたばかりに見せ場がちょっと少なくなってしまいましたね。。。
前々回、ボサノワパーツ組み立てのみで作った問題と見比べてみましょう。
○○2
9○
○○○○6○○3
4 ○○○○○○○2
サイズもかなり異なるので単純には比較できないですが、どちらが好みでしょうか。私はなんとなく今回の方がすっきりまとまっていて好みなのですが、サイズが小さいからという理由だけかもしれませんね。
やはり今の段階ではちょっと結論が出しにくいですが、前回の初めの方で書いた「大きな盤面を作るときは、一から作っていると、各数字がボサノワルールを満たしているかのチェックが大変になりますが、ボサノワパーツの組み合わせで作っていれば、組み合わせを行った結合部のみのチェックだけでいい」という点はボサノワパーツの大きなメリットになると思います。
締め切りも間近となってまいりましたので、とりあえずは両方のいいところを織り交ぜながら問題を作っていくことにします。その中で何か面白い現象に遭遇しましたらまた記事にしたいと思います。
121号、しぶとく残留できることを願って・・・!
45 ○○
○○○12○
5○ ○○
○
上の4つの数字であり、このとき、
45 ○○
79712○
58 ○○
4
ここまで決まります。
この12は残7ですが、これはここから分岐させて残3と残4とに分けることにしましょう。3も4も12の約数なので、シンプルに収束できることが期待できます。こんな風に、約数の多い数が出現したら早い収束を期待できることが多いです。
「残3の12」は「残1の4」の3倍です。「残1の4」は、
→453
32
とできるので、3倍して、
→12159
96
これをつなぎましょう。ボサノワパーツを使ったように見えなくもないですが、この収束は小さな試行錯誤で導けると思います。
45 ○○
79712
58 159
4 96
また、「残4の12」は「残1の3」の4倍です。「残1の3」は試行錯誤するまでもなく、
→321
と収束できるため、4倍して、
→1284
これをつなぎましょう。
45 84
79712
58 159
4 96
盤面ができました。12から左は解けることがわかっているので、残りが埋まるように数字を表出させてまいります。
45 ○○
79712
58 ○○
4 ○○
先ほど、12を表出させましたが、12は右上から簡単に導けるようにして12は表出させないことにしましょう。
45 J4
79HI
58 ○○
4 ○○
例えばこうすればJには8が入り、Iは4か12。でも4にするとHも4にする必要がありますが、9と4を接することになり、ハタンします。それでIが12になり、Hが7と決まります。
45 84
79712
58 KL
4 ○M
Kには9か15が入ることになりますが、LとMを表出(9と6)させておくとKに15が即座に決まりそうです。
45 84
79712
58 K9
4 N6
Lの9が残6なので、Kはすぐ15になりますね。最後Nは少しの計算で9と決まります。
問題が完成しました。表出させた数字は以下6つでした。
45 ○4
○○○○
5○ ○9
○ ○6
特に難しいところもなく、解き味の軽い問題ができたように思いますが、いかがでしょうか。ただ、小さくまとめようとしたばかりに見せ場がちょっと少なくなってしまいましたね。。。
前々回、ボサノワパーツ組み立てのみで作った問題と見比べてみましょう。
○○2
9○
○○○○6○○3
4 ○○○○○○○2
サイズもかなり異なるので単純には比較できないですが、どちらが好みでしょうか。私はなんとなく今回の方がすっきりまとまっていて好みなのですが、サイズが小さいからという理由だけかもしれませんね。
やはり今の段階ではちょっと結論が出しにくいですが、前回の初めの方で書いた「大きな盤面を作るときは、一から作っていると、各数字がボサノワルールを満たしているかのチェックが大変になりますが、ボサノワパーツの組み合わせで作っていれば、組み合わせを行った結合部のみのチェックだけでいい」という点はボサノワパーツの大きなメリットになると思います。
締め切りも間近となってまいりましたので、とりあえずは両方のいいところを織り交ぜながら問題を作っていくことにします。その中で何か面白い現象に遭遇しましたらまた記事にしたいと思います。
121号、しぶとく残留できることを願って・・・!
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