タイトル : 早朝に湯沢震度2だったそうで
投稿日 : 2006/06/11(Sun) 17:01
深さ10kmは浅いですね。M3.2なのでかわいい地震です。
それにしても、仙北平野、結構、地震増えてるようなイメージないすか。
真冬みたいに、反射式ストーブが倒れたり、避難しようとしても左右前後、雪の壁、という状況からすれば、今はいいかもしれませんが、いずれにしても避難経路や火の元注意ですね。
「雪国」には、菅江真澄の記述として、湯沢で地震が起きたときに、地元のみなさんが(西の方に向かって?)地面に伏して「万歳楽、万歳楽」と言いながら拝んでいた、と書いてました。
地場のコトバだと、「まじゃらく、まじゃらく」だったそうですけど、恐れというより、結構、滑稽な風景だったようです。
悪いことが起こったら、なんかマジナイする、というのは、縄文人もやったようだし、北欧なんかでも未だにあるようですが、森の文化の特徴かもしれません。
しかし、湯沢の場合、岩崎などに「鹿島様」づくりが残ってたり、鹿島神社や古子王神社、山伏の道などがあるなど、色濃く古代の信仰の跡が残っていますね。
タイトル : みなさんのお宅は地震大丈夫ですか
投稿日 : 2006/06/11(Sun) 17:04
ちなみに菅江真澄くん、今から220年前の今日あたりは、胆沢にいて、6/15の未明に地震にあったそうです。「夜明けなんほりならん、なへ、いと長やかに揺りもて亘れば、霜枯れの外山に、きぎすのほろほろと鳴たるは珍し。」(「なへ」「ない」は地震の古語)
次の月にも地震にあってますから、天明年間(1700年代後半)は東北に地震が多かったようです。
1740年には鳥海山が噴火したそうで、なので、京都奥様も鳥海山の噴煙を目撃したのだと思います。鳥海山はその後も、1764,1801,1821と大噴火しているようです。 で、それ以降、150年以上静かだったのですが、1977年に小噴火が起きたそうです(知らねがった)。
また、花山村の記録だと、1758年に鬼首(おにこうべ)で地震があり、1761年に須川岳で噴煙が上がったらしいです。ということで、栗駒山もあくまで休火山で、鳥海山だけでなく近くの栗駒山にも要注意。。
・・・・なんてことが分かったりしますので、やっぱ歴史資料は大事ですよね。
東成瀬村には、1970年の東成瀬地震で落ちてきた大岩を記念碑として保存し、地震の怖さをPRしているそうです。
郷土の歴史を勉強することは、次の悲劇を防ぐことでもありますね
タイトル : Re^3: 早朝に湯沢震度2だったそうで
> 震源はこの前の地震のときとおなじ泥湯付近でした。
栗駒のマグマが元気になってきてるんでしょうか。
温泉の温度とか変わらないといいんですけど。
> うちのほうは、横揺れではなく下から突き上げるような
> 縦揺れでしたよ。
ってことは震源は近いんですね。
マグニチュード3.2ってことは、阪神大震災の地震(M7.3)と4つ違い=百万分の一、ということですか。
深さも10kmなので、かなり浅い感じです。(掘れば掘れるかも)
メートルで言えば、1万メートルですもんね。
最初に来るP波(pushだか、primaryだかガッコで習いましたな)が秒速6km(時速2万km!!、マッハ20くらい?)なので、震源地では地震が発生してから2秒未満で揺れが伝わるんですね。
ジューヌ・ベルヌの本とか、昔の木造の図書館で熱心に読みましたねー。「コンチキ号の冒険」とかも。
しかし、「マッハ」って単語、日常で聞くことも無くなりましたねー。マッハGoGoは海外でも人気なのですが。。
今の湯沢の子供たちは、星空とか、雲の種類とか、百葉箱で温度計測とか、そーゆーのって興味あるんでしょうかね。(こちらでは街にいる間はあまり縁がないようです)
湯沢には近くに鉱山も多いし、東成瀬は星空日本一になったこともあるし、地学を学ぶにはいいとこですよね。
タイトル : 秋田県って歴代、地学は好成績だったですね
> 高校時代、一番好きな科目は地学でした。
自然が豊かで、鉱山や農業が盛んだった影響もあって大人も地学の知識が豊富ですもんね。
今の年配さんが少年の頃には一時期、鉱石・化石ブームがあったようです。菓子箱にいろんな石を集めたり、国道108号線とか農道・林道の工事とかで化石が出てきたときに持ち帰ったなど、古い家にいけばジサマがためた鉱石・化石コレクションがあるはずです。
湯沢雄勝周辺の遺跡などでも、湯沢高校の現役の学生さんが見つけたものがあるそうです。(昭和30年代とのことですが)
温泉や間欠泉などをみると、地球のいぶきを感じさせます。毒水や毒ガスは怖いもの・迷惑なものですが、効能成分あふれる温泉や地熱エネルギーなどプラスの恩恵も大きいですね。
湯沢はもともと、湯の原の槻の木さんのあたりの温泉から発祥したとのことですので、「地学」は湯沢のことを詳しく知るための必須科目かもしれません。
周辺の鉱山の鉱石や化石を集める資料館みたいなのがあればいいなあ、と思います。じっちゃん亡くなっちゃうと石とか標本とか捨てられちゃいますもんね。
夏休みに、ハンマーとニギリママ持って、子供たちに石の種類とか地層の読み方とか教える教室とかあるといいですね。予習に、宮沢賢治を読むのもいいかもです。