気持ちの振れが
また違った角度で
違った方向に傾く
どうしても彼でなければいけない想いを
伝えておかなくては
と思う反面
悔しいような・・・
『そんなことはわかっている』
そう言われるのが悔しい
女の情念を感じる映画だった
自分の中の情念が滲み出て
向かっているところが彼だという感覚を覚える
どんなに抵抗しても逆らえない
抵抗する気力が萎えてしまう感じ
愛とか恋とかいう感情じゃなくて . . . 本文を読む
期待していたわけじゃない
でもそうであって欲しいと望んでいた
何回も読み返してみる
10行たらずの短いメール
何か読み取れるかもしれないと
ゆっくりと
言葉を区切って
読み返す
屈折した想いは複雑なのです
慇懃な物言いはその裏側を読み取れない
言葉のままを受け取っていいの?
10年前
最後に偶然会ってから
5年が経とうとした頃
同窓会の話が持ち上がり
彼も私も幹事のメンバーだった
言 . . . 本文を読む
メールが届く
怖くて開けられない
思い切って出したメール
返信が届いたというだけで動揺してる
自分からメールを出してるのだから
返信がなければ寂しいのに
あればあったで怖いというのも情けないこと
さりげなく
逢いたいという気持ちを込めたことを
感じ取ってくれたかしらん
それを確かめるのが怖いのかな
少し前までは
もどかしくメールを開いていたのに
着信の確認をしてそのままメーラーを閉じる . . . 本文を読む
どうして
素直に彼にモノが言えないんだろ
なんかヒネくれてる
メールさえ打てない
どうして
自分から逢いたいとは言わない
などと思うんだろ
言ったっていいじゃない
私の中で私の邪魔をするものはナンだろう
お互いの立場を慮っての自制心?
にしてもメールくらいいいじゃない
強がり・・・・かな?
何に対して?
彼に対する気持ちを自分の中で認めたのに
いまさら何を強がってるんだろ
普段の生活に . . . 本文を読む
考えるように
ゆっくりと
『“おうさのさい”って知ってる?』
「知らない どう書くの?」
『王様の王 人偏に左 それから才能の才
王佐の才』
「なにそれ」
『おまえがそれだよ
俺が実業家だったら必ずおまえを傍に置く』
何度同じ言葉を聴いたかな
いったい彼にはどんな私が映ってるんだろう
いつも私の知らない私を見てる
机を並べていた頃の私は
華やかな友達の中で
なんとなくみ . . . 本文を読む
自分の名刺には肩書きを入れない
入れた方がいいと言われるけど
入れずに通るのなら入れたくない
確かに会社のネームバリューは
社会に対していろんな影響がある
それが必要な場合には利用することもあるけど
そうではなく真摯に付き合っていける繋がりを大事にしたい
学歴社会に反発を覚えていた頃から
全然変わってないのね
権力というものが幅を利かせることに嫌悪感がある
権力の前に実力でしょ
実力あっての . . . 本文を読む
今は何も求めていないから
だから
彼に対する独占欲もないのかもしれない
始めから
何も求めていなかったから
何も感じないのかもしれない
昔
彼女がいると聞いた時も
結婚が決まった時も
何も感じなかった
今も
奥様のことはもちろん
奥様以外の人と
他に何かがあると聞いても
何も感じない
彼が幸せかどうか
仕事が辛いかどうか
そんなことにも関心がない
彼の周りの全てに
感情が緩慢
そ . . . 本文を読む
今度逢ったら話してしまおう
最近そう思い出した
急に
このままじゃ嫌
そんな感じ
うまく言葉に出来るかどうかわからないけど
出来るだけ正直に話してみようと
わかって欲しいとか
受け入れて欲しいとか
そういうことじゃなくて
ただ話しておいた方がいいんじゃないかって思う
ずっと変わらない想いがあるということ
今までもそしてきっとこれからも
でもこの気持ちがなんなのかわからないということ
そして . . . 本文を読む