
地上基地
実際に言ってみないと、地下に出来ている美術館とは想像も出来ませんでした。
海の近くの明るい山の上の光線、これが光の取り入れ場所でこの下が美術館でした。

クロード・モネ
モネの睡蓮の部屋。壁面も床も白一色の空間に自然光だけで展示してある。「睡蓮の池」
時間と天候で違う表情を体験できることでしょう。同じ高さの目線をたどってみて行く画は
続いている風景のように見えてしまう。

ウォルター・デ・マリア
祭壇を思わせる階段のうえに直径2.2メートルの花崗岩の黒い球体、これに天井の長方形の天窓から光が入っています。見るものが球体の周りを動くごとに球体に映る長方形の光
の位置や形が変わって面白い。天井の4隅からも光が入っているので外にいるような明るさ
。金箔を施した木製の彫刻が部屋の周りをかざり荘厳な雰囲気です。

オープン・フィールド
ジェームス・タレルの作品・階段の上に青い光の平面、この階段を上がって、光の空間
モヤの中へ入っていきました。この世でない異郷体験をした気分でした。降りるときは
みんなで手をつないで、一歩一歩歩きました。
その他、地中の庭、石灰岩を敷き詰めた「三角コート」斜めに傾いているコンクリートの
壁の通路、感動的体験といえましょう。3枚の写真は横向きですけど異郷のことゆえ想像してみてください。