内山、驚異の胸囲で２度目防衛だ／ＢＯ?

　ダブル世界戦に出場する４選手の予備検診が１８日、都内で行われ、いずれも異常なしと診断された。２度目の防衛を目指す王者?内山高志（３０）は胸囲が９８センチで、前回（５月、初防衛時）から６センチもアップ。元Ｋ?１世界ＭＡＸ王者?魔裟斗（３１）を担当した土居進トレーナー（３９）の指導で、パンチを打つときに必要な大胸筋強化が進んだ。　黒いジャージーに包まれた肉体は、確実に進化していた。厳しい残暑のなか、ジャケット姿で姿をみせた挑戦者ロイ?ムクリス（２３）とは対照的に、「早くリングに上がりたい。それ相応の練習ができた。チャンスがあればＫＯもある」とリラックスした表情。　土居トレーナー指導のもと、自転車を３０秒間ひたすらこぎ続けるトレーニングや、１日約７００回の腹筋など上半身中心に鍛え上げてきた。夏場に入るとＴシャツがきつく感じるようになり、約２週間前、減量に入る前には胸囲が１００センチを超えた。　胸囲のアップは大胸筋が強化された証拠で、パンチのパワーとスピードが増したといえる。プロ１５戦全勝（１２ＫＯ）でＫＯ率は、一撃必殺の８０％。歴代日本人世界王者の生涯ＫＯ率では、元ＷＢＡ世界Ｓライト級王者?平仲明信（沖縄）の８１?８％に次ぐ２位につけている。肉体改造の成果を、ＫＯ決着の数字でみせつける。【関連記事】内山、３連続ＫＯ勝ちだ／ＢＯＸ 内山、Ｖ２戦相手は“ストーカー”／ＢＯＸ 内山、Ｖ２へ「強いやつと闘いたい」／ＢＯＸ ムクリス気合十分「すぐ闘える」／ＢＯＸ ４選手とも異常なし　ダブル世界戦／ＢＯＸ