さて!なんだか忙しいんだけど現実逃避!
今日はタイヤの話しでも・・・
あ!あくまでも「勝手に」独り言ですので(笑)
タイヤ・・・・気にしてます?
まだ山あるな・・・とか、スリップサインでてるよ!とか
そんなところしか注意しない方も多いのが現状・・・
でもよく考えてみてください1トン以上もある車が
たった4本のタイヤの摩擦力で進んだり止まったり曲がったり・・・
車の部品の中でかなり重要な位置にある「タイヤ」を今日は考えてみましょう
最近はほんとにたくさんのタイヤがありますね!
ミニバン用とかスポーツラジアルとかスタットレスとか
メーカーもB社D社Y社・・・たくさんです
どれを選んだら良いんでしょう?
答は・・・・好きなの使って(笑)なんてうそです(笑)
それぞれの用途にあった物を使いましょう
用途ごとの設計が違いますからどんな使い方をするか?
にあった物を使えばいいわけです
「わかんねぇ~~~よ」ですか?
タイヤやさんにあるカタログ見れば書いてありますよ(笑)
まあここは「モータースポーツ」に偏った方が多いのも事実ですから
その辺の話しでも少し・・・
せんせは元々B社のセミワークスでしたからいわゆる「開発タイヤ」なんかの
テストもしてました(昔の話です)
今はY社の物を使っていますがきちんと買っています
車を速く走らせよう!と思ったときみなさんは何に重点を置きますか?
車の運動性能を考えるとき私たちはまずどのタイヤが使えるのか?
と言うところに主眼を置きます
タイヤは運動性能の60%を占めてしまいますからね
そのタイヤに合わせてサスペンションやアライメントのセットを
決めていきます通常レースをやる場合はほとんど「タイヤ」を基準に
セッティングするのは常識です
もちろんそのタイヤが100%の仕事(摩擦力)を出来るようにセッティング
するわけですが基本的に私たちはメーカーの作ったタイヤを使います
これはある意味メーカーにセットを押しつけられるのと同じです
特に競技に使うようなタイヤでは「もっとこういうタイヤがほしい」と思っても
無ければ使えませんからねですからコンパウンドの種類が数種類有ったりもしますが
その中から選ぶことしかできないのが現状です
その市販されているタイヤは「誰か」が開発した物でその人には合うかも知れませんが
果たしてすべての人に会うと言えるでしょうか?無理ですよね?
でも一人一人のためにタイヤを作るなんて不可能ですから私たちは
「選ぶ」事のなるわけです
なので競技をする人は「タイヤメーカー」に嫌われたらその先はありません
この辺はワンメイクでもない限り決めた1社を使い込んだ方がいいでしょう
まあそこまで本気な方が何人いるかわかりませんが(笑)
話がそれましたがタイヤそのものの話しでも・・・
上にも書きましたがタイヤは摩擦によって様々な力を発生します
それではどうやってその「力」を出すのでしょう
答は「すべってます」(笑)
この辺の話は書き始めると終わらなくなるのですが
滑ってると聞いて??と思うかも知れません
「滑ってたら曲がってないじゃん!」てね
真っ直ぐは知らせても面白くないので今日は曲がってみましょう!
まず曲がろうと思ったとき何をしますか?
ハンドルを切りますよね?
今まで真っ直ぐ走っていた車は進んでいる方向とは違う方向にステアリングによって
タイヤの向きを変えますこのとき実際の車の進行方向とタイヤの向きにずれが生じます
このずれを「スリップアングル」と呼びます
このスリップアングルが付くとタイヤは路面に対して滑ることになるので
そこに「摩擦」が発生しますね
この摩擦によって横力が発生しハンドルを切った方に車の頭が向き始めます
この頭の向きが変わるという運動は車自体で考えれば自転運動となるわけですが
実際はコーナリングとなるので車は「自転しながら公転する」と言う運動をすることになりますこれがコーナリングなんですが物が円運動するとそこには「遠心力」が働きます
タイヤはこの遠心力に対して等しい「求心力」を発生させなければ公転は成立しなくなるのでこの求心力となる物・・・それがつまりタイヤの摩擦力と言うことになります
と言うことは車が曲がるのはタイヤが発生する摩擦力の大きさによって決められる
と言うことです
ほら何となく重要そうでしょ?(笑)
先ほど摩擦によって曲がる力が作られると言いましたがこの力を
「コーナリングフォース」といい滑るの度合いによって大きくなりますが
スリップアングル5°まではコーナリングフォースはスリップアングルに比例して上昇します
通常私たちが車の運転をしているときに「滑り」は感じませんよね?
これは滑りと曲がる力が比例関係にあるので「滑っている」と感じないだけで
実は滑っているんですよ
しかしこのコーナリングフォースも5°を超えると比例しなくなり10°を超えると上昇さえしなくなりますいわゆる「ほんとに滑ってる」状態です
このコーナリングフォースとスリップアングルの関係は軽自動車のタイヤだろうが
レーシングカーのタイヤだろうが変わりませんただタイヤによって違うのは
スリップアングル1°当たりで発生できるコーナリングフォースの量でこれを
そのタイヤの「コーナリングパワー」と呼びます
スポーツラジアルタイヤはSタイヤ(セミスリック)タイヤに比べコーナリングパワーが低いとなるわけですね
さあ滑りで出来た摩擦力、これで曲がるんだ!ってわかると
今テレビCMでスズキのスイフトスポーツが高速コーナリングをしているときの
リヤのスライドも納得できるでしょう
リヤタイヤにスリップアングルを与えるには車体そのものを横に向ける必要がありますからね
実際このタイヤに発生する摩擦力は様々な条件で変化します
例えば「重さ」これは重ければ重いほどタイヤを地面に押しつけますから
摩擦は増えますでもレーシングカーは軽いですね(笑)
なのでレーシングカーでは羽根などを付けてダウンフォースをかけたりします
重いと遠心力が大きくなって曲がれませんからね(笑)
またこのタイヤの摩擦力はエンジンからの動力を路面に伝えるのにも使われます
このときの摩擦が一番大きくなるのも少し滑っているとき(このときは横には滑りません)です概ね20%滑っているときが最大です
よくスタート時に大きくホイルスピンさせている車を見かけますがあれは失敗です
滑るか滑らないか程度の滑りを持っているときが最大なのですから・・・
止まるときにも同じ事が言えますが加速と力の向きが逆になるだけです
フルロックでは滑り率100%ですからね
またこのタイヤの摩擦はぜんぶで100の仕事しかできません
ブレーキに60のしごとを与えているときには曲がることに使えるのは残りの40となるわけです
なので運転する際には常に摩擦の限界を頭に入れて走らなければ「速く」は
とても難しいことになるのです
ただこの摩擦は・・・・増やせます・・・そう!先ほど言った通り重さを与えて路面に押しつけてやればいいのです
コーナーの進入でブレーキを踏み前に荷重を移せば前タイヤに掛かる重さは増します
このときにブレーキを離しながらステアリングを入れていけばタイヤにかかっている荷重は増えているのでより強いコーナリングフォースが得られるんですね
まあ実際にやると難しいんですけど
「全体の動きを繋げるように」
を心がけると自然と出来たりしますよ
長くなりましたね
今日はこの辺で~~また明日ぁ~~
今日はタイヤの話しでも・・・
あ!あくまでも「勝手に」独り言ですので(笑)
タイヤ・・・・気にしてます?
まだ山あるな・・・とか、スリップサインでてるよ!とか
そんなところしか注意しない方も多いのが現状・・・
でもよく考えてみてください1トン以上もある車が
たった4本のタイヤの摩擦力で進んだり止まったり曲がったり・・・
車の部品の中でかなり重要な位置にある「タイヤ」を今日は考えてみましょう
最近はほんとにたくさんのタイヤがありますね!
ミニバン用とかスポーツラジアルとかスタットレスとか
メーカーもB社D社Y社・・・たくさんです
どれを選んだら良いんでしょう?
答は・・・・好きなの使って(笑)なんてうそです(笑)
それぞれの用途にあった物を使いましょう
用途ごとの設計が違いますからどんな使い方をするか?
にあった物を使えばいいわけです
「わかんねぇ~~~よ」ですか?
タイヤやさんにあるカタログ見れば書いてありますよ(笑)
まあここは「モータースポーツ」に偏った方が多いのも事実ですから
その辺の話しでも少し・・・
せんせは元々B社のセミワークスでしたからいわゆる「開発タイヤ」なんかの
テストもしてました(昔の話です)
今はY社の物を使っていますがきちんと買っています
車を速く走らせよう!と思ったときみなさんは何に重点を置きますか?
車の運動性能を考えるとき私たちはまずどのタイヤが使えるのか?
と言うところに主眼を置きます
タイヤは運動性能の60%を占めてしまいますからね
そのタイヤに合わせてサスペンションやアライメントのセットを
決めていきます通常レースをやる場合はほとんど「タイヤ」を基準に
セッティングするのは常識です
もちろんそのタイヤが100%の仕事(摩擦力)を出来るようにセッティング
するわけですが基本的に私たちはメーカーの作ったタイヤを使います
これはある意味メーカーにセットを押しつけられるのと同じです
特に競技に使うようなタイヤでは「もっとこういうタイヤがほしい」と思っても
無ければ使えませんからねですからコンパウンドの種類が数種類有ったりもしますが
その中から選ぶことしかできないのが現状です
その市販されているタイヤは「誰か」が開発した物でその人には合うかも知れませんが
果たしてすべての人に会うと言えるでしょうか?無理ですよね?
でも一人一人のためにタイヤを作るなんて不可能ですから私たちは
「選ぶ」事のなるわけです
なので競技をする人は「タイヤメーカー」に嫌われたらその先はありません
この辺はワンメイクでもない限り決めた1社を使い込んだ方がいいでしょう
まあそこまで本気な方が何人いるかわかりませんが(笑)
話がそれましたがタイヤそのものの話しでも・・・
上にも書きましたがタイヤは摩擦によって様々な力を発生します
それではどうやってその「力」を出すのでしょう
答は「すべってます」(笑)
この辺の話は書き始めると終わらなくなるのですが
滑ってると聞いて??と思うかも知れません
「滑ってたら曲がってないじゃん!」てね
真っ直ぐは知らせても面白くないので今日は曲がってみましょう!
まず曲がろうと思ったとき何をしますか?
ハンドルを切りますよね?
今まで真っ直ぐ走っていた車は進んでいる方向とは違う方向にステアリングによって
タイヤの向きを変えますこのとき実際の車の進行方向とタイヤの向きにずれが生じます
このずれを「スリップアングル」と呼びます
このスリップアングルが付くとタイヤは路面に対して滑ることになるので
そこに「摩擦」が発生しますね
この摩擦によって横力が発生しハンドルを切った方に車の頭が向き始めます
この頭の向きが変わるという運動は車自体で考えれば自転運動となるわけですが
実際はコーナリングとなるので車は「自転しながら公転する」と言う運動をすることになりますこれがコーナリングなんですが物が円運動するとそこには「遠心力」が働きます
タイヤはこの遠心力に対して等しい「求心力」を発生させなければ公転は成立しなくなるのでこの求心力となる物・・・それがつまりタイヤの摩擦力と言うことになります
と言うことは車が曲がるのはタイヤが発生する摩擦力の大きさによって決められる
と言うことです
ほら何となく重要そうでしょ?(笑)
先ほど摩擦によって曲がる力が作られると言いましたがこの力を
「コーナリングフォース」といい滑るの度合いによって大きくなりますが
スリップアングル5°まではコーナリングフォースはスリップアングルに比例して上昇します
通常私たちが車の運転をしているときに「滑り」は感じませんよね?
これは滑りと曲がる力が比例関係にあるので「滑っている」と感じないだけで
実は滑っているんですよ
しかしこのコーナリングフォースも5°を超えると比例しなくなり10°を超えると上昇さえしなくなりますいわゆる「ほんとに滑ってる」状態です
このコーナリングフォースとスリップアングルの関係は軽自動車のタイヤだろうが
レーシングカーのタイヤだろうが変わりませんただタイヤによって違うのは
スリップアングル1°当たりで発生できるコーナリングフォースの量でこれを
そのタイヤの「コーナリングパワー」と呼びます
スポーツラジアルタイヤはSタイヤ(セミスリック)タイヤに比べコーナリングパワーが低いとなるわけですね
さあ滑りで出来た摩擦力、これで曲がるんだ!ってわかると
今テレビCMでスズキのスイフトスポーツが高速コーナリングをしているときの
リヤのスライドも納得できるでしょう
リヤタイヤにスリップアングルを与えるには車体そのものを横に向ける必要がありますからね
実際このタイヤに発生する摩擦力は様々な条件で変化します
例えば「重さ」これは重ければ重いほどタイヤを地面に押しつけますから
摩擦は増えますでもレーシングカーは軽いですね(笑)
なのでレーシングカーでは羽根などを付けてダウンフォースをかけたりします
重いと遠心力が大きくなって曲がれませんからね(笑)
またこのタイヤの摩擦力はエンジンからの動力を路面に伝えるのにも使われます
このときの摩擦が一番大きくなるのも少し滑っているとき(このときは横には滑りません)です概ね20%滑っているときが最大です
よくスタート時に大きくホイルスピンさせている車を見かけますがあれは失敗です
滑るか滑らないか程度の滑りを持っているときが最大なのですから・・・
止まるときにも同じ事が言えますが加速と力の向きが逆になるだけです
フルロックでは滑り率100%ですからね
またこのタイヤの摩擦はぜんぶで100の仕事しかできません
ブレーキに60のしごとを与えているときには曲がることに使えるのは残りの40となるわけです
なので運転する際には常に摩擦の限界を頭に入れて走らなければ「速く」は
とても難しいことになるのです
ただこの摩擦は・・・・増やせます・・・そう!先ほど言った通り重さを与えて路面に押しつけてやればいいのです
コーナーの進入でブレーキを踏み前に荷重を移せば前タイヤに掛かる重さは増します
このときにブレーキを離しながらステアリングを入れていけばタイヤにかかっている荷重は増えているのでより強いコーナリングフォースが得られるんですね
まあ実際にやると難しいんですけど
「全体の動きを繋げるように」
を心がけると自然と出来たりしますよ
長くなりましたね
今日はこの辺で~~また明日ぁ~~
