碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
初段を目指して修行中。

更新停滞、一括更新、長文注意です。

「こころの碁」その①

2011-05-14 23:05:56 | 囲碁
 タイトル戦、イベント関連で書き留めておきたいことが溜まってしまったので、1週間以上前まで遡ってみます。


 5月8日、市ヶ谷の日本棋院で行われた東日本大震災復興支援囲碁チャリティー囲碁イベントにいってきました。

 「こころの碁」というスローガンがつけられていました。
 

 お客さんは大入りでしたね。
 私は開始ちょっと前に棋院につきましたが、既に2階の席は満席、開会式は後ろで立ち見をしました。

 開会式に続いて、女流対ベテランの3×3連碁公開対局。
 司会は大竹英雄理事長と小川誠子六段。
 解説陣は棋聖、本因坊含めた豪華なメンツで、理事長が実に自由に解説棋士を交代させていました。
 「次、こうちゃん行って。」(小林光一九段)「りん、代わって。」(河野臨九段)
 かなり雑な進行でしたが、あれだけの豪華棋士が理事長に振り回されているのがハラハラして面白かったですね。

 新入段の一力遼初段が大盤並べ係で出てきていました。
 一力初段は指導碁も担当したようです。

 連碁の方は意外な激しい碁になりました。
 激しすぎて100手未満で時間が切れ、打ち掛けとなりました。


 午後は指導碁がありました。

 私はタイトルクラス指導碁をお願いしていました。
 当日までタイトルクラスの定員が何名なのか、指導棋士が何名なのか知らなかったのですが、なんとタイトルクラスの棋士が九人、それぞれが2面打ちで打つとのこと。
 私は夫婦二人で片岡聡九段に打っていただくことになりました。

 前回チャリティー碁会での始めての指導碁では河野臨九段と9子で教えてもらい、「もっと置き石少なくていいですね」なんて言っていただいたので、今回は図々しくも7子で打っていただくことにしました。
 
 終局図
 
 【棋譜再生】

 図はO-1がありませんが、結果は白の18目勝ちとなりました。

 片岡九段の講評では、
  黒14は一路右のコスミが良かった、ケイマはツケコシからが難しい。
  黒22は冷静、24は白に迫って厳しかった。
  黒38はまあまあ、滑られるのと比べると大きな手。
  黒42から48は独創的、ただし48はボウシよりP-11のコスミが良かった。
  黒58は一回は逆をオサエるほうが良い。
  黒76まで、白は下辺を封鎖されて生きるのは辛い。
  黒78にツケからいったのは良い手。
  黒96は一路左にノビが良かった。ノビなら白99のワタリも防げた。
  最終的な敗着は112でN-3の断点を守らなかったこと。4子抜かれては中央に出来そうな黒地が無くなってしまった。

 と、じっくり時間をかけて細かく教えていただきました。
 置碁とは言え、上辺や右下など地に甘い手を打ちすぎだと反省があります。
 左辺に打ち込んだ白など、攻めたい石が上手く攻められず、守るところも守らず、反省は沢山あります。

 しかし、7子でお願いしてみてよかったと思いました。
 厳しい手合いの分、反省点が多く見つかったと思います。

 片岡聡九段はダンディーでとっても優しかったです。
 妻は9子で、もちろん序盤から教えてもらいながらの碁でしたが、やさしく最後まで打っていただきました。
 最後に色紙に揮毫をお願いすると、「お安い御用です。」と快諾していただき、3ショットまで撮らせていただきました。

 片岡聡九段、ありがとうございました。

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2 コメント

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待ってました (GO!)
2011-05-18 21:08:38
山下先生は指導碁がなくて残念でしたでしょうが
(私も歩様がなしなのは誤算でした…)
やさしい片岡先生に教えていただいて良かったですね。
週刊碁の「アマの碁いちばん」に載っちゃうかも?

タイトルクラスはホントに豪華で、
「私もタイトルクラスにすればよかったかな」
と思ったのは内緒の方向で(笑)。

ところでこの人は誰でしょう(笑)?

http://blog.goo.ne.jp/kkm3/e/facd0d43eb5e243e2714ce36de839640
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Unknown (さん)
2011-05-18 22:55:10
GO!さん、こんにちは。

タイトルクラスの指導碁室は豪華でした。
ギャラリーも入れないようになっており、対局に集中できました。

とはいえ、隣で打ってる謝依旻先生や高尾先生など他の先生が気になってチラチラみながら打っていました。

棋譜取りながら打ちも快諾していただき、記念が残せました。

生で見たサトル先生はすごく若くてびっくりでした。
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