くら~くで~るの日々

自称”自作PC狂”のおいらのブログ。
パーツレビュー、ゲームやソフトのレビューなどを書いていく予定。

最近はやりのNVMeを導入する際の注意点。

2016年01月11日 16時27分37秒 | 日記
昨年にデビューを果たしたNVMeプラットフォームのSSDたち。
今回はこいつらを生贄もといネタにしようかと思う。



・NVMeってなんぞ?
NVMeは「NVM Express(Non-Volatile Memory Express)」の略称でSCSIやSATAと同様にストレージ規格の一種である。
米Intel、韓国Samsung Electronics、米SanDisk、米Dell、米Seagate Technologyといったベンダーが参加する推進団体が策定した規格で、割とビックネームが名を連ねている。
仕様の細かい点は、書くのめんどいので、細かく書かれている記事をリンク張っておきます。
ソース元
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/15/042000033/042000001/



・仕様について
NVMeはSSD向け規格で、まず最大の特徴はPCI-Expressのバスを利用している点である。これにより従来のSATAよりも高速な通信が行えるように進化した。
ランダムアクセスなども従来のAHCIなどよりも速度が出る傾向であるが、詳しく書くとチンプンカンプンになる可能性があるので割愛する。



・導入するにあたって
まずデータドライブとして使うう場合は接続さえできればあとはドライバーをインストールすれば使用可能である。
ただしOSの起動ドライブとして使うう場合はかなり制約が付きまとう。

①マザーボードが対応してないと使えないw。
まずマザーボード側がNVMeプラットフォームに対応してないと使えない。
BIOS(UEFI)の更新で対応できる場合もあるので使用を確認する必要がある。
基本マザーボードのメーカーHPなどで詳細を確認できるので、わからない方はそちらをご確認いただきたい。
また対応条件にUEFIであることが含まれるため、旧来のBIOSを実装している環境だと使えない可能性がありうる(EFIの場合は見た目がBIOS調の物があるので判別しにくことも)。

②OSは対応してるか?
新しい規格なので当然ドライバーが必要になってくるのだが、NVMeがサポートされているのはWindows7からでWindows8.1以降だとOSのインストール時に組み込みが不要な場合もある。
起動ドライブとして使う場合は8.1以降の方がインストールが楽なので古い7を使う理由がない場合は、できるだけ新しいOSをお勧めしたい。
Windows7用のドライバーはあるがインストールがかなりめんどくさそうなので、面倒な作業が大好きな変態紳士の方々にはいいかもしれないが、基本お勧めしない。

③スマートの情報は基本読めないと思った方がいいかもしれない。
NVMeは新規格で、内部的な作りが大きく従来から変わったことで、スマートなどの情報が読み取りにくくなったようだ。
有名なCrystalDiskInfoなども対応が遅れている。現在対応に取り組んでいる最中で、やっとintel 750やサムスン950proに試験的に対応し始めた感じだ。
挙句の果てにはメーカー純正のツールでも読み込めないケースも多いようで、まだまだこの辺りは成熟が必要そうである。

④速度面は現状ずば抜けている。
NVMeは現状でPCI-Express Gen3 x4までのもが出ており、すでに読み込みが2000MB/s超えのものが多く出始めてきてる。
ランダムも従来のSSDに比べて大幅に性能が向上しているようである。

⑤冷却は地味に必要かもしれない。
NVMeは現状PCI-Expressのスロットに取り付けて使うもの(intel 750など)やM.2に差して使うもの(サムソン950Proなど)の2パターンが多いが、実は冷却は割とシビアだったりする。
代表例はintel750はスロットに刺すタイプでかつ、割と大きなヒートシンクを付けているが、実際に負荷をかけると、割とヒートシンクが熱くなることから、冷却は多少なりとも意識する必要性はあるようだ。
一方M.2も基板サイズが小さく放熱面積が小さいので、実はかなり熱くなったりするのだが、実際にサムスンのSM951を触ったことがあるのだが、ベンチマークやOSのインストール時に本体を触ったら暑くて2~3秒以上触っていられなかった。
推定温度は50度オーバーくらいかと思われる。
一昔前に誰からPCパーツは10度上がるとパーツ寿命が半分になると言っていたが、これを考えるとある程度冷却はしてあげた方がいいかもしれない。
なので各ICに小型のヒートシンクや放熱シートなどを付けると故障のリスクをある程度避けられるのではないだろうか?

⑥バスの帯域に注意が必要。
上でも書いているが通信バスにPCI-Expressを採用しているのだが、各CPUやマザーボードが持っているレーン数には制限があり、拡張カードやIO周りが充実しているマザーボードで使う場合は帯域不足に陥ってSSD本来の速度が出ないケースもあるようだ。
繋ぐ際はPCI-Expressのレーン数などに注意をする必要がありそうだ。

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