先日の事です。
外見はしっかりしてそうに見えるクライアントの女性が、
泣きそうな顔でこうおっしゃったのです。
「先生、
この夏から職場のトップの方のことが気になって気になって、
家に居ても頭に出てくるんです!」
「ご自分はその方をどのようにお考えですか?」
「ただ怖いのです。そばに来るとドキドキしてモノも言えなくなります。
いえ、その上司がそばにいるわけじゃないんですよ、ほとんど別の部署に居られるのですが、、、」
「それじゃ、仕事上のことで失敗したとか?」
「そんなこともありません。直接には、その方の管理を受けることもありませんし、、、」
「じゃあ、もう一度おうかがいしますが、
あなたはその方についてどのような印象をお持ちですか?
直接よく知らないのに、持ってしまっているイメージを尋ねています。」
「それは、同僚や直接の上司の方からたびたび聞かされているうらみ言です。
仕事の事については非常に厳しい人で、
みんなひどく叱責されたということです。」
「ふむ、それは人伝に過ぎないわけですが、
あなたには強く記憶されることだったわけですね。
もっと他に、彼との事で何かありませんでしたか?」
「最近のことですが、私用でわたしが習っているサークルの先生に頼まれて、
外国のお客さんを歓迎する場所をお借りできないかと
その上司にお願いすることになって、直接お話しする機会をもちました。
その折、上司はとても親切に対応してくださって、感謝したわけなんですが、、、」
「エッ、ということはあなたはその時に上司に好感を持ったわけですよね?
なのに、今でも彼の恐怖のイメージが浮かんでくるというのですか?」
「そうなんです!
だから困っているんですー!
何でまだその怖いイメージが出てくるのか、分からないのですが、、、」
「・・・うーっむ、」
とね。
訳が分かんない!とはこういうことですよねー。
でも、このクライアントは「好きだ!」ということよりも、
「怖い!」ということに過剰に反応して記憶するタイプの人だなあということはいえます。
そこで、職場での上司に対する正しい態度・姿勢・考え方を
社会性の観点から、また
伝聞よりも自分が得られた事実状況から正しく判断することを
まずレクチュアさせていただいて、
そのうえで、イメージ法を実施してみました。
怖いイメージを消すというよりも、
思い浮かべても、ドキドキもなんとも思わなくなることを目的にして行ないます。
1回目では「少しやわらいだ気がする」という程度に、
そして2回目で、
「先生!ありがとうございました。もう何ともなくなりましたあ-!」
というおはなしでした。
こちらもちょっとあっけに取られたのですが、
まあ、治ればよしとするべし!
まずは、よかったよかった!
ルンルンでお帰りでしたー!
ただし!
この方のこのような性格上の弱い面は
また形を変えてあらわれるとおもいます。
この性格的な弱点を改善しないとね。
「性格的な弱点」はその人の生育歴でのご両親との関係によって作られてます。
皆さん、「ごく普通の親ですが」とおっしゃるのですが、
その「普通」がどうもあやしいわけです。
それはだって、
今まであまり疑問も感じないできた「家族」なんですからね。
「普通ではない」ところに気がつかないまま
今日に到っているというだけのことでしょうから。
いっそ、つよいこだわりをお持ちの方がハッキリ分かりますねえ。
ひどい親だったていうことの方がね。
話が早いといえば、まったくそのとおりですね。
要するにまず、この、「親との離れ方」を
あらためて正しい方法でやり直せばオッケーだということなのです。
その後は、じっくりと
脳の言語能力=自己能力をどんどんアップしていくトレーニングを
継続していけば良いわけですね。
今日のところはこんなことで、みなさん失礼いたします。
外見はしっかりしてそうに見えるクライアントの女性が、
泣きそうな顔でこうおっしゃったのです。
「先生、
この夏から職場のトップの方のことが気になって気になって、
家に居ても頭に出てくるんです!」
「ご自分はその方をどのようにお考えですか?」
「ただ怖いのです。そばに来るとドキドキしてモノも言えなくなります。
いえ、その上司がそばにいるわけじゃないんですよ、ほとんど別の部署に居られるのですが、、、」
「それじゃ、仕事上のことで失敗したとか?」
「そんなこともありません。直接には、その方の管理を受けることもありませんし、、、」
「じゃあ、もう一度おうかがいしますが、
あなたはその方についてどのような印象をお持ちですか?
直接よく知らないのに、持ってしまっているイメージを尋ねています。」
「それは、同僚や直接の上司の方からたびたび聞かされているうらみ言です。
仕事の事については非常に厳しい人で、
みんなひどく叱責されたということです。」
「ふむ、それは人伝に過ぎないわけですが、
あなたには強く記憶されることだったわけですね。
もっと他に、彼との事で何かありませんでしたか?」
「最近のことですが、私用でわたしが習っているサークルの先生に頼まれて、
外国のお客さんを歓迎する場所をお借りできないかと
その上司にお願いすることになって、直接お話しする機会をもちました。
その折、上司はとても親切に対応してくださって、感謝したわけなんですが、、、」
「エッ、ということはあなたはその時に上司に好感を持ったわけですよね?
なのに、今でも彼の恐怖のイメージが浮かんでくるというのですか?」
「そうなんです!
だから困っているんですー!
何でまだその怖いイメージが出てくるのか、分からないのですが、、、」
「・・・うーっむ、」
とね。
訳が分かんない!とはこういうことですよねー。
でも、このクライアントは「好きだ!」ということよりも、
「怖い!」ということに過剰に反応して記憶するタイプの人だなあということはいえます。
そこで、職場での上司に対する正しい態度・姿勢・考え方を
社会性の観点から、また
伝聞よりも自分が得られた事実状況から正しく判断することを
まずレクチュアさせていただいて、
そのうえで、イメージ法を実施してみました。
怖いイメージを消すというよりも、
思い浮かべても、ドキドキもなんとも思わなくなることを目的にして行ないます。
1回目では「少しやわらいだ気がする」という程度に、
そして2回目で、
「先生!ありがとうございました。もう何ともなくなりましたあ-!」
というおはなしでした。
こちらもちょっとあっけに取られたのですが、
まあ、治ればよしとするべし!
まずは、よかったよかった!
ルンルンでお帰りでしたー!
ただし!
この方のこのような性格上の弱い面は
また形を変えてあらわれるとおもいます。
この性格的な弱点を改善しないとね。
「性格的な弱点」はその人の生育歴でのご両親との関係によって作られてます。
皆さん、「ごく普通の親ですが」とおっしゃるのですが、
その「普通」がどうもあやしいわけです。
それはだって、
今まであまり疑問も感じないできた「家族」なんですからね。
「普通ではない」ところに気がつかないまま
今日に到っているというだけのことでしょうから。
いっそ、つよいこだわりをお持ちの方がハッキリ分かりますねえ。
ひどい親だったていうことの方がね。
話が早いといえば、まったくそのとおりですね。
要するにまず、この、「親との離れ方」を
あらためて正しい方法でやり直せばオッケーだということなのです。
その後は、じっくりと
脳の言語能力=自己能力をどんどんアップしていくトレーニングを
継続していけば良いわけですね。
今日のところはこんなことで、みなさん失礼いたします。