「筑豊」を学ぼう!-2009年度5大学合同ゼミ(鹿児島大、九州大、熊本大、佐賀大、西南学院大)

2009年度の5大学合同ゼミの討議・連絡ためのブログです。

参考文献要約3(経済・商店街班)

2009年10月30日 22時36分28秒 | 経済グループ
『変わる商店街』(中沢孝夫著・岩波新書)の要約後半です。
少々長いですが、ご了承ください

【第5章 バーチャル商店と商店街】

インターネット導入による成功例:田中かばん店

・情報機器は道具である。
・個店において自分以外に原因があるとする姿勢は何も生み出さない。


【第6章 アメリカにおける大型店と商店街の攻防】

・「歴史や伝統と知恵・構想力」を結びつけてまちをなんとかしようという時代の到来
・個店は地域によって支えられていることはもっと強調されるべき。
・「安く」「便利に」ということは大切だが、同時に大切なのは「生活空間」


【第7章 地域とともに生きる商店街】

・地域における商売のネットワーク作りに成功している例:足立区の東和銀座商店街
・大型店が年中無休のため、個店がそれに対抗しようとするとライフスタイルを変えざるを得ない。
⇒「ゆとり」や「人間性」が奪われる。


【第8章 地域が賑わうということ】

・行政から始まったまちづくり例:三鷹市、富山市(SOHOの導入など)

・規制に関して、絶えず新しい業態を生み出すことにより規制を望む側の失敗に終わる。
 +消費者である市民も規制を望んでいない。
 ⇒規制は“二重に”無意味
・地域社会に対して責任をもたないという経営方法は問題が多い。
・楽しい、精神的に豊かな地位社会が育つことによって小売業(商店)もまた成り立つという考え方
・自主性の中には自らの負担(投資)が含まれる。
・数十年という長いスパンで地域社会を構想することは重要であり必要である。


以上長くなりましたが、要約です
大幅に割愛していますので、詳しく知りたい方は是非原本もお読みください
29日に田川、飯塚を訪問しましたので、その報告も後日させていただきます!

経済班の皆さん、掲載が遅くなって申し訳ありませんでした。

西南大 3年 朝日隆仁

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