パリつれづれなるまま に買い付け-1589／ancien porte-monnaie en métal

”ancien porte-monnaie en métal”
最近は、得意分野のヴィンテージフレンチワークウェア関連やランプ類という、いつもの路線から随分とかけ離れた小物や雑貨類の掲載が多くなっておりますが、今回もちょっと面白い吊り下げ式「金属製小銭入れ」をご紹介させて頂きます。おそらく、チェーンや紐を上部輪っか部分に通して首からぶら下げるか、衣類やカバンのどこかに繋いで携帯していたのではないかと思われます。上のツマミ部分を押すと蓋が開くシステムです。中には片側二種類の大きさの穴が開いており、サイズ違いのコインを数枚収納出来るようです。もう片側には紫色のベロア生地が張られており、中身を保護する役目を担っているようです。かなりの年月が過ぎ去っているようで、表面のメッキはほとんど剥がれ錆も浮き上がり、何とも言えない独特の表情を醸し出しております。おまけのように、古い通貨も入っておりましたが、ユーロに変わった現在では使えないと思います。現ユーロ50サンチーム以下の小銭入れとしては勿論のこと、アクセサリーとして大振りなペンダントトップとして使っても良さそうな、使い方アイディア次第のこんな逸品、古物好きの方や興味を持たれた方、身の回り品として揃えてみては如何がでしょうか。自分が、こういったちょっと変わったデザインモノに惹かれるというのは、元の職業の名残でしょうか。