外れ馬券は経費

先週、随分前から競馬ファンが注目していた裁判の判決が出た。

「外れ馬券:経費と認める初判断」


この件については、以前記事を書いたが、判決が出たので、少しだけまとめておく。



①「市販の競馬ソフトを独自に改良」

　以前も書いたが、一体何を使っていたのか？
　予想会社を立ち上げた方が、儲かるかもね。



②「大量の馬券を自動的に繰り返し購入」　→　雑所得
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外れ馬券は経費
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　娯楽ではなく、資産運用の一種

※ＪＲＡのコメント「こうした方法での購入は売り上げの６０％」→？？？


③上記以外の馬券購入　→　「払い戻しは偶発的、偶然に入り、継続性は認められない」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　一時所得
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（外れ馬券は経費とは認められない？）



我々、多くの競馬ファンは、外れ馬券は経費として認めてもらえないのだ。

何ーやそれ！

ＷＩＮ５で高額配当を受けた人！
気をつけなはれ！！（笑）


しかし、「大量の馬券を自動的に繰り返し購入」するのは、ギャンブルではないんですね。

裁判長！ギャンブル経験は有りますか？
こういう買い方をする人達は、競馬ファンではなく、（九分九厘間違いなく）ギャンブル依存症の可能性大ですよ。（苦笑）


しかし、ＪＲＡのコメントも信じ難い。
全てのレースを、大量買いする人が、６割もいるのかねぇ。
１日１レース、ワンコインの私のおマメぶりが、あらためてよくわかる。（泣）


なお、私がこの裁判で最も注目したのは、むしろこちらの方だった。

「（３年間で）約２８億７０００万円分で、計約３０億１０００万円の払戻金を得た。収支は計約１億４０００万円の黒字だった。」


１億以上も儲けてるのかぁ。凄い！　　とは思わない。

確かに１００万円で始めて、この金額は凄いかも知れない。
払い戻しのケタが違うので、凄く儲けているように聞こえるが、ただ回収率を計算すると、１０４.９％なのだ。
このブログでは、ずっと買い続けていると、回収率はよくて１１０％前後では、と何度か書いてきたが、この人もそうだった。


アベノミックス以前なら、資産運用として４％はよく頑張っていると言えるが。

そもそも、馬券購入が資産運用と言うのもねぇ。
控除率の壁、大数の法則、賭け続ければ続けるほど、回収率は悪くなる可能性大なのだが。

そう考えれば、馬券購入は、資産運用としては、ハイリスク、ローリターン、だと思うが。