Double rainbow

　渡米３週間目にして、さっそくの出張、東海岸へ約一週間の出張となる。こちらに来ると、上司の居ないFreedom。すべては自分で決めなければならない。日本にいると、良くはき違えがちだが、確かに米国には自由がある。それには落ちぶれて人生を台無しにする自由も含まれていて、そしてその責任は誰も負うことが出来ない。上司が居ないFreedomは、責任を押しつける都合のいい相手もいない。

といいつつも、予定の変更によりぽっかり空いた一日、コンサルタントとこっそりカジノなど行ってみた。カジノの入り口で見えたのがこれ。写真ではわかりにくいが、人生で何回目だろうというダブルレインボウ。美しい風景だった。

さて、これは幸運の女神が舞い降りたと思っていると、今日のブラックジャックは散々。コンサルタントとその奥さんともに１時間ほどで、数百ボックスのマイナスでダウン。私はがんばってやっとイーブン。

さて、カリフォルニアの職場にもどると、コンサルタントがすでに言いふらした後らしく、後輩にランチをおごらされる羽目に、、、
幸運はダブルレインボーで使い果たした様だった。

Mulligun

会社からテキサス大学に派遣されている元部下が「ゴルフバッグもって、やってきたらしいじゃないですか」とメールありすでに噂はテキサスまで流れた様子、ゴルフ好きと思われているが、野球に比べればそんなに好きでも美味くもないが、変な噂のせいか、６月の週末は全部ゴルフで埋まってしまった。

　さて今週は、SAN JUAN　OAKSに行ってきた。先週より広々としたゴルフコースで、前半は快調にスコアを出して50となかなかのペースだったのが、後半は１３番から１７番までの難コース。ここで叩いて、結局１０２と念願の百越えならず。ただし、一打目OBの時に打ち直しをするMulligunルールというのがあり、皆結構Mulligunといいながら勝手に打ち直す。今週からこのルールに便乗することにしてこの結果。Mulligunパーとかもあり、実際のスコアは116と自分の平均くらいだった。

最初に聞いたときに、Mulligunの意味が分からず、回りに聞いても良く分からない、調べてみるとカナダのMulligunさんというゴルフ好きのお医者さんが、いつも朝忙しく、ぎりぎりに来て練習するまもなく第一打を打つのでOBが多いらしく、朝一の第一打は打ち直しできるというMulligunルールができたらしい。もっとも朝一じゃなくてもどんどん使っているので、あんまり有効ではないかも。

Millionaire

　渡米一週間目、生活インフラも整いつつある。サンノゼ市に家を決め、免許証も届き、銀行のDebitカードを作成し、あとは車くらい。仕事の方もオリエンテーションを済ませ、従来の仕事らしい状態に近づいてきたと思ったら早速出張。やっと正常、と思って振り返るとまだ１０日程しか経ってない。これほどのスピードで立ち上がるのは早いと言われたが、何より元カリフォルニア在住。SSNと銀行口座はもともと持っており、免許証が更新ですんだのがなにより。
　オリエンテーションでは、人事部門の人から一通り、会社についての説明や、急ぐ書類を書き上げる。役所の書類がめんどくさいのは洋の東西を問わず、適当に書いて、人事のおばちゃんとBigSurは不倫の名所やら、だれだれがだれだれとなど与太話を聞きながら、書類を書いた。しばらくした後、収入の桁を間違い、書き込んでしまったらしく呼び出しを受けると、受付にいた人たちに、「よう、ミリオネア」
また、変なエピソードを作ってしまった。

Office

それなりの職位でアメリカに派遣されたせいか、自分専用の部屋をもらえることになった。そこそこ広い部屋で、自分専用の新品PC、携帯は残念ながら、新型ではないもののiphoneを支給される予定で、待遇はとてもいい。やっと、仕事の環境が整ってきた。それはいいのだが、部屋がなんだか寒い。大部屋はそうでもないので、温度の設定を上げても、なかなか冷房の温度が下がらない。そうこうしていると隣の部屋の日本人スタッフがやってきて、部屋の温度を下げてくれと。わけもわからず設定を下げる。
あいさつ回りで、二個隣のオフィスで、旧知のRayのところに行くと、面白い話があると。設計段階で、この部屋のエアコンのコントロールが、一つづつずれているらしくて、自分の部屋のコントロールは一つ右隣にあるとのこと。隣が暖房にしないでくれといってくるわけがやっとわかった。右隣は今週末まで出張とのこと、ひょっとして明日からしばらくは、この寒い日々が続くのか・・

WENTE GOLF CLUB

　カリフォルニアへ来て3日目、本日もカリフォルニアの典型的な朝は曇り昼から天気。今日は会社の方に誘われて、歓迎ゴルフへ出かける。到着当日にゴルフバックを手持ちで参上してから、会社の女性に日本から手持ちでゴルフバッグもってきたやつ。と噂され、あちこちにすでに噂が流れているよう。
　WENTE　GOLF CLUBという、ワイナリー併設のゴルフ場に参上。コースに行く前に先にレストランで食事を取り、ワインをたしなむが、このレストランが素晴らしくおいしかった。昼間から強い日差しの涼しい木陰でワインを飲み、おいしいご飯をたべ、ゴルフ。贅沢極まりないが、これが１００ドルそこらだから素晴らしい。
　コースはグレッグ・ノーマンが設計したという。まっすぐだが起伏が激しく、なかなかの難コース。９０で廻る同僚が１００ちょっとなので相当に難しそう。唯一初心者に近い僕だったが、ショットもパットも好調で、なんとか通常のスコアで廻る。池や林の変わりにワイン畑があり、打ち下ろしが多いが、攻略の仕方が楽しいコースであった。

Viva California

　日本最後の日は、別れの寂しさと、心地よいすっきりした気分との狭間にゆれて一日を過ごした。晴れやかな気分とは到底いえないが、何かが変わる予感があるのも事実。当たり前だが、日本という国と人を愛していることに改めて気づかされる。

気がつけば、SFOへ到着。天気は午前が曇り、午後は晴れという典型的なカリフォルニアの気候。早速運転免許を申請に行く。07年に免許を失効してからはや２年が経つが、果たして更新だけでなんとかなるのか不安な気持ちで、アメリカ生活の最初の難関ともいえるDMVへ。会社の人の勧めもあり、Los Gatosという小さな町のDMVへ向かう。機内で勉強してきただけあって、筆記試験は満点。心配していたよりもいとも簡単にカリフォルニア州免許を入手できた。そのままレンタカーを借りてホテルへチェックインして、今日はここまで。幸先のよいスタートが切れた。