「釣った魚に餌はやらない」散財日記

本、ゲーム、CD、DVD等の購入日記。雑食ですがBLと少女漫画が中心傾向。感想はネタバレまじりが多く、たまに長めです。

エメラルド夏の号購入その1( 「世界一初恋〜小野寺律の場合〜」no.19最初の方ネタばれあり)

2014年09月19日 08時04分18秒 | 雑誌
今月頭の届き物
CIEL10月号増刊 エメラルド 夏の号 2014 SUMMER



世界一初恋〜小野寺律の場合〜。 中村春菊。



『さて
     「イチャイチャ」
               とは』


「足りねぇ 全っ然足りねぇ」


と、律は高野から、担当作のネームにダメ出しをくらってた。
三年ぶりの再会、すれ違っての両想いなんだから、
バーンとイチャコラさせろよアホ、と、やり直しを命じられる。

不満げながらも引き下がる律だったが、

『──────で「イチャイチャ」って
 具体的に 何』

と、口に出せないままだった。

『…とはまさか聞けないし
 
 困ったな 自分が理解してない事
 先生に伝える訳にもいかない

 告白して抱きしめ合って キスして?
 それだけで充分だろ? 少女漫画なんだし…』

「イチャイチャラブラブしたい」


高野を思い出した律は、瞬時に真っ赤になる。

何だ!? 何でここでこないだの高野さん思い出すんだよ!
 バカか!! 消えろ 俺の記憶!!」

律が廊下で壁に、ガンガンと自分の頭をぶつけていると、
「おい」と通りかかった高野に声をかけられる。

「なっ!? 何なんですか!!」
     「何してんだよ キモいんだけど

高野が律の後ろを歩きながら、会話が続く。

「か 軽いストレッチですよ」
     「は? カベ壊れたら修繕自費だかんな」
「壊しませんよ!」

「あっそ で? 何悩んでんの」
「えっ!? べ 別に悩んでなんかいませんよ」

嫌そうな顔で、律が答える。

「ウソつけ」
「ついてません

 ただ イチャイチャって
 どういう風にすればいいのかって考えてただけです」

高野がズイと、律との距離を縮める。

「な 何ですか」
「それってネームの事? それともお前の事?」
「は!? って ちょっ高野さん!? 何… ちょ…っ」

言うが早いか、高野は律の腕を掴み、第7会議室へ入った。
律の背後の壁に拳を置き、高野は律から目をそらさずに言う。

「俺が教えてやるよ」
「あ゛?」

困惑&嫌そうな律を意に介さず、高野は律の手のひらに触れる。

「最初は可愛くお手々つなぐもよし」
「ちょ…っ」

高野が律の手を取り、唇を寄せる。

「その手にチューするもよし」 ちゅっ
「ちょ」

書類袋を持ったまま、高野が律を抱きしめる。

「ギューーって抱きしめて」 ぎゅう
「おい」

律の髪の一房を摘み、口づける。

「髪の毛にチューすんのもよくね?」 ちゅっ
「よくねぇ!!」

そして高野は指で律の顎を救い上げ、
キスする寸前まで顔をを寄せたが───。

「やめて下さい!!」

律は高野の胸を押し、キスを拒んだ。

「会社で何してんですか アンタは!!」
「セクハラ」
「分かっててやってますね!??」

律は高野に背を向けた。

「帰ります!!」
「小野寺」
「お疲れ様でした!!」

バタン!!と大きな音でドアを閉め、律が会議室を出て行く。

「────「イチャイチャ」なぁ… むずかしーな」

ひとり残された高野は、
壁に手をつき、ため息をついた。



大きな書店で、律は怒った顔でカゴへどんどん雑誌を放り込む。
どれも女性雑誌やデート特集などなど。

     『バカじゃないのか
      ネタにかこつけてセクハラしたいだけじゃないか
      自分で考える!!」

そこへ「あれー 小野寺君」と佐伯さんから声をかけられる。

「佐伯さん 久しぶり」
「今晩はー 仕事帰り?」
「うん」
「お疲れー 私も」

律が手にする雑誌等を見て、佐伯さんが声を上げる。

「え 何 小野寺君 そーゆー雑誌読むの?」
「えっ!?」

「え? 何? まさか編集のクセにリア充なの!!??」
「ち 違うって 漫画の資料
 恋愛部分のネーム修正入ったんだけど
 いまいちよく分かんなくて…」

「そっか!! ならよし!!」
「え? 何が??」

「時間あるならゴハン食べない?
 一応 私も少女漫画編集だし よかったら話聞くよ?」



------------------------------------------------------------



いちおう朝6時から書き始めたんですが、
なんだこの、途中とも言えないほどしか書けてないのは。
表紙込み58ページ中、まだ11ページまでしか進んでません(笑)

やっぱりあれですかね、
書きながら朝食&艦これを並行してたせいですかね…。(←オイ)
(でもおかげで、朝のうちに艦これデイリー潜水艦まで終わったよ!)

続き書けるのは、自宅に戻ってからになると思いますが、
今日が出張の移動日なので、正直起きてられる自信ないわ…。
そのうち書けたら更新します、だってすごい途中だし(笑)



CIEL増刊 「エメラルド 夏の号」
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店
コメント

BE-LOVE 2014年10/1号購入(「ちはやふる」ややネタばれあり)

2014年09月18日 07時58分34秒 | 雑誌
先週くらいのお買い物
・BE-LOVE '2014 19号



ちはやふる。



南雲会でのかるたの練習。

新は村尾さんと対戦している。
高松宮杯は村尾さんが勝ち、南雲会のダブルメガネ時代!?

今回は新の勝ちらしく、
村尾さんは新に、体力的にも隙がなくなってきたなあと言う。
「高松宮杯で おれが勝てたのは
 べつに 体力的に隙があったわけじゃないか」とも。

新は高松宮杯での太一との対戦を思い出す。

     『あのあと 切り替えられなかった 太一…』

新に追いつくにはどうしたら
勝つにはどうしたら

深く深く 潜ろうとしてきた


     『あのとき 結局「ちは」出なかったな
      出たら どうなってたかな

      太一はずっと一番の狙い札にしてた

      出てたら おれ 守れたかな
      太一が取って… 流れが変わったかな』

そして、思う。

     『戦いたいな また 何度でも』

そんな新に、舜が新のTシャツの背中に潜り込んで懐いてくる。
なんでも、舜と滉は藤岡東に合格し、春には新の後輩になるらしい。
そして、「一緒に 作ろっさ かるだ部」と誘われる───。


一方、その頃の太一。

太一の誕生日を祝うべく、千早が企画した“太一杯”が開催される。
参加資格は「太一の誕生日を祝う気のあるかるた選手(階級問わず)」
参加者は、なんだかんだで36名。

ルールは3人一組の源平戦。
目指すのはチームの勝利だけじゃなく、「自分が多く札を取ること」。
4試合通して一番多く札を取った個人が優勝とする。
チームが勝てば毎回5ポイント獲得するが、
チームメイトが弱すぎると勝利ポイントがもらえず、
チームメイトが強すぎると、個人ポイントが取れない。

そんな太一杯の優勝賞品は。

「いろいろ考えましたが
 予算がないのでー 賞品は太一のキスで♡」

ぶっと青ざめて噴き出す太一。
男性連中は意に介さなかったり、いらないだったりだが、
女性陣は俄然やる気が出ているっぽい(笑)

     『おれ 主役じゃねーーの!?
      なんで賞品出す側なの!?
      キスとか………』

千早が太一の傍まで近寄り、

「ご ごめんね 太一
 ほんとにお金余らなくて… でも

 みんな太一が好きで集まってくれて
 キスも嬉しいと思うよ!」

と、見当違いの励ましをするのでした…(笑)


チーム分けは、瑞沢かるた部は結構バラバラ。
太一のチームメイトは、原田先生とヒョロという、
どう考えてもチームメイトが一番厳しい面子だった…(笑)

ちなみに須藤も登場ですが、太一の誕生日祝う気がなく、
参加者・持田先生に頼まれて、読手としての参加。

     『なんでこんな おおごとに………』


試合が始まる。
100枚あるとあん肝きついし、手の届かない札もある。

いつもと全然違う。
味方が味方でもなんでもなく、ライバルで。

千早、新がそれぞれに、
小学生の頃、新と組んだ源平戦を思い出した。

そしてヒョロも「懐かしいな」と、
「源平戦なんて あのとき以来……
 おれは あのころより…… ………」と同じ思い出を蘇らせていた。


     『あのときと同じ部屋で
      かるたをやる人に囲まれて
      あのころより 強くなれたのかな

      今日 18になったんだ───』


4試合が終了し、最終合計1位は、
105点で同点1位は太一と千早の2人だった。

『そ それじゃ 優勝賞品は…』

ドキドキハラハラの太一をよそに、

「同点1位なんてないよ!
 太一 決定戦やるよ!」
と、キスのことなんて頭にないwww
しかし会場を借りたのは4時までで、時間切れ。

撤収がはじまる中。

「みなさん 今日は
 ありがとうございました」


太一が皆へ向かって、深く頭を下げた。

白波会の皆が口々に言う。

     「………」
「いっつも先生に目標を定めろ!とか
 テーマを持って!とか」
     「厳しく言われて かるたキツイって思ってたけど」

「今日はバカみたいに楽しかった おもしろかった
 かるたってひとつじゃないのね」

     「変なルールでまたやろうね!」

最後に、皆で並んで記念写真。
皆がお揃いのTシャツを着て、皆が笑ってる。(須藤、除く)

     『おれは 強くなれたのかな』


瑞沢高校の廊下に
【かるた部 新入部員歓迎】と貼られている。

太一が誰もいない部室へとやって来る。
そこへ「あれ? 太一」と千早もやって来た。

練習休みの日らしいが、太一はちょっと勉強しに。
千早はボロボロになってたカーテンを新調し、取り付けに。

しかし張り切って持参したカーテンなのに、丈が長い(笑)
「おまえ向いてないのに
 よくこういうの挑戦するよなー」、
そんなことを言いつつ、カーテンをつけていく太一。

「だって新学期始まるから
 新入部員来るから (たぶん)
 気持ちいい部室にしたかったから〜〜」

窓を開けると、部室に風が流れ、カーテンがたなびく。
舞い散る花びら、千早の髪も風が揺らす。

「あ あれやる!?
 太一杯決定戦」

やるき満々の千早に「バカ いーよ」と太一。

「なんでなんでなんで がんばったのにーー」
「でも あのルールで
 千早が強いと思わなかったな」

「だって気がついたんだよ
 あのルールだと 空札がないでしょ?」
 思い切りよく飛び出せて それが良かったと思うんだー

 太一は強いのわかってたよ
 100枚の暗記なんてふつうじゃ対応できないし

 すごかった」

小学生の頃の、あの時。

     『あの場所での 源平戦
      初めてのチーム』

うつむく太一は、小学生の頃の新を胸に蘇らせる。
あの時、自分は───。

太一は千早へ口を開いた。

「………… 小6のとき」
「え?」

「学校でかるた大会やったよな」
「あーやった! やったねえ 懐かしーーい」

「あのときさ
 新のメガネ なくなったじゃん」

「あー なくなったねえ
 やっぱりカラスだったと思うんだよねー
 新は廊下で拾ったって言ってたけど」

「あれ 取って隠したの おれなんだ」

太一の告白に、千早が目を見開き、動きを止める。

ハァ…!?
 え? ホントに?」
「うん」

「な… なんで??」
「新に負けたくなかったから」

多分、まっすぐな千早には理解できず、

「……………
 た… 太一… 太一だったの…
 ダメじゃん ズルいじゃん」


震えながらそう言った。
太一は「うん」と答えた。

太一は畳に寝転んだ。

「太一おめえ 卑怯なやつやのー」


あの時の自分は───。

「千早には言わないで 千早には きらわれたくない」


太一は両手で顔を覆う。
部室の中は風が立ちこめ、花びらがそこかしこを舞っている。

「……… うん…
 ずっと ずっと

 卑怯じゃない人間に
 なりたかったんだ

 好きなんだ 千早が」



つづく。



太一、告白。

最初、書店で立ち読みしてたのですが、
最終ページであまりのことに「買うしかない!」と購入。

うん、あの時は、私の髪の毛、
全部抜けるんじゃないかって思った…。
なんでそう思ったのかは、自分でもわからない…。

そして、このネタバレ込みで感想書きたかったのに、
コミックスの感想溜めてたので、
それ片付けてからになり、大変ここ数日もどかしかった(笑)
昨日は残業で、即寝落ちしてたしなー。

太一、言えたんだなーと思いました。
千早への想いもですが、メガネのことも。
これで太一、自分のこと前より好きになれるかな?

なんというか、10年後とかに、
「実はあの頃」とかにならなくて嬉しかった。
笑い話になってしまう前に太一が告白してくれてよかった。
(…つまり、太一フラれるってこと前提に思ってるのね、私…)



BE LOVE (ビーラブ) 2014年 10/1号 [雑誌]
クリエーター情報なし
講談社




私の予想では、この回か、
この次の回まで26巻に収録じゃないかと思ってます。
だって10/10に26巻↓発売だったら、

ちはやふる 26 (Be・Loveコミックス)
クリエーター情報なし
講談社


「この続きはBE-LOVEで読めます!」商法できそうだし(笑)
コメント

「ちはやふる」25巻購入(そろそろ26巻発売ですが、ネタばれあり)

2014年09月17日 07時01分46秒 | 漫画
先々月のお買い物
・「ちはやふる」25巻 末次由紀



25巻は24巻に引き続き、名人戦・クイーン戦の真っ最中!
また25巻は、冒頭から周防名人の生い立ちなどが語られます。

20年前、周防名人はろくでもない親元から本家へと連れて来られた。
主に面倒を見てくれたのは、
おそらくおばにあたるであろう、出戻りだという兼子ちゃん。

     『兼子ちゃんは目が悪かった
      じわじわ視野が狭くなり 見えなくなっていく病気』

大事な人ではある、でも他人事だった。

メンクイで惚れっぽい周防名人は、
かわいい女の子につられて、いろんな部活に手を出し、
どれも器用にこなしていたが、それだけだった。

でも勉強はできた。
東大に合格。

上京する周防名人へ、兼子ちゃんは泣きながら、
「ひっ… ひとかどの人間になんなさい……」と告げた。

東大で周防名人は、また女の子につられてかるた部へ。
器用だったから、ある程度は強くなった。

しかし、気づくと視野が狭くなっている。
周防名人も、兼子ちゃんと同じ病気を発症した。
視細胞が年齢よりも早く老化する病気。
ゆっくりゆっくり進行し、場合によっては失明する。

     『そうか じゃあどうしよう
      どうやって生きていこう』

「ひとかどの人間になりなさい」


     『そんなのに どうやったらなれるだろう
      いつか見えなくなる人間が』


かつて名人になる前、周防名人は、
山城専任読手の元へ「読みを録音させてほしい」と訪れたことがある。
その熱意のわりに情熱が見えず、かるたが好きという感じもしない。
山城専任読手は尋ねた。

「それで どうしてあるたを?」
「かるたでなら ひとかどの人間になれるんじゃないかと思って」


     『真っ暗闇の中で
      音が 光って感じられた
      ひとつひとつちがう光を 感じ取る
      それが何より大事な世界が競技かるただった

      ここだ この世界で一番になろう
      ひとかどの人間になろう』

だけどかるたが好きなわけじゃない。
強い、けど退屈だった。

退屈じゃなくなるよう、枚数をコントロールするようになった。
そしてかるたを続けるために、
かるたへ燃やす対戦相手の情熱を食べて、自分を埋めるしかなかった。


だが、名人戦の挑戦者・原田先生は、
速さが、"感じ"が全てだと思っている周防名人に引く気はなかった。

     『君に 引導を 渡すのは 私だ』


本気になった名人の驚異的な速さ。
厳しい局面でこそ、基本に忠実に札を追う原田先生。

紙一重で札を取り合ううちに、
名人はクイーン戦の残り枚数を気にしなくなった。

それに気づいているのは原田先生。
周防名人はミスを誘う動きより、取りを優先させるようになっていた。

圧倒的な勝率で、今まで周防名人は連戦することがなかった。
年齢がかなり上といえども、白波会のポイントの為に
大会で5試合でも6試合でも連戦してきた原田先生は、
自分も厳しくとも、負けるつもりはなかった。


そして、クイーン戦。

詩暢ちゃんがリードしての終盤だが、
猪熊八段も集中力を切らさず、最後まで予断を許さない。

しかし勝負は決する。

最後の取りは、猪熊八段がお手つき、詩暢ちゃんが抜いた。
左利きの詩暢ちゃんからいちばん遠い札だった。
いつか自宅で練習し、祖母が無造作に、
畳にマジックで線を描いた、あの時と同じ───。

クイーン戦は詩暢ちゃんの三連覇で幕を下ろした。


名人戦は、4試合目でまたしても運命戦となった。
あと1枚取れば3勝で勝ち、負けても5試合目がある。

原田先生は運命戦で読まれない札がわかるという。
読まれないと感じた札を周防名人に送っている。

だが手元に残した「なにし」は、
1試合目の運命戦でも取って勝った。

     『同じ流れが二度もあるか……?』

いろいろと考えてしまう。
だが全てを飲み込み、『楽しもうじゃないか 周防くん』と、
原田先生は周防名人を見据え、ニヤリと笑った。

札が読まれる。
空札、動きもしない周防名人。
だが、原田先生は自分に向かってくる"気"を感じていた。

次に読まれた札も、空札。
周防名人は動かない。

原田先生は思う。

     『私だろう』

「助けられたほうが強くなれるんだ」


     『私のほうだろう
      思いが強いのは 私のほう────…』

次に読まれた札。

「な に」

周防名人が原田先生の札へ手を伸ばす。
原田先生は札を抑えた。

「わ がた」

読まれたのは手元に残した「なにし」でも、
周防名人に送った「なにわえ」でもなかった。
原田先生のお手つきにより、4試合目は周防名人の勝利となる。

"ミスをさせるかるた"で、
周防名人は原田先生を誘い、ひっかけた───。


まっすぐな千早には、周防名人のかるたが我慢できなかった。

     『どうして どうして 私 男子じゃないんだろう
      私が 私がやっつけたい 倒したい
      あんな人が名人だなんて 許せない

      私が大好きなかるたの世界で
      一番強いのがあの人なんて』


その頃、千早に着付けてもらった襷を外し、
防衛を果たした詩暢ちゃんがテレビでインタビューに答えていた。

いつもの、心のこもらない感想になると思われていたが───。

<< おめでとうございます >>
<< ありがとうございます >>

<< 初の一敗を喫する場面もありましたが >>

<< そうですね
  猪熊遥さんの強さは
  戦えてよかったと思える強さでした

  1敗は苦しいものでしたが
  ………………

  ………………

  アナウンサーさん よく言うやないですか >>

<< え? >>
<< 「勝てたのは側にいる人のおかげです」とか>>

<< 若宮さんも毎年おっしゃってましたが >>
<< あれはテキトーでした >>
ええっ >>

<< 今年は すこし
  側にいる人のおかげで勝てました >>

詩暢ちゃんは思い出していた。

千早がくれた、ところどころ結び目のある、不格好な襷。
結び目をほどいていくと、襷の元の姿がわかった。
サイン入りのダディベアのハンカチを裂いて作られた襷だった───。

<< 来年のクイーン戦がすこし 楽しみです >>


詩暢ちゃんのインタビューで、千早は泣いていた。
そしてまた思い出す、あの約束。

「また一緒にかるたしようね」
「いつや?」
「クイーン戦で!」


     『私が戦うのは 私が大好きなかるたの世界で
      一番強い もう一人

      それだけだ
      それだけでいいんだ』


その時、風邪をおして、新が会場へと現れた。
いてもたってもいられず、
移動中は何度となく通信が途切れたのを乗り越えて!

千早、新、太一が顔を揃える。
かなちゃん、菫ちゃんは恋の修羅場発生かとときめくが。

「原田先生は?」
「控室で寝てる!」
「行く!?」

と、全く恋愛モードじゃなく、
足早に原田先生の元へ急ぐ3名だった。

しかし横たわり体を休める原田先生の枕元には、
寄り添い、付き添う奥様の姿があり、皆はそっとその場を離れる。


5試合目についての展望を、3名が話す。

「原田先生の体力と気力次第…」と新は言い、
「膝は……」と千早が案じる。
「名人が前半2試合みたいに手を抜いてくれば───…」と太一。

だが5試合目、試合場に姿を見せた周防名人は、
髪を結い、無精髭を剃り落としていた。
試合前、対戦相手である原田先生に礼をする───。

今までの周防名人とは違っていた。
失礼な態度を見せていた今までと違っていた。

敬意は畏れ。
対戦相手に敬意を払う周防名人は、もう原田先生に油断しない。

<< どうも原田は 名人を
  "名人"にしちまいましたね… >>

"名人"となった、周防名人相手でも原田先生は諦めない。
最後の最後まで、周防名人のかるたを、周防名人を見極めようとする。

その原田先生の姿に、千早は自然と涙を流していた。

「なれないよ」


周防名人に言われた一言。

     『周防さんに傷つけられた気になって
      目のこと 先生に告げ口みたいにして

      周防さんのことはずっと
      暗い気持ちとセットで』

そんな千早とは違い、原田先生は。

     『原田先生は 全部
      真正面から受け止めて戦ってるんだ』


原田先生は諦めなかった。
でも───。

     『私も…… 若かったらよかったな

      まあいい
      だれか若い者が
      今日のことを 役立ててくれるだろう』

5試合目、12枚差で周防名人の勝利。
3勝2敗で周防名人が防衛を果たし、5連覇となった。

5連覇したら引退すると、周防名人は公言していた。
「ホッとする」との声も上がる。

太一も思っていた。

     『ホッとする… 確かに
      原田先生の執念でさえ突き崩せなかった名人……
      早く 伝説になってくれたほうがいい』


激しい咳の為、浦安の間で観戦すると迷惑をかけると、
下の広間でTV観戦していた新が階段を上がると、
5連覇を果たした周防名人がインタビューを受けていた。

<< それでは名人にインタビューです
  5連覇おめでとうございます >>

ありがとうございます >>

<< 今回 連勝記録も止まり
  初の5試合目での決着となりましたが いかがですか? >>

疲れました >>

<< 原田さんとの対戦の感想は? >>

……………… 疲れました >>

<< あの 具体的には… >>

     名人の胸に去来したのは───。

     『楽しかった
      かるたが 楽しかった』

<< 名人は 「5連覇したら引退」と広言していましたが
  その気持ちは変わりませんか? >>

     『楽しかった』

     だが。

「ひとかどの人間になりなさい」


…ええ そうですね もう 引退───… >>

そう答えた周防名人へ、
「名人」と新が声を張り上げた。

マスクを取りながら、「名人」と声を上げる新は、
咳き込みながら話そうとしたが、周囲の人間に止められる。
インタビュー中、ましてや中継までされている。

     「なにやってんだ 綿谷くん こっち来い」
「待っ…」
     「インタビュー中なんだぞ 中継も…」
「でも 名人 名人」

新は腕を広史さんに腕を掴まれながらも、
必死に声をふりしぼり、張り上げた。

「周防さん
 やめないでくれ 周防さん

 やめないでくれ 名人でいてくれ

 
おれが倒しに ここに来るんだよっ」

周防名人はうすく微笑むと、呟いた。

じゃあ もう1年 おまけ >>

周防名人の続投宣言に、かるた協会幹部は青ざめ、
周囲の皆々は息を飲んでいる阿鼻叫喚。

あっけにとられてた原田先生は、
豪快に「はっはははっ!!」と大笑い。

誇らしげに頬を染める千早。
新、千早をすこし離れた場所から見て、
途方に暮れたような顔でうつむく太一───。


表彰式も終わり、桜沢先生へ、
「私の挑戦は これで終わりね」と涙ぐみ、微笑む猪熊八段。

そこへ山城専任読手が、3人目なの、おめでたいわね、
「じゃあまた産休で育休なの まあまあ」と尋ねる。
「も 戻ってこられるかは…」と言葉を濁す猪熊八段へ、
山城専任読手が優しく微笑み、告げた。

「…………
 2試合目 クイーンが負けた時も思ったけど

 私くらいの歳になると 若い人の立ち止まりは
 種を埋めているようなものだと思えるのよ

 私から見たら あなたも「若い人」よ
 戻ってくるのよ」

猪熊八段は、桜沢先生と抱き合って涙にむせんだ。


瑞沢高校かるた部の面々が、急いで新幹線に駆け込み乗車。
しかし、気づくと太一がいない。

「乗り遅れた!?」と思ったが、
かなちゃんが、太一から聞いていた。

「部長 明日の高松宮杯出るから残るって…」

誰にも言わず、一人で決めた太一。
千早は驚き、青ざめ、
今にも「なんで なんで太一なんいも言わないの」と言いそうだった。

しかし、実際の千早は、肩を落としながら呟いた。
「い…… 言えないのが 太一 なんだよね…」

そんな千早に、かなちゃんが言う

「そうです 言えないのが部長です

 でも そう思ってしまったら
 考えることも止まっちゃうから
 千早ちゃんは考え続けてあげてください」


太一は、宿泊先のホテルで、
テレビに映る名人戦・クイーン戦のニュースを見ながら思う。

『どう戦う?
 来年のことなんか考えられない』

「おれが倒しに ここに来るんだよっ」


『原田先生はおれの師匠なのに
 あれを言うのは おれでもよかったのに』

札を並べ、練習をする。

『新と当たって 気負わずにいる自信がねえ
 どう戦う? 新と   自分と』


翌日、東京では太一以外の瑞沢高校かるた部面々は、
それぞれ各級で新春かるた大会に出場する。

そして、高松宮杯。
高松宮杯では、昨日の中継で新が大注目され、
「もうどの大会でも勝たないわけにいかなくなったな」と、
吉岡先生から激励される。

真っ赤になる新へ、吉岡先生はさらに続けた。

「君が強いのも知ってるし
 まだまだ伸びるとも思ってる

 一戦一戦 勝ち切る強さを持てば
 届くよ がんばりなさい

 欲を言えば
 君にも 佐藤清彦九段のような人がいるといいな」

吉岡先生がその場を去り、新は人混みの中に太一の姿を見つける。
思わず辺りを見渡し、新は千早の姿を探す。
だが、太一が告げる。

「おれだけだよ 残ったの」

太一は新とすれ違いざま、
間近で「よろしく」と一言残し、その場を後にした。


高松宮杯で南雲会の多くが勝ち進み、4人もベスト8に残っていた。
勿論、新も勝ち進み、四回戦の相手は、太一だった───。



と、ここまでで25巻終了です。
高松宮杯での結果は、26巻になってから!

しかし、おかしいわ。

昨日、ネタバレ感想書き始めた時は、
簡単に書けば、きっとサクッと終わるわよねと思ったのに、
2時間かけて、やっと4試合目終了くらいまでだった…。
今朝、続き書いたら1時間ほど…全然サクッとじゃない…!

あー、でもようやく書いた。
出張先に毎回、「ちはやふる」コミックス持参してたのが、
やっと報われた感じです(笑)
自分が買いてなかっただけですが(笑)


クイーン戦も名人戦も、連覇となりましたが、
猪熊八段も原田先生も、まだまだ挑戦してほしいなー、と思います。
新が周防名人に宣戦布告してましたが、それでも私は原田先生推し。

ただ、宣戦布告した新と、
『早く伝説になってくれたほうがいい』の太一との差は、
いかんともしがたい。

ただ、なんていうんでしょう。
新は正しく、いうなれば正義なんでしょう。
でも、私にはそれは正論すぎて息苦しい。

勝つ気でいこうとしなかった太一は、
少年漫画の主人公じゃないのかもしれないが、私は好きだ。
太一の姿勢が正しいと思うわけではないけど、そう思う。

あと、印象に残ってるのは、詩暢ちゃんの襷。
あの千早が、ダディベアのサイン入りハンカチを裂いて作った重さは、
きっと詩暢ちゃんだからわかっただろうと思います。

そう、他の人にとっては、ただのハンカチだけど、
千早にとっては、一張羅だったんだよなあ…。



ちはやふる(25) (BE LOVE KC)
クリエーター情報なし
講談社
コメント

「ちはやふる」24巻購入(今更ですが、結構ネタばれあり)

2014年09月16日 23時48分50秒 | 漫画
今年のお買い物
・「ちはやふる」24巻 末次由紀



「ちはやふる」24巻は、ついに名人戦・クイーン戦がはじまる!

千早や太一は、もちろん近江神宮まで観戦に来たが、
新はあいにく京都のおじさん宅にいるが、熱が出て行けなかった。

今年から名人戦・クイーン戦のテレビ中継はなくなったが、
ニコニコ動画で中継が配信され、新はニコニコ動画で観戦。

ちなみに千早はダディベアのサイン入りハンカチ持参という、
千早曰く「一張羅」だが、多分理解してくれるのは、
クイーン戦にてスノー丸のガールフレンド・スノー姫の髪型してる、
現クイーン・詩暢ちゃんくらいかと思います…。


大振り袖の詩暢ちゃんは、
その袖の重さ・動かしづらさがあろうと動きは速く、正確。
そして挑戦者・猪熊八段も"感じ"の良さ・聞き分けの正確さで速い。
互いに自陣に強い守りがるたで、一歩も引かない。

一方、名人戦は、周防名人は相変わらず、
クイーン戦の枚数を気にかけ、コントロールしようとする。


1試合目、クイーン戦は運命戦。
公式戦では、詩暢ちゃんは初の運命戦となる。
しかし。

『この札(こ)たちが 私を選ばんはず ない』

詩暢ちゃんは自信を持って、自陣の札を押さえ手で取り、まず1勝。


そして、1試合目の名人戦も運命戦だった。
あくまでコントロールしていたのは周防名人。
だが、初戦の勝利は、運命戦では必ず自陣が出る原田先生の勝利。

だが、原田先生はわかっていた。

「…………どういうつもりだ」
「べつに これで最後かと思ったら 長く座っていたくなって」

かるた協会の多くの人々は、周防名人の冗談が裏目に出たと思い、
内心『ザマーみろ!』と思っていた。
しかし、太一や須藤、パソコンの画面越しの新は気づく。

周防名人は勝ち星までコントロールし、
5戦目まで行くつもりだと───。



かるた協会の皆に嫌われて余りある周防名人(笑)
私は原田先生を応援しますが、周防名人も嫌いになりきれない(笑)
千早はわりと結構キラキライ!状態のようですが。

ところで新はニコニコ生放送(?)で解説コメントしてたようですが、
「どうせならshitaコマンドで書いてほしいな」と思った自分が、
今更ですがニコ動にかなり染まってることを再確認しました…。



昼食後から2試合目までの間。
詩暢ちゃんは、猪熊八段との充実した試合内容に高揚していた。

だが、母の口から祖母から贈られ、現在着ている振り袖が、
政治家である祖母が票田である日高屋から購入し、
詩暢ちゃんはその日高屋の宣伝・看板であると知らされる。

その時、詩暢ちゃんの控え室に、千早がやって来る。
スノー丸どら焼きを差し入れに持ってきた千早に、
詩暢ちゃんは座布団を勧め、歓待する。

千早が原田先生の応援メインだったことに、
詩暢ちゃんは文句を口にしてる風だが、嬉しそうなのは見て取れた。

しかし、千早がクイーン戦に出たかったけど、
東日本予選が修学旅行とかぶっちゃってと口にした時、
詩暢ちゃんは固まり、スノー丸どら焼きを握りつぶした。
そして千早に言葉もかけず、また試合場へと出て行った───。


2試合目が始まる。

詩暢ちゃんは、祖母との会話を思い出す。
祖母の言葉にあったかさを感じたことなどない。

「あんたはきれいな看板や 強ぉないと困るんや」


『べつに 失望もない』

「修学旅行」


『ない なんもない』

詩暢ちゃんの動きは1試合目よりも重く、
次第に猪熊八段と枚数に差がつき始める。

猪熊八段は身重の身体ながらも、

『えらそうだけど 奇跡を起こしたいの
 一生かるたを好きでいる 女の人のために
 3人 子供がいても 女王になれるって』

と、「いま」に全力を出していた。


千早は思い出す。
詩暢ちゃんに告げた約束。

「また一緒にかるたしようね」
「いつや?」
「クイーン戦で!」


約束してたのに───。

「修学旅行?」


     『詩暢ちゃん
      私は 約束を破ったんだ』


傍から見ていても、詩暢ちゃんはいつもの調子ではない。
かつて、伊勢先生に言われたのは───。

「あの子は一人になるほど強くなる子や」


     『伊勢先生 うそつきやな』

2試合目、ついに猪熊八段が勝利を収める!

     『一人になるほど強いんやったら
      うちはいま 最強やないんか』

<< まさか クイーンまさかの 初の黒星ーー! >> 


そして、名人戦の2試合目も勝利が決する。

挑戦者、原田先生の勝利!
名人もクイーンも、あと一敗で陥落、王手をかけられる状況!

名人もクイーンも4枚差、周防名人は今回も枚数を合わせてきた。
負けである、クイーンの枚数に。



千早は、うかつだよ…!
自分から約束しといて、修学旅行って言うのは、
友達のいない詩暢ちゃんにキツイじゃないのよ、ちくしょー!

『うちはいま 最強やないんか』の、
あの絶望的な感じ、胸が痛くなりました…。
千早…もう少しでいいから、機微をよろしく…!



クイーン戦は1勝1敗になったので、名人戦3試合目の間はお休み。
2時間近く休むことが出来る。

身重の猪熊八段は体を休め、
詩暢ちゃんは振り袖を脱ぎ捨て、近江神宮へ参拝へ。
詩暢ちゃんが出て行くのを見た千早は、上着も着ずに後を追う。

お参りし、手を合わせた詩暢ちゃんは、
自分の両手に、いつか祖母からもらった干し柿の幻を見る。
涙ぐみながら思い知った。

     『うちは 思ったよりずっと
      好きなんや おばあちゃんが
      せやけど せやけど』

そして千早も柏手を打ち、お参りした。
その姿を見ても、詩暢ちゃんは何も言わなかったが、
寒さで顔が真っ赤になっている千早へ、
自分がしていたスノー丸マフラーを差し出した───。


その頃、名人戦3試合目は周防名人が圧倒的な強さを見せていた。
周防名人のペースの早さと、
原田先生が体力温存で3試合目を捨てていたこともあり、
大差で周防名人の勝利となる。


詩暢ちゃんは控室に戻り、また振り袖を身にまとう。
試合場へ現れた詩暢ちゃんに千早は駆け寄り、
手製の襷を詩暢ちゃんへ渡し、詩暢ちゃんへと着つけた。

「千早は なんてお参りしたんや 神宮で」
「「原田先生が全力出せますように」って」
「そっちの応援メインやないの!」

     『うちは うちはな
      「みんな 迎えにいくよ」って』

大事な札たちに、詩暢ちゃんはそう思っていた───。


名人戦・4試合目、クイーン戦・3試合目。

勝負をかける4試合目、原田先生の渾身の気合で、
日頃、白波会で教える通りの姿を見せる。

千早が原田先生に伝えた、周防名人の弱点であろう「目」。
おそらく、視界のはじが見えていないのでは───。
原田先生は『イヤなかるたを取ること 攻めること』を徹底する──。



24巻では名人戦・クイーン戦ともにまだ勝者は決まっていません。
25巻に持ち越しです。

私、ブログ書くの遅かったから手元に25巻あるけど、
24巻発売当時は先が気になって仕方なかったのを思い出します(笑)

「ちはやふる」は新刊買うと、
いつもすぐ次の巻読みたくて困ります(笑)

しかしこの24巻のネタばれ、
なんやかんやで2時間くらいかかりました。
おかしいなー、書いときたいとこだけ書いてるのにー。

ほんとうは勢いですぐに25巻も書きたかったけど、
さすがに今から2時間かかったらきついわ…! 無理!



ちはやふる(24) (BE LOVE KC)
クリエーター情報なし
講談社
コメント

「ちはやふる」23巻購入(今更ですが、結構ネタばれあり)

2014年09月15日 15時25分23秒 | 漫画
いつしか去年のお買い物
・「ちはやふる」23巻 末次由紀



原田先生vs新の名人挑戦者決勝戦。

息詰まるような試合を制したのは、ベテラン・原田先生だった。
表彰式を前にして、特定の札にこだわりすぎた自分を責める新。

「惜しかったね」と声をかけてきた千早に新は問う。

「千早なら ……どうした? 終盤───…」

「私は 攻めがるただから
 「ふ」も「ちは」も送ると思う

 特別だから

 手に入れたいものほど 手放すの
 かならず取ると勝負に出るの」

まっすぐ新を見つめ、千早は答える。
微笑む千早に、新は小学生の頃の千早を思い出す。

あの頃のまままっすぐで、
「新 ずっと一緒にかるたしよーね」と言ってくれた千早。

新は思わず笑みをこぼし、そして告げた。

「好きや 千早」

魂が抜けたような千早。
驚愕を隠せない、かなちゃんと菫ちゃん。

新は大学は東京に出てくるつもりなことを言い、
「もし 気が向いたら一緒にかるたしよっさ」と告げると、
今更ながらに真っ赤になって、足早に立ち去った───。


一方、その頃。
太一は、千早が借りたマフラーを周防名人に突き返しに行っていた。
「君は… あの娘の なに…」との周防名人に、
太一は「彼氏です ちょっかい出さないでください」と答え───。



と、23巻はかなり波乱の幕開けでした!

原田先生勝利で泣きそうになっていた私に、
新の告白と、太一の一方的な宣戦布告で涙もひっこんだ記憶がw

ただなー、新を好きな千早が告白されましたが、
千早は単細胞なので、クイーン戦で勝つまでは進展ないだろうな…。
というか、強欲さで全部掴もうとするかも!?か?(笑)

私は太一派ですが、きっと太一はダメだろうと思ってます…。
だって太一、きっとそういう星の下に生まれてる。(←オイ)



千早の携帯に知らない番号からの電話が入る。
電話してきたのは、元北央の須藤。

おびえる千早に、須藤は同じ大学のかるた部の人が
千早と連絡を取りたがってたらしいと話す。
そしてその先輩が須藤の携帯電話を奪い、話し出す。

須藤の先輩は周防名人で、先日千早が言っていた、
「今度 私と 試合してもらえませんか」を受けてのもの。

「ぼくと試合 どうですか」

「やり   ます」

答えたのは、千早の腕を掴んだ太一だった───。



なんということでしょう。
須藤はともかく、周防名人の大学は東京大学でした…。

東大で 4年留年 なぜなのか。(バカなのか利口なのかな心の一句)



周防名人は11月から2ヶ月しか練習しないらしい。
それ目当てに、K大の通称・小作も東大かるた部へ来ていた。

意外なことに、周防名人は意外と後輩思いで、
たまにかるた部に現れては、おやつを振舞っているらしい。
(かるたやれよ…)

わりと嫌われてないというか、けっこう好かれてるようではあるが、
周防名人と試合をしたがるのは、須藤か小作くらいとのこと。
A級の練習相手は足りてない。

「だから 呼ばれたんだろ
 ミンチにされにいってこいよ」

新が、原田先生が焦げるほど戦いたいと思った人。
なりきり、周防名人として練習してきた当の本人。
実際の周防名人は、耳がいい、それだけではなく。

対戦相手にお手つきを誘い、
対戦相手が誘われまいとすると身構えさせ、遅れさせる。
かるたの枚数を調整できる、かるたをコントロールする。

一途にかるたを取る千早には理解が出来ない。
大差がついてなお、千早はかるたを投げない。

最終的には0対14で負けたが、
最後までやる気を失わなかった千早に周防名人が言う。

「かわいくて 前向きでへこたれなくて
 友達も彼氏もいて クイーンにもなりたいの?

 なれないよ」 


呆然と、何も耳に入らなくなったかのような千早。
そこへ。

「次は おれと取ってください 名人」と、
太一が周防名人の腕を取り、言った。

「やだよ やる義理ない ていうか君は憎い」と断る周防名人に、
太一が取り出したのは老舗・とらやの詰め合わせ。

甘味に目がない周防名人に為す術はなく、
周囲の人間は、高2の太一の将来の出世を予感していた───(笑)

そして対局前、札に触りながら太一が問う。

「なんで千早にあんなこと言ったんですか?」
「まっすぐな子って 曲げたくなる」

「試合で曲がらなかったやつを
 言葉で曲げないでくれ」

太一も0対14で負けたが、お手つきは1度もしなかった。
太一は知らないが、いつ以来のことかわからない程珍しいらしい。

帰り道、忘れ物をしたと千早と別れ、
元の道を引き返した太一は、周防名人へ感想戦を求めた。

「やだよ やる義理ない そもそも君は憎い 彼女と帰れ」

再び断る名人へ、

「………………ほんとは彼女じゃないんです
 虚勢張りました すみません」

と、太一は頭を下げた。
名人は両手でガシっと太一の肩を掴み、その場にいた皆は、
『出世する……』と、太一の出世を強く確信した───。

そして千早は、自分が思い至った周防名人の"弱点"を、
その足で原田先生に伝えに行った───。



太一がwwwww
要領いいというか、たしかに出世しそうだ(笑)

そんな太一なので、かるたや相手をコントロールする、
周防名人のかるたが魅力的に思えるのはわかるかも。

そして23巻はかるた部のクリスマスを経て、
1月10日の近江神宮、名人戦・クイーン戦へ、で終了。

ブログ書くのが遅かったせいで、
今なら続けて24巻、25巻が読めるんでいいね!(←オイ)



ちはやふる(23) (BE LOVE KC)
クリエーター情報なし
講談社
コメント