Thinking of you

旅行記や映画の感想など日々の暮らしを徒然なるままに残しておきます

先週の映画

2006-02-12 01:27:03 | 映画
気づけば、一週間前に見た映画でした。
で、かなりネタバレしそうなので、これから見に行こうと思っている方は読まないほうがいいです

映画自体は、ハリウッド的超娯楽大作です。最近、ファンタジーやら歴史モノ(?)が幅を利かせているハリウッド界でありながらなので、それだけで賞賛されてもいいかも。(こう書いておきながら、最近はそれほどでもなくなってきたかな歴史モノ)
お話自体は、とても単純明快……かな?脚本的には、正直、突っ込みどころ満載なんですけど。古今東西の、よくある話。それが、場所がホテル並みの飛行機に代わっただけ
出だしは、けっこうヨーロッパ的で、期待以上なのかな?と思ったんですけどねぇ。
話は、ドイツで夫が自殺してその遺体を娘と共に故郷であるニューヨークへ運ぶために飛行機の乗り込んだ。が、気づけば娘が消えていて、必死になって母親役であるジョディ・フォスターが捜すというもの。飛行機の設計技師であった彼女は飛行機内のことも良く知っいるんだけど、娘など誰も見ていないと言い出す。極めつけは、ドイツの病院に問い合わせたところ夫と一緒に娘も死んだといわれる始末。
基本的に、客室乗務員が子供を覚えていないということ自体がおかしい。乗る前に必ずチャックされていると思うし、誰一人子供の姿をみていないというのも、無関心という理由にしても不自然だし、誰か一人見ていたらこの計画は意味がなくなってしまう、そんな偶然に掛けることじたい犯人側の意図が分からない。
結局、棺に爆弾を隠したいがために(棺のX線検査はしないとのこと。始めて知ったけど)夫は殺されたわけだけど、病院の慰安室係もグルだったら、殺すよりもアメリカ出身の遺体を捜した方が良くないかい?
まあ、そんなわけで、他にも色々と突っ込みどころがあったわけですが、一番の違和感は実はジョディ・フォスターだったりします。
一緒に行った友人は、ひたすら彼女の必死さが怖いと言っていましたが、いや本当に凄い。鬼気迫るものと言えば美談ですが、それだけで怪しいと思った人間を殴り倒すのかしら。まず、娘が居ないと分かったらパニックになって泣き喚くんじゃないかなぁ。
冷静ではないし、切羽詰っている状況も分かるけれどそれでも、機長を呼び出し指示を出すということが、まずできるかどうか……。
う~ん、アメリカ人と日本人の違いなのかしら。泣き喚いて取り乱したら、脚本の悪さも吹っ飛ぶのに。
ああ、でも一つだけ。彼女の娘を抱く腕が、ハリウッドの女優ではなく母親として自らの子供を抱き上げているんだろうなと想像できる、筋肉のついた腕だったところに共感しましたね。映画だけのその場しのぎに母親役だったら、絶対にあんなに筋肉つかないはずだもん。
最後に、余談ですがこの映画の一番の目標。機長役のショーン・ビーンはとてもかっこよかったです
が、余りにも普通の役すぎて犯人を捕まえるためにジョディに協力するとか、逆に犯人側でも良かったぐらい普通の役でした。
う~ん、この映画はジョディ・フォスターのための(ためだけの)映画でしたね。

今週のお花

2006-02-01 23:20:22 | 徒然なるままに
水仙を投げ入れ(剣山を使わずに活ける事)するのは珍しいと言われてしまったのですが、投げ入れですあんまり、何も考えていなかったんですけど。
活ける口が二つあるので、一つは茎が見えないぐらいに短く切りそろえた花部分の水仙。反対側には、水仙の葉を活けています。花と葉を話すと気づきますが、葉はかなり大量ですがめげずに全て活けることでボリューム感を出します。
本当はこれでOKだそうですが、花材に木瓜があったので、それも活けました。先生曰く、水仙だけだとモダンだけど木瓜を入れると普通ねぇ。
う~ん、その違いが分からない不肖な弟子なのでありました