増配を発表した日本SHLの16年9月決算です。 企業の人材採用を支援する事業を展開しています。 サービス形態としてプロダクト、コンサルティング及びトレーニングがあり、全て増収になっています。 売上高は1.4億円増加した一方で、売上原価は0.1億円減少、販管費は0.6億円増加しました。 その結果、売上総利益率は83.1→84.4%、営業利益率は40.6→42.1%に改善しました。 売上規模は小さいですが、これから就労人口が減少する中、一段と採用活動の重要性は増すものと考えられます。 資産は、現預金が25.8→31.0億円に増加しました。 一方で、無形固定資産を含めて目立った固定資産は計上されていないようです。 負債は、有利子負債が計上されていないようです。 豊富な現預金と合わせて、素人には鉄壁の財務基盤に見えます。 基本的には、大きな資金の動きはないようです。 あまり事業拡大には興味が無いようです。 配当性向は50%と積極的ですので、文句を言う筋合いは無いと思いますが、年商並みの現預金は何に使うのでしょう? 昨今はやりのROE向上策をとるでもなく、ある意味独自の道を歩む経営スタイルに見えます。 |
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