S&P格付けAAAを誇るMicrosoft(MSFT)の23年6月期決算です。
今年もAzureを抱えるIntelligent Cloudが牽引しましたが、伸び率は鈍化しています。
WindowsやSurfaceを扱うMore Personal Computingはマイナスに転じています。
上段:Sales、下段:Operating Income
事業 |
2022 |
2023 |
増減率 |
Productivity and Business Processes |
$63.4B $29.7B |
$69.3B $34.2B |
+9% +15% |
Intelligent Cloud |
$75.0B $33.2B |
$87.9B $37.9B |
+17% +14% |
More Personal Computing |
$59.9B $20.5B |
$54.7B $16.5B |
-9% -20% |
売上高は$198B→$212B、営業利益は$83B→$89Bと増収増益でした。
市場予想は上回ったものの、市場は売りで反応しています。
資産は、現預金が$14B→$35Bで急増しました。
その他に、Goodwillは$68Bでほぼ横ばいでした。
負債は、長期借入金が$47B→$42Bと減少しています。
一方で留保利益は、$84B→$119Bと大きく増やしています。
営業キャッシュフローマージンは、今年も40%台を維持しています。
ただし営業キャッシュフローの伸びがマイナスに転じたのは要注意です。
株価は再び高値を付けています。
ここで頭打ちとなってしまうのか、AAAの真価が問われます。
|
|