高配当銘柄であるエーアイティーの22年2月期決算です。
輸送手段を所有せず、通関、3PLなどのサービスを提供する国際貨物輸送事業を展開しています。
今期は、全セグメントで増収だったものの、経費増で中国が減益だったようです。
セグメント |
2021 |
2022 |
増減率 |
日本 売上高 利益 |
36,961 1,607 |
50,268 3,102 |
+36.0% +93.1% |
中国 売上高 利益 |
7,650 619 |
8,353 390 |
+9.2% -37.1% |
その他 売上高 利益 |
1,184 77 |
1,309 88 |
+10.5% +13.5% |
売上高は、141億円増加した一方で、売上原価は127億円増、販管費は2億円増でした。
その結果、売上高総利益率は17.9→16.1%と悪化、営業利益率は5.0→6.0%と改善しました。
好調な日本事業が収益を支えたようです。
資産は、現預金が107→127億円と増加しました。
その他に、固定資産が48→43億円に減少しています。
負債は、短期借入金が37→27億円と圧縮されています。
利益余剰金は、68→82億円と増加しています。
営業キャッシュフローマージンは一桁ながら、フリーキャッシュフローは40億円台に乗せました。
潤沢な株主還元が期待できそうです。
株価は2,000に迫りましたが、惜しくも届きませんでした。
それでも、かつての不動銘柄が少しは跳ねて評価されたようです。
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