主力銘柄であるProcter&Gamble(PG)の22年6月期決算です。
今期も全部門増収だったものの、原料高を吸収できず主力のFabric & Home Careなど減益だったようです。
事業 |
2021 |
2022 |
増減率 |
Beauty |
$14.4B $3.2B |
$14.7B $3.2B |
+2% -2% |
Grooming |
$6.4B $1.4B |
$6.6B $1.5B |
+2% +4% |
Health Care |
$10.0B $1.9B |
$10.8B $2.0B |
+9% +8% |
Fabric & Home Care |
$26.0B $4.6B |
$27.6B $4.4B |
+6% -5% |
Baby, Feminine & Family Care |
$18.9B $3.6B |
$19.7B $3.3B |
+5% -10% |
Upper: Sales, Lower: Earning
売上高は$76.1B→$80.2B、営業利益は$18.0→$17.8Bと増収減益でした。
インフレの中、原料高を価格に転嫁しきれなかったようです。
資産は、現預金が$10.3B→$7.2Bと減少しています。
Goodwillは$40.9B→$39.7Bと減少して、資産総額も$119.3B→$117.2Bと減少しています。
負債は、長期借入金が$23.1B→$22.8Bと減少しました。
短期借入金も$8.9B→$8.7Bと微減して、債務圧縮も進んでいます。
営業キャッシュフローマージンは24%→21%と減少して、営業キャッシュフローに対する配当の割合は45%→52%と悪化しました。
営業キャッシュフローも10%近く落ち込んでいます。
業績の悪化懸念で、ここ半年は株価は軟調です。
ディフェンシブ銘柄ですが、しばらくは厳しい時期が続きそうです。
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