2022/3/20 AbbVie（ABBV）

AT&Tに代わり主力に据えたAbbvieの21年12月期決算です。 主力のHumiraの国内拡販で増収基調は維持されました。 売り上げ2位のImbruvicaも頭打ちですが、SkyriziとRinvoqは順調に伸びています。 Humira 地域 2021 2020 増減 United States 17,330 16,112 +7.6% International 3,364 3,720 -9.6% Total 20,694 19,832 +4.3% Skyrizi 地域 2021 2020 増減 United States 2,486 1,385 +79.5% International 453 205 +121% Total 2,939 1,590 +84.8% Rinvoq 地域 2021 2020 増減 United States 1,271 653 +94.6% International 380 78 +387% Total 1,651 731 +126% 売上高は$45.8B→$56.2Bと23%増、営業利益は$11.4B→$17.9Bと58%増でした。 Allergan買収で加速した増収基調で、収益も大きく伸びています。 資産は、現預金が$8.4B→$9.7Bと増えました。 その他に、のれん代が$33.1B→$32.3Bに減少しました。 負債は、長期借入金等が$77.5B→$64.1Bと減少しました。 また留保利益は$1.0B→$3.1Bと急速に回復しました。 営業キャッシュフローマージンは、40%台を維持しています。 営業キャッシュフローに対する配当の比率も40%台で推移してます。 Allergan買収で痛んだBSも回復してきました。 増配を支える潤沢なCFもあって、AT&Tからの乗り換えは上手くいっているように見えます。