8月に再参戦した三洋貿易の18年9月期決算です。 化成品・自動車部品・機械機器関連を扱う貿易事業を展開しています。 今期は、自動車関連部品等を扱う機械資材と海外現地法人が業績を牽引しました。
売上高は107億円増加した一方で、売上原価は96億円増加、販管費は8億円増加しました。 その結果、売上総利益率は18.1→17.1%、営業利益率は7.3→6.7%に悪化しました。 利益率は今一つですが、売上高の成長は魅力的です。 資産は、現預金が26→25億円に減少しました。 一方、受取手形及び売掛金が159→171億円に増加、商品及び製品が105→116億円に増加しています。 負債は、短期借入金が16→18億円に増加しています。 支払手形及び買掛金も、82→84億円に増加しています。 利益余剰金は順調に積み上がって、素人目では気になる点はありません。 業績の割りにさえないキャッシュフローです。 営業キャッシュフローマージンは僅か2%で、貿易業故かも知れませんが数値的には悩みどころです。 株価は17年10月に\3,000に迫りましたが、直近は\2,000を割っています。 決算期待で買ってみたものの、米中貿易戦争の最中では長期保有は難しいところです。 |