無配当ですが成長期待銘柄であるモルフォの16年10月決算です。 カメラ組み込み用の画像処理技術を事業展開しています。 主力のカメラデバイス事業は減収増益、ネットワークサービス事業は増収増益でした。 売上高は1.1億円増加した一方で、売上原価は1.5億円減少、販管費は1.7億円増加しました。 その結果、売上総利益率は75.5→83.5%、営業利益率は36.4→38.5%に改善されました。 開発型事業でライセンス中心のため、高利益率を実現しています。 来期は、低価格帯のスマホ市場開拓やディープラーニング関連製品拡販などに取り組むようです。 資産は、現預金が20.4→30.0億円に増加しました。 一方で、IT系企業らしく固定資産は軽めです。 負債は、長期借入金が若干ありますが、着実に圧縮されています。 純資産の拡大と合わせ、非常に堅実なバランスシートに見えます。 無配なこともあり、着実に現金を積み上げています。 そろそろ次の一手に向けた投資が待たれます。 スマホ依存度の高い現状からの脱却が課題のようです。 東大発ベンチャー企業として果敢なチャレンジ精神に期待しています。 |