2013 ALL-STAR～東西ロスター決定～

本来ならばせめてリザーブくらいはある程度予想をしてから発表を待ちたかったものなのですが、いかんせん色々忙しかった為そうはできず、結局発表となってしまいました。
はい、2013年のオールスターメンバー全員が決定致しました。

【ウェスト】
～スタート～
PG　クリス・ポール
SG　コービー・ブライアント
SF　ケビン・デュラント
PF　ブレイク・グリフィン
C　ドワイト・ハワード

相変わらずデュラントがロサンゼルスメンバーの中にいるという構図になっていますが、昨シーズンと変わったのはバイナムがハワードになっただけ。
あくまでファンの為の祭典なので、人気投票で選ばれたメンバー文句はありません。
ただガード部門3位はジェレミー・リンでしたよ。

～リザーブ～
ラッセル・ウェストブルック
トニー・パーカー
ジェームズ・ハーデン
ザック・ランドルフ
デビッド・リー
ティム・ダンカン
ラマーカス・オルドリッジ

初選出となったのが開催地ヒューストン・ロケッツに所属するハーデン。
昨シーズンまではベンチスタートだったのですが、今シーズンはロケッツに移籍して大覚醒。
得点ランクではリーグ全体5位につける平均25.9を記録し、シーズン前にはお世辞にも良いとは言えないチームを現在プレーオフ圏内に導いています。
この選出に文句ある人はいないでしょう。
是非ともMVP獲得できるよう願っています。

そしてスパーズからは安定のパーカーとダンカンが選出。
ダンカンは13年連続選出(オールスターの無かった98-99シーズンを除く)が昨シーズンでストップしてしまいましたが、見事今シーズン返り咲きキャリア14度目の選出となりました。
パーカーは5度目。

グリズリーズからはザックが2度目の選出。
正直ゲイとどちらが選ばれてもおかしくない成績同士だったのですが、ウェストのガード層の厚さの前ではゲイが惜しくも落選という形になってしまいました。

そして、今シーズンウェストで5位と意外な好調をみせるウォリアーズからはリーが2度目の選出。
実はこれが結構な快挙で、リーの前にウォリアーズからオールスターに選出された選手は97年のスプリーウェルまで遡るのです。
思い返せばプレーオフで第1シードのマブスを破ったシーズンのバロン・デイビス、平均26得点近くあげていたモンタ・エリスも選出されていませんでした。
つまりリーは16年ぶりにウォリアーズからオールスターに選出された結構凄い選手だということだということを覚えておいて下さい。
残念ながらカリーは怪我多すぎたのと、やはりウェストのガード層の厚さに負けました。

ブレイザーズからは2年連続となるオルドリッジが選出。
正直僕はこの選出がやや疑問ですが、一応チームも勝率5割を記録していますし、消去法で選ばれた感じでしょうか。
要は何が言いたいのかというと、なぜサンダーのイバカが選ばれなかったのかということですね、はい。
これはさすがにファン視点でのものいいです。

最後はウェストブルック。
デュラントの相棒として、3年連続での選出。
まあチームもリーグ1位ですし、成績も立派、文句無しの選出だと思います。



【イースト】
～スタート～
PG　レジョン・ロンド
SG　ドウェイン・ウェイド
SF　レブロン・ジェームズ
PF　カーメロ・アンソニー
C　ケビン・ガーネット

昨シーズンと変わったのが怪我のローズに変わりロンドがスタートになった点＋ハワード移籍に伴い空いたCにガーネットが入ったことでしょう。
しかしながらこのガーネット選出は、投票フォーマッドがF2名とC1名からインサイド3名に変わった今シーズンの影響をもろに受けているような気がします。
以前の投票方法では恐らくF扱いなガーネットは選出されず、ノアやチャンドラー、下手したら今シーズン1度もプレーしていないバイナムの選出可能性まであったのです。
逆にガーネットとしてはこの恩恵を受け、キャリア15度目の選出となりました。

～リザーブ～
ジュルー・ホリデー
カイリー・アービング
ポール・ジョージ
ルオル・デン
クリス・ボッシュ
ジョアキム・ノア
タイソン・チャンドラー

アービングはここ10年ではレブロン、ウェイド、ロイ、グリフィン、ローズに続くキャリア2年目での選出。
20歳は今回の最年少。
チーム成績こそどん底状態ながら個人成績は得点ランクリーグ6位と素晴らしく、然るべき選出だと思います。

一方で疑問が残るのはホリデー。
確かに成績は平均19得点とバイナムのいない76ersを引っ張っていますが、それでもイースト9位といまいち感は否めず、だったらチーム成績が上で個人成績のあまり変わらないピアスやエリス、ジェニングスでも良かったのでは、とどうしても思ってしまいます。
ちなみにアービングとジョージと共に初の90年代生まれでの選出となっています。

ジョージは恐らくチームの核であるグレンジャーのいないペイサーズを現在イースト5位にまで導いている点が評価されたのでしょう。
昨シーズンのヒバートに変わってペイサーズからの選出です。
ちなみに2010年ドラフト組最初のオールスター選手ともなりました。

そしてブルズからは2年連続となるデンと初のノアが選出。
シーズンMVPまで獲得したローズのいないブルズを現在イースト3位の好成績に導いているのですから、2人くらい選出されても全く異論はありません。
ただ僕はノアではなくブーザーだと思っていましたけど。
ノアとガーネットは不仲説がありますが、大丈夫でしょうか？

イースト1位のヒートからはレブロン、ウェイドと共にボッシュも7年連続での選出。
正直ビッグ3では一番の格下ではありますが、それでも充分な成績を残し、もはやオールスター常連となっています。

そしてイースト2位のニックスからはチャンドラーが初選出。
サンダーやスパーズ、ヒート同様上位チームなので2人は選ばれて当然だと思っています。
ここ数年で世界選手権、オリンピック、最優秀守備選手賞、オールNBAチームと地味ながらスター街道っぽいところ走っているチャンドラーでしたが、今シーズンとうとうオールスターにまで上り詰めてしまいました。
平均得点こそ12と平凡ですが、リバウンドも2桁を記録し、そしてなんといってもFG68％という驚異のアリウープモンスターと化しニックスをカーメロと共に引っ張っています。
また、アマレがいないという点も評価されているのだと思います。



ということで以上さらっと感想を書いてみました。
個人的に惜しくも落選組には、イバカ(OKC)、カリー(GSW)、ジェニングス(MIL)、エリス(MIL)、ロペス(BRK)、ブーザー(CHI)が挙げられると思います。
またノビツキー(DAL)、ピアス(BOS)、ジョンソン(BRK)、デロン(BRK)といったオールスター常連だった選手がだんだんといなくなっていくのも寂しく感じる次第です。
しかしこれはこれでNBAの厳しさであり、同時に若い世代の成長も表しているわけで、ファンとしては毎年新鮮に楽しめるのですけどね。

ちなみに現在のままいくとウェストはデル・ネグロ(LAC)かポポビッチ(SAS)、イーストはスポエルストラ(MIA)かウッドソン(NYK)がHCを務めそう。
昨シーズンHCを務めたブルックス(OKC)とティボドー(CHI)には権利が無い為です。

では最後にオールスターMVPでも予想しましょうか。
ま、上述もしましたが、僕はハーデンと予想します、というか期待します。
やはり開催地のチームに所属していることもあり、遠慮せずどんどんプレーしてもらいたいもの。
逆にデュラントやコービー、ウェストブルックは自重しましょう。