NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

ラッセル・トリプルダブルック

2017年04月05日 | 2016-17 シーズン


シーズンも終盤戦に入り、プレーオフ争いが熾烈になっています。
オクラホマシティ・サンダーもデュラントが抜けた穴を見事にカバーしプレーオフ進出を確定させたのでした。
そんなサンダーを1人でここまで引っ張ってきたのが今回取り上げるラッセル・ウェストブルック(通称:ラス)です。
ラスは今季ここまでのスタッツで、得点・リバウンド・アシストで2桁を記録しており、「Mr.トリプルダブル」と呼ばれています。

実はこの記録ですが、、、、、、ラスがこのまま3つのスタッツが2桁を維持しシーズンを終えたとしましょう。
シーズン平均トリプルダブルとなります。
実はこの記録、68年に渡る長いNBAの歴史において1度しか達成されておりません。
それは今から半世紀以上も前にあたる55年前の1961-62シーズン。
当時のMr.トリプルダブルと呼ばれていたオスカー・ロバートソンが唯一平均30.8得点、12.5リバウンド、11.4アシストを記録し達成した偉業です。
同じくらいの年代にウィルト・チェンバレンが1試合100得点を記録しておりますが、バスケを経験したことのある方であれば1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
あまりにも現実離れしており、同時に年月も相当経過していることから事実なのかどうかすら疑われる程。
テレビゲームの中でしかできないなんて言われることもしばしば。
それくらいあり得ない記録なのです。

シーズン平均トリプルダブルも遜色ない記録”でした”。
そう、今季が始まる前までは。
ラスは今この偉業をほぼ達成しようとしているのです。
改めてその凄まじさが分かると思います。


4月4日、そんなラスが先んじてトリプルダブルに関する偉業を達成しました。
「1シーズンでのトリプルダブル達成数歴代1位」

4月4日最新のランキングをみて見ましょう。
1位タイ 41回
オスカー・ロバートソン(1961-62)
ラッセル・ウェストブルック(2016-17)

3位 31回
ウィルト・チェンバレン(1966-67)

4位タイ 26回
オスカー・ロバートソン(1960-61)
オスカー・ロバートソン(1963-64)

正確に言うと”1位タイ”ですが、顔ぶれを見るだけでその凄さを改めて体感します。
しかし、まだラスは5試合残していますので、寧ろ単独1位になる可能性が充分あります。
その他諸々トリプルダブルに関連する記録はこの5試合で更新・達成されるかもしれません。

ちなみにラスはこんなトリプルダブルに関する記録を持っています。
■史上初のFG100%でのトリプルダブル達成
■ラスがトリプルダブルを記録した試合の勝率100%(2015-16シーズン)
■史上最多得点でのトリプルダブル(57得点)
■トリプルダブル連続試合歴代2位(7回)
※1位9回
■史上初1シーズンでの連続試合トリプルダブル7回を2度記録
■史上初5試合連続での30得点越え5試合連続のトリプルダブル
■最短でのトリプルダブル歴代2位(17分35秒)
※1位17分
■キャリア通算トリプルダブル数歴代4位タイ(78回)

4月5日現在7回連続記録中なので、連続試合数や最多記録は更新可能です。
またあと1回記録するだけでキャリア通算の回数が単独4位になります。

余談ですが、今季は各賞が発表されるタイミングが変わりました。
今季の優勝チームが決まり、来期のドラフトを終えた6月26日に全て発表されるようです。
白熱する今期のMVP候補レースにラスは残っていますので、願わくば是非とも優勝した姿でMVPを受賞して欲しい限りです。


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