新型インフルエンザ対策

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マスクメーカーに聴く (モースガードマスク その2)

2009年08月05日 | マスクの選び方・マスクの効果
モースガードマスクについてのイタヴューです。前日の続きです。

Q10.中国で製造された製品について、日本人はその信頼性について、心配する人が多いようですが、その点については大丈夫ですか?
A10.日本製の機械が運ばれて始まった仕事です。
  不織布の製造機もその検査機も元々はアメリカやドイツ製です。現実的に日本で流通している
  マスクの80%は海外産でその殆どが中国産ですし、サーズを封じ込んだ実績もあります。
  また、アメリカFDAやヨーロッパ基準など日本企業のほとんどが有していない国際基準をクリアー
  しています。

Q11.中国で製造してから、消費者に渡るまで、どのようなルートを経由しますか?
そして日数はどれくらいかかるものでしょうか?
A11.中国で製造したものは船(有事の際は飛行機のチャーターもやります)で日本に運び、弊社の
倉庫に入れます。そこから全国の代理店へ発送し、最終ユーザーにわたっていくという流れです。
日数的には中国から日本までが、量にもよりますが、製造から
 入荷まで30日~60日程度は必要です。

Q12.今年5月(2009年5月)に神戸で新型インフルエンザの国内感染が見つかり、「マスクが無い、マスクが無い」と一時は大騒ぎになりました。製造企業の倉庫にも本当に在庫が無くなったのでしょうか? 
A12.はい、もちろんです。

Q13.話を元に帰します。貴社のモースガードマスクについてです。
どういう機能・特長がありますか?
A13.モースガードマスクには3つの特長があります。
 ①ほぼウィルスと同等の大きさの0.1ミクロンの微粒子を99%以上捕集する特殊フィルターを
2層目と3層目に2重で採用。
 ②2層目のフィルターに静電気帯電加工を施して集塵機能を高めています。
 ③3層目のフィルターに銀系抗菌剤(日本製)を加工しています。

Q14.それで新型インフルエンザ感染防止に十分な効果がありますか?
A14.はい。正しく装着して頂ければ感染防止に大きく効果があると信じています。

Q15. くしゃみなどの際に飛び散る飛沫の大きさはどれくらいですか?
A15. 飛沫は3ミクロン程度ですがモースガードで採用しているフィルターは
 0.1ミクロンの微粒子を99%以上を捕集する性能を持っていますので
 飛沫は100%捕集するといって過言ではありません。

Q16. マスクで捕集した飛沫が時間の経過とともに乾燥して飛沫核になって
マスクを通過してしまう心配はありませんか?
A16. 通常のマスクはそうなることが予測されます。しかし、モースガードは、前述したとおり0.1ミクロンの
微粒子を99%以上捕集のフィルターをダブルで使用しますので、飛沫核の状態になっても通過を許し
ません。

Q17.   マスクのフィルター機能を上げると、すなわち機密性を上げると、マスクをかけたとき
息苦しくなりませんか?
A17. フィルターのメッシュそのものは細かくなりますが通気性は悪くはなりません。
ただ、4層構造ですので通常の薄いマスクと比較したら当然ながら違いはあります。

Q18. モースガードマスクのフィルター機能はN95と同程度ですか? それ以上ですか?
A18. N95のフィルターの規格値は0.3ミクロンを95%以上という捕集率です。
従ってモースガードはN95以上の性能を持っているといえ、N95は元々アスベスト等の防塵対策のために
 作られたものです。従ってマスクがずれたり外れたりしないようにゴムで頭の後まで被るようになっています。
 その為、息苦しく相当な忍耐力がなければ長時間の使用は出来ません。本来、工事現場用であること
 から日常生活には馴染まないとして厚生労働省も一般には勧めていません。

このつづきは明日です。
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