お寺 日本の伝統

株式会社石の武蔵家のスタッフブログです。 日本に数多く存在するお寺や霊園について感じた事をまとめています。

鶴見川の水質改善

2013-02-09 17:20:53 | 日記

私が現在担当する横浜市青葉区の霊園「青葉の森」の傍らには鶴見川が流れています。
この鶴見川は多摩丘陵を源流とし、横浜市鶴見区の河口から東京湾に注いでいます。
かつてこの鶴見川は流域の急速な人口増加により、水質汚染が大きな問題になっていました。
しかし、平成22年に全国109の一級河川で行われた水質調査(BOD値による河川水質状況)では、
「2ヶ年平均BOD値の改善幅による過去10年間の水質改善状況」において、鶴見川は3位にランキングされ、大幅な水質改善となりました。

水質指標の一つであるBOD値は年々減少しているそうで、一時に比べるととてもきれいになったことを実感します。
周辺の下水化が進んだことが大きな理由でしょうが、地域の方々の環境保護意識の高まりもあるのではないでしょうか。
現在では、堤防の上から鶴見川の川面を覗き込むと、川底を泳ぐ魚の姿が確認できますし、水辺には水鳥の姿もよく見かけます。

私が子供時代によく遊びに行った多摩川も、かつては深刻な水質汚染で、
川底にはヘドロが溜り、川面には洗剤の泡が浮いているような酷い状況でした。
昨年、その多摩川まで釣りに出かけたのですが、地元で釣り歴60年という、大ベテランの釣り師と出会いました。
私が「多摩川も驚くほどきれになりましたね」と語りかけると、
ベテラン釣り師は笑みを浮かべながら、
「あんたくらいの歳だと本当にきれいな多摩川は知らないだろうなぁ。確かにきれいになったけど、まだまだだなぁ・・・」

自然環境を守る為には、事業所でも各家庭においても常にそれを意識していなければ、維持することさえ難しいのかもしれませんね。

写真 青葉区 夏の鶴見川


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