gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

【新・関西笑談】みんぱくのアンデス博士(5)国立民族学博物館教授 関雄二さん(産経新聞)

2010-03-19 12:59:22 | 日記
 ■テーマは現代にどう活用するか 現地に遺跡の素晴らしさを示したい。

 -- 何千年も前の遺跡を、現代の人々の生活のために「活用」する。これが、先生の大きな研究テーマの一つということですが

 関 はい。これは痛い失敗がきかっけになっています。

 --村長候補に推されるような先生でも失敗があるのですか

 関 ええ。昭和54年からワカロマという村で発掘をしたとき、発掘が終わった後の遺跡が公園になったために土地を追われた農民がいたんです。「あなたたちさえこなければ」と恨まれました。

 --辛い言葉ですね

 関 自分は地球の裏側から金をもらってきて、論文を書いて給料をもらって暮らせる。一方で地域住民は住む場所を失って苦しんでいる。これでよいのかと。それから遺跡の保存や活用を考えるようになりました。

 --現状はどうなのでしょう

 関 ペルーには犬も歩けば遺跡にあたるほどたくさんの遺跡がむき出しになっていますが、どんどん破壊されています。エルニーニョ現象による大雨など気候変動も一因ですが、貧しい農民たちが現金収入を得るために遺跡のレンガを焼き直して売ったり、盗掘したりしています。

 --盗掘はなかなかなくなりませんか

 関 盗掘品の売買ルートを調べる調査をしたこともあります。けっこう危険なので、タナカと偽名を使って。仲買人の家にいって何千ドル、何万ドルのものをふっかけられて面白かったのですが、いざ帰るときになって一緒にいた現地の運転手が「そろそろ行きましょうか関先生」って。机の下で思わず足けって心の中で「タナカだよタナカ」って(笑)。

 --無事でよかったです(笑)

 関 現金収入の問題だけはでなく、キリスト布教以前の古代遺跡を否定的にみる背景もあります。遺跡は、たたりがある怖いものだと思われているんですね。私が墓を掘っているのをみて「あの日本人死ぬよ」とかいう人もなかにはいるわけで。風邪でもひいて寝込もうものなら「ほれみろ」と。彼らにしてみれば、自分を病気にするような遺跡をなぜ守る必要があるか分からないんです。

 --いろいろな要因がからんでいるのですね

 関 こういったことを知らずに、法律だから大事にしろといってもだめ。そうではなくて、みんなで遺跡を守ればこんなメリットがあるということを示したいんです。

 --うまくいった例はありますか

 関 ワカロマの次に発掘したクントゥルワシという遺跡では、農民のNPOが管理する博物館ができました。交代でガイドや掃除をして、講演に呼ばれて発掘の様子や博物館の運営方法をスライドで説明したりする。これまで貧しくて軽蔑(けいべつ)されてきたのが、拍手をあびてお金までもらえる。こうなると遺跡の素晴らしさも理解するし、どんどん遺跡を守るようになります。

 --パコパンパ村はどうなるのでしょう

 関 彼らも博物館の設立に燃えています。今年は、クントゥルワシの人たちに講演に来てもらおうと思っています。僕は神殿が生きていた紀元前の時代、双方のリーダーは直接面識があったと確信しているんです。もう一度、交流があってもいいなあと。

 --楽しみですね

 関 博物館はお金も時間もかかるので大変なんですけどね。でもまあ、遺跡は1つ掘ると10年かかる。どのみち定年までつきあうことになるので、現地に還元できる方法をゆっくり考えます。墓が出た後、妻に「退職金がなくなりそう」って電話したんです。「それは困るわ」って。当然ですよね。=おわり(聞き手 杉村奈々子)

                  ◇

 次回はサントリーチーフブレンダーの輿水精一さんです。

政治主導法案、月内成立は困難=与党、子ども手当など最優先(時事通信)
子ども手当法案、衆院厚生労働委で可決(読売新聞)
<名古屋市議会>各派、議員年金制度の廃止決議へ(毎日新聞)
鳩邦、平沼氏と連携も 午後には与謝野氏と協議(産経新聞)
<岡田外相>沖縄密約報道の西山氏に「お気の毒だと思う」(毎日新聞)

自衛隊移転も検討=普天間、ホワイトビーチ沖案で-官房長官(時事通信)

2010-03-17 23:14:44 | 日記
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、平野博文官房長官が、米軍ホワイトビーチ(うるま市)がある勝連半島の沖合を埋め立てて代替施設を建設し、航空自衛隊那覇基地(那覇市)の自衛隊機能を併せて移転する案も選択肢の一つとする考えを、民主党沖縄県連側に伝えていたことが15日、分かった。
 平野長官は10日に同県連代表の喜納昌吉参院議員と首相官邸で会談した際、この案について、地元自治体や漁業協同組合が反対していないことを挙げて「持っていきやすい」と指摘。自衛隊移転に関しても「県民が喜ぶのではないか」と述べた上で、「一番いい」と語った。
 一方、下地島空港(宮古島市)への移設案については「米国が反対しているし、中国を刺激しては困る」と難色を示し、伊江島(伊江村)の米軍補助飛行場を活用する案とともに「無理だ」と断じたという。
 ホワイトビーチ沖案に関し、平野長官は15日午前の記者会見で、「過去にいろんなケースがあるという話題の中のひとこま。そういう案をやっているという話をしたわけではない」と説明した。政府はキャンプ・シュワブ陸上部(名護市など)への移設案を軸に検討している。 

【関連ニュース】
〔特集〕F35ライトニング戦闘機~次期主力戦闘機の有力候補~
政府の普天間対応批判=自民・谷垣氏
普天間、県内移設反対を決議=民主県連
普天間「5月決着」に悲観も=半ば本音の継続使用論
普天間移設「百点満点はない」=地元、米国とは水面下で調整

<ラン>大量廃棄に疑問…温度差利用し再び開花 山梨の業者(毎日新聞)
捜査1課長を更迭=「私的な不適切行為」-警視庁(時事通信)
対テロ戦“4正面作戦”と日本の役割(産経新聞)
なぜ突然…大阪城公園で地面陥没、2m大の穴(産経新聞)
<防犯ボランティア>団体数、参加者ともに過去最多 09年(毎日新聞)

「隠し撮り」アカデミー賞映画ベースに 「反イルカ漁」テレビ番組も決定?(J-CASTニュース)

2010-03-16 15:57:51 | 日記
 日本のイルカ漁を隠し撮りしたドキュメンタリー映画が第82回米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した。隠し撮りなどの手法が議論を呼んだ映画なだけに、古式捕鯨発祥の地で、映画の舞台となった和歌山県太地町(たいじちょう)が猛反発するのは当然としても、海外メディアは総じて、意外に冷静な反応だ。だが、中には「映画をベースにしたテレビ番組の放送が決まった」との報道もあり、今後「反イルカ漁派」が勢いづく可能性もある。

 受賞したのは、米映画「ザ・コーブ」(入り江、ルイ・シホヨス監督)。映画では、1960年代のテレビドラマ「わんぱくフリッパー」にイルカの調教師として出演し、後に環境保護活動家に転向した俳優のリック・オバリー氏が「案内役」として登場。

■現地米メディアの報道も冷淡なものが目立つ

 イルカが赤い血をあげる様子や、隠し撮りに対して地元住民が憤って「妨害」する様子などが収録されている。映画は2009年夏に米国などで上映され話題を呼んだほか、国内でも09年10月の「東京国際映画祭」でも上映された。

 今回の受賞をめぐっては、太地町の三軒一高町長が「映画は科学的根拠に基づかない虚偽の事項を事実であるかのように表現しており、遺憾に思う」とコメントしたほか、赤松広隆農相も、「誤解に基づく点が多く『日本人は野蛮だ』というメッセージになっている。残念だ」と映画を批判した。

ネット上でも反発は多い。例えばライブドアのポータルサイトが行っている「『反イルカ漁でアカデミー賞』納得できる?」というアンケートでは、実に88.9%が「納得できない」と回答している。 一方、現地米メディアの報道では、冷淡なものが目立つ。例えばウォール・ストリート・ジャーナル紙では、3月9日、

  「オスカーが『ザ・コーブ』日本公開への道を開いた」

と題して、太地町が国内配給元に抗議をしており、その結果、国内では太地町関係者に「ぼかし」を入れたり「おことわり」の字幕を入れるなどした上で公開されることになった経緯を紹介。日本国内の様子については

  「日本人は(ノミネートを)知らなかったので、日本では受賞は驚きをもって迎えられた」

などと簡単に論評した。

■動物関連の番組「アニマル・プラネット」で放映

 AP通信も3月8日、「イルカ漁の町は、オスカー受賞作を軽くあしらっている」題して、太地町発の記事を配信。

  「多くの太地町住民は、もはや外国からの(顔や名前を出しての)『オンレコ』の取材に応じることはない。ここ数年、一方的な見方で記事を書かれたり、文脈から外れた形で、残酷な写真が掲載されていると感じているからだ」

と、地域住民が海外メディアによる取材に辟易としている様子を率直に報じている。

 だが、「騒ぎがこのまま終息する」ということでもなさそうだ。この映画をベースにしたテレビ番組の放送が決まったというのだ。

 米ロサンゼルス・タイムズが同日、「特ダネ」(Exclusive)として報じたところによると、「ザ・コーブ」をベースにし、日本でのイルカの取引について取り上げたテレビシリーズ「イルカ戦士」(Dolphin Warriors、仮題)の放送が決まったのだという。制作は、前出のリック・オバリー氏の息子、リンカーン・オバリー氏が担当し、すでに2話分は完成しているという。動物関連の番組を放送するチャンネル「アニマル・プラネット」で放送され、同局の社長はLAタイムズに対して、「作品のメッセージは、局にとって最適」などと歓迎している。同局では、米国内向けに「ザ・コーブ」を10年夏に放送する予定で、「イルカ戦士」は秋にも放送の予定だという。


■関連記事
シー・シェパード乗船の日本人 「マリコ」名乗る通訳女性だった : 2010/03/08
「反イルカ漁でアカデミー賞」に反発 みの「牛食べるのどうなの?」 : 2010/03/09
イルカ漁の町で「水銀検査」 米「隠し撮り映画」がきっかけ? : 2009/10/19
機動戦士ガンダム、メガサイズプラモデルで登場! : 2010/03/05
<ビジネス敬語9>お客様からのクレーム電話に対する第一声は? : 2010/03/09

温暖化対策法、排出量取引と原発残し合意(産経新聞)
<福山哲郎参院議員>文芸春秋を提訴 記事で名誉棄損(毎日新聞)
地方議員年金「存続させたい」=原口総務相(時事通信)
<平野官房長官>内閣支持率続落を分析(毎日新聞)
二審も監査法人の責任認める=東北文化学園大の補助金事件-仙台高裁(時事通信)

日弁連会長に宇都宮氏、路線転換訴え主流派破る(読売新聞)

2010-03-11 20:19:28 | 日記
 日本弁護士連合会(日弁連)の次期会長選挙は10日、全会員による直接選挙になった1975年以降、初めてとなる再投票が行われ、東京弁護士会の宇都宮健児氏(63)が9720票(仮集計)を獲得し、8284票(同)を得た同会の山本剛嗣氏(66)を破って次期会長に内定した。

 投票率は63・19%だった。任期は4月1日から2年間。

 東京の三つの弁護士会や大阪弁護士会の主流派に推され、現執行部の司法改革路線の継承を掲げた山本氏に、多重債務者問題などに取り組み、知名度が高い宇都宮氏が挑んだ。宇都宮氏は現執行部の路線転換を訴えており、法曹人口の大幅増員を柱とする司法改革にも影響を与えるとみられる。

 会長選には最多得票を得るだけでなく、全52の弁護士会の3分の1超にあたる18会以上でトップの票を得ないと当選できないとの規定がある。2月5日の1回目の投票では、山本氏の総得票が宇都宮氏を上回ったが、弁護士会数で勝ったのは9会にとどまったため当選者は決まらなかった。

<脅迫文投げ込み>トイレなどに9回 容疑の大学院生逮捕(毎日新聞)
1人区勝利に自信=小沢民主幹事長(時事通信)
京都府医の森氏が総決起集会-日医会長選(医療介護CBニュース)
原告と4700万円で和解=03年の内視鏡手術事故-横浜市(時事通信)
操縦室デジカメ撮影 スカイマーク、立ち入り検査(産経新聞)

高杉晋作の遺品返せ…ひ孫らを記念館が提訴(読売新聞)

2010-03-10 09:43:37 | 日記
 幕末の志士、高杉晋作(1839~67年)ゆかりの品を展示する山口県下関市の東行記念館(休館中)を運営する宗教法人東行庵(松野實應代表役員)が9日、同県萩市と晋作のひ孫の男性(77)(東京都三鷹市)を相手取り、萩市が保管している遺品69点の返還などを求める訴訟を山口地裁下関支部に起こした。

 訴状などによると、東行庵は晋作の墓を管理し、産着や木刀、書簡などの遺品を記念館で保管。だが、高杉家側が2003年2月、「管理が不十分」として遺品の大半にあたる227点を引き揚げ、04年11月から晋作の生誕地・萩市の萩博物館で展示してきた。

 その後、施設改善などを条件に、高杉家が記念館での保管を了承。下関、萩両市と東行庵の合意で08年9月以降、萩博物館が69点、記念館が残り158点を管理していた。

 東行庵の代理人弁護士は9日記者会見し、「高杉家から記念館に寄贈されたことは、長年の周知の事実」と主張。08年の合意については「東行庵が萩市に貸し出しただけ」と強調した。

 一方、萩市の野村興児市長は「そもそも晋作の遺品は高杉家のもの。不当訴訟以外何ものでもない」とコメント。ひ孫の男性は「遺品の所有権は私にある。晋作には萩と下関での歴史があり、両市で大事に分け合ってほしい」と話している。

<日本兵情報>厚労相が全面公表へ 太平洋戦争戦死・不明者(毎日新聞)
【from Editor】スマートな資金集め(産経新聞)
外国人が住む町 歩み寄りなく遠い「共生」(産経新聞)
過大報酬、弁護士を懲戒処分=業務停止4カ月-愛知県弁護士会(時事通信)
予算案が衆院通過、年度内成立が確定(読売新聞)