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利下げは2年先~FRB

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-19/RWH25JDWLU6801

借り入れ依存の現実、デフォルト増も-利下げ2年先とパウエル氏

更新日時
  • 返済期限1年以内の借り入れは来年1月までに今の水準からほぼ倍増
  • コロナ禍での低利借入金も借り換え必要で債務の壁は一層大きくなる

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、利下げが2年ほど先になる可能性が高いと示唆したことで、借り入れに最も依存する米企業は先週、痛みを伴う現実を直視せざるを得なくなった。

  より高い借り入れコストがより長く続く状況に企業は今後耐える必要がある。細る資金供給への対応に企業が苦しむ中で、資金調達コストの上昇はデフォルト(債務不履行)のリスクを高める。

  モルガン・スタンレーの集計データによれば、返済期限が1年以内の企業の借り入れは来年1月までに現在の水準からほぼ倍増し、約2600億ドル(約36兆9000億円)に達する見通しだ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時の低利借入金が借り換えを必要とすることを考えれば、「債務の壁」はそこから一層大きくなる。

   レンタ4バンコのフアン・カルロス・ウレタ会長は「このような金融環境が米連邦準備制度が言うように長く続けば、企業セクターで多くの犠牲が予想される。このプロセスは始まったばかりだ」と指摘した。

High-Yield Debt Has Shortest Maturities on Record | Companies issuing junk bonds see maturity profiles drop
 
 

  不透明な景気見通しを背景に連邦準備制度が利上げから方向転換すると期待していた最高財務責任者(CFO)らにとって、そうした状況は痛手だ。少なくとも一部のジャンク級(投機的格付け)企業は、利回り低下を期待し、昨年と今年は起債を見合わせた。

  ブルームバーグの集計データによると、借り換えを行う企業の減少に伴い、ブルームバーグの指数を構成するジャンク債の平均残存期間はわずか5年強と過去最も短くなった。

  ドイツ銀行のアナリストらは、借り換えが必要な債務の増加がデフォルトリスクを高め、デフォルト率は来年10-12月(第4四半期)に米国の高利回り債が9%、レバレッジドローンが11%でピークに達すると見込む。

  モルガン・スタンレーのスリカンス・サンカラン氏らストラテジストは「『より高い水準でより長く』は、格付けが比較的低い借り手への圧力増大につながる。 2025年の満期の壁が視野に入る状況で、比較的小規模で格付けの低い企業にとって、そうした調整が破壊的に作用する恐れがある」と今週のリポートで分析した。

原題:Powell Wake-Up Call Means More Corporate Defaults: Credit Weekly(抜粋)

(デフォルト率の見通しなどを追加して更新します)
 
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ソフトバンクG孫社長が今年初登壇-株主総会で想定される10の質問

 

ソフトバンクグループは21日、株主総会を開催する。決算説明会など公の場への出席を控えていた孫正義社長にとって、ことし初めての登壇となる。

  株主総会は新型コロナ感染予防のため主にオンラインで実施してきたが、今回は4年ぶりに株主を都内のホールに集めて開催する。2期連続の赤字を計上した孫社長は、個人投資家からの質問に何を語るのだろう。

Masayoshi Son Virtual News Conference On SoftBank Group's Third Quarter Earnings
プレゼンテーションを行う孫正義社長
Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

  以下、株主が聞くであろう10の質問をまとめた。

  1.今期の業績見通し。ソフトバンクGの前期(2023年3月期)決算はビジョン・ファンド(SVF)事業で巨額損失を計上し2年連続の赤字となった。

ソフトバンクGの純損益 (10億円)

ー2023年3月期は9340億円の赤字にー


 

  2.アーム上場。傘下の英半導体設計会社アームの上場は何月か。取引所は米ナスダックか。時価総額の規模やソフトバンクGの調達予定額も気になるだろう。

Key Speakers At Taipei's Computex
ソフトバンクGの取締役に就任予定のアームのレネ・ハースCEO
Photographer: I-Hwa Cheng/Bloomberg

  3.自社株買い。ソフトバンクGの株価はこの2年で17%下落した。一方、日経平均株価は同期間15%上昇している。再び自社株買いを実施する考えはあるのか。

ソフトバンクグループの2年間の株価推移 | ー日経平均株価は16%上昇ー
 
 

  4.格下げ。米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは5月、同社の長期格付けを「BB+」から「BB」に引き下げた。「投機的」水準にあることで調達コストや社債への影響はないのか。

  5.経営陣の保有株減少。孫社長が所有する自社株は4億6016万株から4億2666万株に、後藤芳光最高財務責任者(CFO)は107万8600株から27万8600株に減っている。

SoftBank Group CEO Masayoshi Son Presents Second-quarter Earnings Figures
登壇する後藤CFO(正面右)
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  6.出資先企業の経営状態。ドル金利の上昇やシリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受け、ビジョン・ファンド(SVF)のポートフォリオ企業の将来性に疑問符がついている。出資先の経営が悪化すれば損失は拡大する。

A WeWork Location Ahead of Earnings Figures
ソフトバンクGの出資先のウィーワーク
Photographer: Sergio Flores/Bloomberg

  7.ガバナンス。孫社長が出資する2号ファンドなどにおける同氏の未決済残高や、上場株投資運用子会社のSBノーススターの損失補償額の合計は3月末時点で6938億円と、12月末の6714億円から増加した。

  8.「ChatGPT(チャットGPT)」。生成AI(人工知能)のビジネスチャンスに対する孫社長の見方。米オープンAIとの協業は。

OpenAI Chief Executive Officer Sam Altman in South Korea
オープンAIのサルトマンCEO
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  9.投資再開。ソフトバンクGはアリババ株を活用して5兆円超の現金を調達した。ビジョン・ファンド2号による投資再開のめど。

  10. 後継者問題。孫社長は今年66歳になる。佐護勝紀、マルセロ・クラウレ副社長ら幹部の流失が相次いだ。最近の決算説明会ではもっぱら後藤CFOが登壇している。

Key Speakers At Japan-Saudi Arabia Business Forum
ソフトバンクG副社長として登壇した佐護勝紀CSO
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

  ソフトバンクGの株主総会は東京国際フォーラムで午前10時から開催される。同社ウェブサイトでも同時中継される予定。

 
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