敗戦前後の4大地震: すべて “単なる偶然” か、“ステルス兵器” か?
2018年押し迫っての大晦日の朝刊に興味深い記事があった。
「戦時、隠された大地震の写真」 という見出しが一面にある。
該当のページはいわゆる 3面記事 である。
この朝日の新聞記事ではほとんど触れられていないが、この地震被害は当時4年連続、毎年日本の中部・中国地方を襲った “連続4大地震” の一端にすぎない。
わたしはこの “不審な連続4大地震” についてすでにいくつか記事を書いているが、今回あらためてこれについて整理してみようと思った。
太平洋戦争末期、アメリカに追い詰められて、負けが込んできた当時の日本に追い打ちをかけるように4年連続で大地震が襲っていた。
今日に至るまで、この敗戦間際の “4年連続大地震” は、 マイルドではあっても依然として “情報統制下” にあるかのようだ。
個々の地震としては、ウィキペディアにも出ているし、地震の歴史には記録が残されてはいる。しかし、上の年表のように一まとめにして見る視点が不思議と欠落しているようだ。日本列島の自然史の中のバラバラの事象として見ているだけで、つないで当時の戦争の推移の中に位置づけて見ようとしないのだ。
資料1
歴史的資料として、以下のような簡単に見過ごせないようなものも視野に入れる必要があるかもしれない。
典拠: 「宣伝謀略ビラで読む、日中・太平洋戦争」P187 一ノ瀬俊也著 柏書房株式会社 2008年
「“米国式地震”を注目せよ!」
(両面印刷のビラ)
逐文解説
1. 「一九二三年諸君の国に大損害を及ぼした彼の大地震を記憶しているか」
もちろん当時から20年か21年前に起きた関東大震災のことである。
2. 「米国はこれに千倍する損害を生ぜしめる地震をつくりうる」
関東大震災の千倍の破壊力・・・ 当時マンハッタン計画はすでに終盤に入っていた。
3. 「かくの如き地震は2トン半ないし4トンの包みにして持って来られる」
地震を誘発できるほどの莫大な威力のある爆弾ということになるだろう。ちなみに広島・長崎に投下した原爆の重量は4.5トン前後である。「持って来られる」 場所であるが、当時の米国は日本のアキレス腱とも言うべき南海トラフの存在を知り尽くしていた。
4. 「これらの包みはいずれも数年間をかけた苦心惨憺のたまものを2,3秒間内に破壊しうるのである」
破壊力についてはすでに実験済みであるかのようであるが、実際ネバダ州ですでに地下実験は行われていた。
5. 「米国式地震を注目して、この威力が放たれた際に大地の震動を感知せよ」
「米国式地震」ということは、ふつうに解釈すれば、アメリカが引き起こす “人工地震” ということにならないだろうか?
6. 「諸君の家屋は崩壊し、工場は消失し、諸君の家族は死滅するのである」
特に 「工場は消失し・・・」 を見過ごしてはならない。東南海地震では航空機の製造工場が集中していた中京工業地帯が壊滅し、中でも最大の犠牲者を出したのは中島飛行機半田製作所だった。
7. 「米国式地震を注目せよ - 諸君はそれが発生するときを知るであろう」
「米国式地震」 は単なる 「ことば」 だけのハッタリだったと、あなたは思うだろうか?
資料2
1940年代に米国中央情報局(CIA)の前身である戦略事務局OSS (Office of Strategic Services)によって起草された機密文書 「OSS日本本土に対する地震心理戦計画」 から一部を引用する。上の“米国式地震”予告ビラと照らし合わせてお読みいただきたい。
「日本国民の間に社会的なヒステリー状態とパニック状態をもたらすことにおいて、二つの顕著な要因が歴史的に大きな役割を演じてきた。それは火事と地震である。
・・・・・・ 火事という要因はわれわれの焼夷弾による広範囲の爆撃によって供給されつつある。さてここに、われわれが利用すべきもう一つの別の要因が残っている。それは地震という要因である。
・・・・・・ 地震学者達は 日本が 「地質学的な地雷」 であると明かしている。地質図と地震変動の記録は、日本直下の地中が不安定な状態 であることを証拠立てている。
・・・・・・ 科学者達はさらに、強化された爆発 によってこの地震の潜在エネルギーを誘発することが現実的に可能であることを明らかにしている。一流の大学や研究機関の物理学試験所で実施されたテストを通して、「通常の自然のトリガーの力」 と 「人間に引き起こせるトリガーの力」 との類似性が実証されている。
これらの科学者たちは、この地質学的地雷の上に置かれる、その内部を効果的に起爆すべき様々なサイズの爆薬の効力を示す一覧表を作成している。」
OSS日本本土に対する地震心理戦計画 1 解説
上に挙げた“米国式地震”の予告ビラ は、戦時下の日本国民に動揺を与える心理作戦のための “実体のないただの脅し” だったのか、それとも当時の米国の技術的能力も戦略的意図も前提とした “本当の予告” だったのか。
“ハッタリ” だけで何も起きなかったのか、それとも予告されたことが実際に起きたのか?もちろん、起きている。
“12月7日” “Dec.7” の深い意味
ごらんのように、“12月7日” はアメリカにとって 「リメンバーパールハーバー」 (真珠湾攻撃を受けた日)である。「アメリカが日本から “卑劣な騙し打ち” にあった日」 である。
ということは、1941年の真珠湾攻撃のちょうど3年後の同じ “12月7日” に日本の中部地方に起きた大災害は “神の報い”、“地震という鉄槌” であったというシナリオがここにはある。
実際、当時のアメリカの新聞がこの日に日本が大地震に見舞われたことを報じると、アメリカ中で歓喜の声が湧きおこった。
これを “天の配剤” とみるか、周到に演出された “人工地震” とみるか、それともまったくの “単なる偶然” とみるか?
かりにこれが “単なる偶然” だとした場合、よりによって敗色濃かった当時の日本に “4年続きの大地震” が襲ったことじたいも、“単なる偶然” だろうか?この “4年連続大地震” の前にも後にも、これだけの時間的、空間的に集中した地震はほとんど見られない。
しかも、B29による本土空襲に対して日本側で迎撃に必要な 戦闘機 を日夜製造していた 工場地帯が地震で壊滅 したというのも “単なる偶然” だろうか? 「神は常にアメリカに味方する」 と、あなたはアメリカ人のように本気で思うだろうか?
さらに、アメリカ軍が日本に投下したビラで 「米国は関東大震災に千倍する損害を生ぜしめる地震をつくりうる」 とか 「かくの如き地震は2トン半ないし4トンの包みにして持って来られる」 とか 「米国式地震を注目せよ」 などと “豪語” していた事は、すべてでっちあげで、実際に地震が起きたのは “単なる偶然” だとあなたは本気で言うだろうか?
さらに、ビラの1つには、「地震の次は何をお見舞いしましょうか」 と毛筆で書いてあったという有力な証言があるが、実際にこの地震のあとに、長崎と広島に原爆が投下されたのも “単なる偶然” だとあなたは主張するだろうか?
さらに、1940年代に米国中央情報局(CIA)の前身である戦略事務局OSS (Office of Strategic Services) によって機密文書 「OSS日本本土に対する地震心理戦計画」 が起草されていたことも “単なる偶然” に過ぎないであろうか?
さて、ここでふたたび4大連続地震の年表をご覧いただきたい。
最後の4回目の地震は敗戦の昭和20年9月から1年以上も経ってから起きていることに気がつかれたかもしれない。そしてこのことをもって、やっぱり4大連続地震は人工地震ではないと結論しようとするひとがいるかもしれない。もう戦争の決着がついているのにわざわざ余計に地震を起こす必要はない、と。 あなたもそう思う一人であろうか?たしかにそれがふつうの人間の発想ではあろう。
しかし、戦略家はその裏を掻くのだ。つまり、終戦とともに地震が止(や)んでしまったら、やはり人工地震だったのではという強い疑いが遅かれ早かれ起きてくることは避けられない。
だからこそ、人間や国家の都合で地震が起きているのではないように思わせるために、つまり、これらの “一見、意図的で、戦略的にみえる地震群” が、そうではなくて、やっぱり “単なる自然現象” にすぎないかのように印象づけるために、わざわざオマケとして、1つ余計に “無意味な地震” をつけ足した のである。カモフラージュのための余分の地震である。先回りして圧倒的多数の凡人の常識の裏を掻いているこの細工は戦略的には優れた 迷彩工作 である。
マンハッタン計画によって、アメリカは原爆を手に入れたが、その地下実験を通じて意外にも “地震兵器” として使えることにすぐに気づいたはずである。
人工地震はもちろん兵器である。地震兵器は “ステルス兵器” である。自然のせいにできて、相手国から決して報復攻撃を惹き起こすことがない、理想的な兵器である。こっそりと相手に狙いを付け、気づかれないまま大きなダメージを与えることができる “理想的な大量破壊兵器” なのである。
アメリカは終戦間際の1940年代に図らずもこの兵器を手に入れたのである。そして21世紀まで80年近く、ぬけぬけとほとんどバレずに使ってきているのだ。
では、なぜあの時、原爆を投下したのか?
当時のソ連という共産主義勢力に対する軍事的けん制のためにはどうしても戦略的に必要だったのである。どれだけの破壊力があるかを知らしめるためには、実際に人間に対して使って、その被害の大きさ、恐ろしさを示す必要があった。その対人使用のモルモットとして日本人を使うのが行き掛かり上、手っ取り早かったのだ。そして、投下後、沢山の医療班や調査団を送り込んで組織的かつ徹底したデータ収集を行なった。日本の破壊よりも、日本人を使った生のデータを集めることが目的だったのだ。
“衆人環視” の中で、一度人間相手に “試し切り” してから、“伝家の宝刀” として床の間に飾ったのである。これが “核兵器のオモテの使い方”、“名目的利用” である。
ウラの使い方、つまり、“実質的利用” が、 人工地震という “大量破壊ステルス兵器” である。
核兵器のこの実質的利用は文字通り “ステルス的” に使われてきているため、どこの国でも天災、自然災害として受け止められている。たとえ疑っても、客観的な証拠もなしにどこかの国を非難することはできないのだ。うっかりそんなことをすれば、逆に国際世論の非難を浴びて墓穴を掘ってしまうことになる。
アメリカの戦略と日本の戦略には100年以上の開きがあると言っていいだろう。
OSS日本本土に対する地震心理戦計画 2 本文全訳
OSS日本本土に対する地震心理戦計画 3 英語原文
プロジェクト・シール“津波爆弾” ニュージーランドの汚れた手
地震で生じる津波の伝わり方を決める物理の原理に「ホイヘンスの原理」というのがあります。一個の震源で発生した津波は円形に広がり、1列に並んだ複数の震源から同時発生した津波は平面的に伝わるというものです。何故これを紹介するのかというと、311津波はまさしく1列に並んだ複数の震源から生じた平面波だからです。(井口和基氏のブログで見ました。彼はあまり好きではないのですが、物理の実力は本物です。)この事実を知って以来、東北地震は人工地震の可能性が高いと疑っています。今までいくつかのサイトに投稿しましたが、陰謀論者、気違い扱いされ、最近は黙っていました。でも少しでも物理を齧った者なら「ホイヘンスの原理」は常識であり、人工地震を疑うはずです。最近浜田和幸氏の「人工地震など当たり前だ」とする記事を読み、やはり物理の専門家は疑っているんだとの認識を新たにしました。国民がこの事実を知ってどうすべき、というプランはありませんが、米国の恐ろしさを実感できる事例として有効だと考えます。
もちろんすべての大きな地震が地震兵器によるものとはかぎりません。そもそも人工地震は地下の地震のエネルギーのたまっているところに刺激を与えて地震を誘発するという原理です。つまり、地震エネルギーが蓄積してきていつかは地震として発生するものを、地震兵器の使用者はそれを時間的、空間的にピンポイントで絞り込んで発生させることができるのです。
3.11のときもそうでしたし、スマトラ沖地震、エクアドル地震、イラン地震などでもそうですが、こうした大地震の直後に真っ先に “救援” に駆け付けるのがアメリカです。すでに救援物資を準備しているのです。真っ先に現地入りして現地人に感謝されるので、誰も疑わないのです。自分で起した災害で被災者達に感謝される。これこそ究極の “マッチポンプ” です。
3回目は1ヶ月しか離れて無いから単に2回目の本震の後の余震だろうし、そう考えると別にこれらが特別なケースだとは思わない。
意図的に地震を発生させる技術を既に有している可能性は否定できないけど
記事本文中の 「中部地方」 を 「中部・中国地方」 と訂正致しました。ただ、それだけのことです。
「3回目は1ヶ月しか離れて無いから単に2回目の本震の後の余震だろうし」 とのことですが、それはそもそも1回目も2回目も天然自然の地震だったという前提で考えるから、「余震」 となるだけではないでしょうか?
そのナイーブな前提じたいを疑うに足る十分な証拠をこそこの記事は挙げているのです。そこを先入観なく吟味して頂きたいものです。
隣人に会った際にご挨拶はできていますか? そもそも外出はできていますか? もっと言えば働けなくとも心身健康でいらっしゃいますか?
健康じゃねーからこんなクソブログ書いてんだろ?
マイクロバイオーム革命(2) 書評 Plant Paradox 「食のパラドックス」
https://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/1753ea24d19d08731a17867d620817b9
その記事にはこう書いてあります。
「さらに、わたしはかなりの健康オタクで、内外の“食生活の提言書” の類いもいろいろ読んできて、納得のいくものは自分なりに実践してきている。おかげでか、現在これといった持病もなく、毎年の健康チェックでも問題点なし、体組成計の “からだ年齢”表示 では、実年齢より35歳若く、ジーンスのサイズは “28”(70cm) である。」
「健康じゃねーからこんなクソブログ書いてんだろ?」 とのことですが、
ザウルスの記事は心身ともに健康な人間の、“証拠” と “合理的説明” に基づいた健全な記事です。何の根拠もないアナスタシアさんの書き込みとはわけが違います。
「日本列島の自然史の中のバラバラの事象として見ているだけで、つないで当時の戦争の推移の中に位置づけて見ようとしないのだ。」
ザウルスは証拠を挙げて合理的に説明しています。
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この記事では、それが可能であること、そして、さまざまな状況証拠がそのシナリオを整合的に裏付けていることを示しています。
先入観を捨てて自分の頭で考えながらもう一度読み直してみて下さい。
タイトルと投稿者名を入れるのは投稿のマナーですよ。