ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問の後、中国人民解放軍は台湾をぐるりと囲む6つの区域で空前の規模の軍事演習を行いました。
秋の共産党大会後、習近平の中国は、台湾の併合に乗り出すと警戒されていますが、ワシントンのシンクタンクが、シミュレーションというよりも未来の可能性を予見する戦争ゲームを実施したのだそうです。 . . . 本文を読む
ペロシ米下院議長の台湾訪問ののち、中国人民解放軍は、対抗姿勢を示すため、8月4日正午から台湾を包囲する 6か所にミサイル攻撃を開始しました。
しかも、当初 4日間の予定を延長実施。
この中で、日本のEEZ内にミサイルを着弾させるという歴史的挑発も。
演習は、ペロシ訪台に対する中国の一種の報復が名目ですが、同時に事実上の台湾封鎖演習であり、用意されているシナリオの内のひとつの実演でもあったようですね。
元産経新聞の中国駐在記者で、中国への出入り禁止となった福島香織氏が今後の展望も含め解説いただいています。 . . . 本文を読む
今月 2~3日、ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾訪問を強行しました。
秋の党大会後と言われる、中国軍の台湾侵攻の可能性への抑止の行為とは、衆知のこと。
中国共産党にとって、台湾併合は、国共内戦の完遂の毛沢東以来の悲願。習近平は、レガシー造りになんとしても達成したいとは、諸兄がご承知のこと。
いわゆる「核心」のひとつ。激しく反抗してきて、台湾封鎖、侵攻の軍事演習を実施。
演習は当初、4日間の予定だったが、10日現在、未だ延長実施されています。
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プーチンのウクライナ侵攻は、一進一退。米国等の効果的な武器が前線に届き始め優勢だった東部のロシア軍への防衛や、南部への反攻が始まっているようですね。
日本には憲法上の制約があり、出来ている事は少ないのですが、今回の防衛白書に見られる姿勢は他人事の様と、潮匡人氏。
公海のオホーツク海で、日米の共同演習をして、露軍の東部の戦力を釘付けにすることを提唱しておられます。 . . . 本文を読む
苦戦が予測されていた参議院選を勝利した岸田政権の自民党。しかし、最新の世論調査では支持率が急落、発足以来最低の支持率となっています。
支持率低下の最大要因は、旧統一教会と、自民党議員との関係対応。
それと関係があるのかどうか、岸田首相は、当初、9月上旬を軸に検討されていた内閣改造と自民党役員人事が大幅に前倒し、8月10日にも実施する方向で動いています。
岸田氏の本当の狙いは、自民党内の二大派閥抗争での主導権逆転との声がきかれますが。。 . . . 本文を読む
安倍晋三氏は、日本の外交・安全保障政策にこの半世紀で最も野心的かつ大きな変化をもたらした人物だ。
首相在任中、日本の安全保障において、先手を打って行動する姿勢を「安倍ドクトリン」で明確に打ち出した。
だが、同氏の主要な目的の1つは達成されなかったと、安倍氏を追悼しておられるのは、マサチューセッツ工科大学国際研究センター所長のリチャード・J・サミュエルズ氏。 . . . 本文を読む
ペロシ米下院議長の訪台への抗議として行った、中国の台湾周辺へのミサイル発射。
4日に台湾周辺海域に発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。
台湾有事を想定した演習ですが、台湾有事は日本有事と言われていることを、実際に示したものと受け取れますね。
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林外相は日米経済政策協議委員会(経済版「2+2」)への参加を主目的に7月28日からワシントンを訪問。翌29日午後には、米国の大手民間研究機関「戦略国際問題研究所(CSIS)」で「歴史的な岐路でのわれわれの将来=法の支配に基づく自由で開かれた包括的な国際秩序」と題する演説を行ったのだそうです。
日米同盟の、対中抑止力を強化する新たな、「経済 2+2」発足の為の訪米。なのに、ベタな「対中忖度」演説。
日本で報じられている情報には接していませんでしたが、産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森氏が解説していただいています。 . . . 本文を読む
習近平のレガシー造りで、毛沢東の国共内戦以来の悲願の台湾併合。今秋の党大会以後の危機が警戒されているのは衆知のこと。
バイデン大統領と、習近平とが電話会談をしましたが、双方の主張は平行線。
そこで、コロナ禍の為延期されていた、ペロシ下院議長のアジア歴訪が実施されることとなり、台湾へも訪問するかが注目されていました。
勿論、自身の任期延長をかけた共産党大会を今秋に控える習近平にとっては、大きな牽制。あげて、脅しをかけましたが、逆に脅しに屈することは出来ないペロシ議長に強行させることとなったと、石平氏。
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プーチンのウクライナ侵攻で、世界が揺れていますが、習近平の台湾侵攻の危機も高まっていますね。
武力衝突回避には、米国のジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席は対面で会談する必要性が最も高いのですが、バイデン氏の大統領就任以降、一度も会っていない。
2両の列車が同じレールの上を疾走し、このままでは正面衝突するという時には、地政学の世界では、回避行動を取るかどうかは運転士にかかっている。
米国と中国のケースでは、それぞれが相手の列車運転の能力を疑っていると、英フィナンシャル・タイムズ紙の、Edward Luce 氏。
プーチン大統領のウクライナ侵攻が長期化する一方、今秋の中国の共産党大会終了以降の習近平による台湾侵攻が懸念されていますが、英フィナンシャル・タイムズ紙の、Edward Luce氏が解説していただいています。 . . . 本文を読む
沖縄県知事選が、25日告示、 9月11日投開票の日程で実施されます。
4年前の前回の知事選では、自称・オール沖縄勢が市町村選で連敗し、自民党・佐喜真氏が優勢な形勢でしたが、自称・オール沖縄勢が推す翁長氏が直前に急逝。弔い合戦の形となり、自称・オール沖縄勢の推す、玉城氏が当選。
今回はそうした神風はなく、自民は 1月の名護市長選と南城市長選、 2月の石垣市長選、 4月の沖縄市長選でいずれも勝利を収めてきています。
最大の争点である、世界一危険とされる普天間基地の、名護市辺野古のキャンプシュアブへの統廃合(基地がひとつ減る)で、地元の名護市長を、今回も自民党が勝利しているのは大きい。
ところが、さきの参議院選の選挙区選では、自民党は敗北。今回の知事選でも劣勢なのだそうです。
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