遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

普天間移設承認の是非 再び法廷闘争開始

2016-07-22 23:58:58 | 日本を護ろう
 普天間基地の辺野古への移設に伴うキャンプシュアブ沖の埋め立て工事が、前仲井真知事時代に承認されたことを、翁長知事が承認を取り消したことで、国と県とで裁判合戦となり、福岡高裁が和解案を提示し、双方がそれを受け入れました。
 和解案は端的に言えば、3つに上っていた訴訟を、当初の翁長知事が承認取り消しをし、国が不服として提訴した時点に話を戻して、県と国は協議しなさいと言うもので、話を元に戻して仕切り直しというものでした。
 3月4日に和解案が合意され、仕切り直しということで、3月17日に石井国交相が承認取り消しの撤回を求めた是正指示を出しました。その是正指示の適否について、翁長知事は、3月23日に、国の第三者機関「国地方係争処理委員会」へ審査申し出をしました。
 その審査結果について不服があれば、不服がある側が新たに提訴し、その裁判結果には双方が従うというものでした。
 
辺野古移設和解の舞台裏 早くも逃げ道造りの翁長 - 遊爺雑記帳

  ところが、「国地方係争処理委員会」が6月17日に終了したのですが、石井国土交通相の是正指示について、適正か否かの判断はせず、話し合いの継続を求めるものでした。話し合いで答えが出ないから訴訟になったのですから、無責任な委員会の結論と言えます。
 従って、石井国交相の是正指示は否定されておらず、存続したままとなっていました。それに対し、翁長知事側はなんのアクションも起こしていません。
 そのため、石井国交相の承認取り消しの撤回を求めた是正指示を守る様、和解合意の約束にのっとり提訴したのですね。
 

政府、早期移設へ司法決着 (7/22 産経)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、再び法廷闘争に入ることが確定した政府と沖縄県。政府は司法の場でお墨付きを得て、移設作業を加速させたい考え。一方、沖縄県の翁長雄志知事は敗訴が懸念される上、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設では支持母体の革新勢力との間に軋轢(あつれき)が生じており、苦境に陥りつつある

 
「和解条項に基づき淡々と行っていく」。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、政府が22日に再提訴に踏み切る理由
をこう説明した。国と沖縄県の和解条項には、「確定判決後は国と県双方が判決に従って誠実に対応することを確約する」との文言が盛り込まれており、司法の最終判断で決着させるのが近道だと判断したためだ。
 ただ、再提訴には国が辺野古移設を強行するイメージがつきまとうリスクもある。県との協議も並行して続け、
普天間飛行場の危険除去には、辺野古移設が唯一の解決策
であることも粘り強く訴えていく考えだ。

 一方、
翁長氏にとっては政府の再提訴がマイナス要因
となりそうだ。
 政府の起こす訴訟は、辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消し撤回を求めた
政府の是正指示に県が従わないのは違法かどうかを確認するもので、形式審理となれば早期結審で翁長氏の敗色が濃い
とされる。「最高裁に持ち込まれても年内に政府勝訴が確定するのでは」(政府関係者)との見方もある。
 翁長氏は21日の政府・沖縄県協議会後、記者団に再提訴について「(裁判所の)和解勧告の考え方にそぐわない」と不満を漏らした。ただ、
違法確認訴訟の判決には「従う」と明言しており、敗訴後に抵抗を続けることは許されない


 また、政府が22日に
北部訓練場でヘリパッドの移設作業を再開すれば、立ち位置にも悩まされることになる。移設により訓練場の過半が返還され、基地の大幅縮小につながるため、翁長氏は移設反対を明言していない。革新勢力や基地反対派は反対の立場を明確にするよう求めており、作業再開後の発言が注目される。

 あの手この手の引き伸ばし作戦で、キャンプシュアブへの基地統廃合の反対運動を続けることで知事の座を維持してきた翁長氏。そろそろ年貢の納め時が来そうですね。


 # 冒頭の画像は、「国地方係争処理委員会」に審査を申し出文書を発送し、記者会見する翁長知事




  ハンゲショウ


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