遊爺雑記帳

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名護市長選 どうなる「辺野古移設」 現職・渡具知氏と岸本市議の一騎打ち

2022-01-19 04:12:14 | 沖縄全般
 今年の沖縄は、選挙イヤー。先ず1月23日投開票の名護、南城の2市長選と、八重瀬町長選を皮切りに、夏の参院選、秋には天王山となる県知事選を迎え、計18市町村で首長選があるのだそうです。
 注目は、スタートの辺野古基地を抱える名護市長選。ジャーナリスト・歳川隆雄氏が解説しておられます。
 
【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】どうなる「辺野古移設」 現職・渡具知氏と岸本市議の一騎打ち 沖縄県名護市長選 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.1/18
 
 沖縄県名護市長選(1月16日告示、23日投開票)が実施される。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設計画が発表されて以来、7度目となる市長選だ。

 
自民、公明両党が推薦する現職の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏(60)と、立憲民主党と共産党、社民党、れいわ新選組推薦の岸本洋平市議(49)の一騎打ちである。

 朝日新聞は同10日から3日連続「復帰50年/名護市長選を前に」と銘打って大々的に報じた。
「2022年選挙イヤー」の起点として名護市長選をプレイアップしたのだ。

 
4年前の2月4日に実施された市長選で、渡具知氏は自民、公明両党と日本維新の会の推薦を受けて、14年選挙で移設反対派の「オール沖縄」が支援・当選した稲嶺進氏を3458票の差で破った

 同年1月初頭、筆者は家族と正月休暇で沖縄を訪れたが、国頭郡の美ら海水族館から那覇市への帰途、無人の名護市役所玄関前に立ち、暫し来る市長選に想いを馳せたことを覚えている。

 名護市の人口は6万1693人。大東・大中・大西など名護地区2、宮里・為又の名護地区1、旧村の屋部、久志など屋部地区の3地区の人口は4万797人で全体の66%を占める。

 
自民党が昨年12月18~19日に実施した情勢調査によると、渡具知氏支持45・8%、岸本氏支持46・4%で拮抗(きっこう)している。渡具知市長は市議5期。岸本氏は4期目の市議で辺野古移設反対だが、2期8年市長を務めた父・建男氏は在任中の1999年12月末に条件付きで辺野古移設容認を表明した。
 では、
19年参院選と21年衆院選で、各党の名護市における獲得票数はどのぐらいだったのか


 まず、
19年参院選は、自民、公明両党で9383票の43・77%に対し、旧立民、社民、共産党など野党計7987票で37・26%である。次の21年衆院選は、自公で1万3139票の48・24%に対し、新立民など野党計1万211票の37・49%だ。国政選挙では与野党が熾烈な票争いを続けてきたのだ。

 ここで
注目すべきは、渡具知市長の辺野古移設への立ち位置である。なぜならば、「市議時代は容認する立場だったが、選挙中だけでなくこの4年間、賛否を語らず『沈黙』を通し」(朝日記事)ているからだ。

 昨年11月27日に沖縄入りした自民党の茂木敏充幹事長は名護市の再開発予定地を視察し、渡具知市長から説明を受けた。

 茂木氏は5日の年頭会見で市長選の重要さに言及したことからも、辺野古移設について何らかの言質を得ているはずだ。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

 名護市の市長選は、宜野湾市の普天間飛行場を、名護市辺野古のキャンプシュアブに統廃合することとなり、この間の市長選は今回が 7度目なのだそうです。
 世界一危険な普天間飛行場の移転・撤去が望まれていることは、衆目の一致するところ。移転先を県艦内なのか、県外なのか、国外にするのかで長年議論がなされ 、辺野古の米軍基地・キャンプシュアブに統廃合することで、仲井眞氏時代には、埋め立て工事が始まりました。
 しかし、選挙戦で翁長知事に代わると、仲井眞氏時代の承認取り消しが裁判沙汰となり、以後、県と国とで裁判提訴合戦が続いていることは、諸兄がご承知の通りです。

 その裁判闘争では、地元の民意が重要ですが、地元の範囲は日本人なのか、沖縄県民なのか、統廃合先の名護市なのか、本当に基地のあり受け入れ先となる辺野古の方々なのか?

 その辺野古がある、名護市長選は、民意を顕す市長を選ぶ重要な選挙。また、沖縄の選挙イヤーの先陣をきる、注目の選挙として注目されるのですね。
 キャンプシュアブへの統廃合反対派の時もあれば、日本や沖縄の安全保障を考え、容認派の知事さんの時もあり、政府からは少なくない支援金が支出されていますね。
 沖縄県知事一覧 - Wikipedia

 当然、統廃合先のキャンプシュアブがある辺野古の市政の名護市長選は、重要な位置をしめている。
 遊爺も閑散期で割安となるこの時期に沖縄観光に行き、一本道では、選挙カーの列の後ろを走ったことがあります。
 
 キャンプシュアブへの統合受け入れ容認派の市長と、反対派の市長が入れ替わりながら継続それていますね。
 
 前回の選挙イヤーの出だしは、自称オール沖縄の支持が低落期で、翁長知事の死去までは、自称オール沖縄勢は連敗でしたが、翁長知事の死去で弔い合戦に情勢転換。後継の玉城知事が誕生したのでした。

 連日の尖閣諸島近海への中国の「海監」の侵入。台湾海峡有事に伴う中国軍の尖閣や南西諸島侵入などで、安全保障の前線になり得る昨今。
 地勢上、沖縄の護りは重要となってきています。
 世界一危険な普天間基地を、キャンプシュアブの海岸に統廃合し、南西諸島、沖縄、日本の護りを固めるのか、今のまま、尖閣の実効支配争いの拡大を容認するのか。
 名護市民の方々の選択が、南西諸島や沖庭、日本、ひいては自由主義諸国の安全保障に繋がります。
 名護市長選での、市民の皆様の投票結果に注目ですね。




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