遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

小沢幹事長への陳情窓口一本化は違憲

2009-12-17 17:01:37 | 日本を護ろう
 小沢幹事長は16日、首相官邸で鳩山由紀夫首相に平成22年度予算の民主党の重点要望(18項目)を提出したことは、多くの報道でご存じの通りです。
 マニフェストの変更を取りざたされていますが、財源(選挙ではあると言っていたが無い)に狂いがあるのですから、変更して頂かないと、バラまきのままでは赤字が増えるばかりですから必要だと考えます。同様に、国防、安全保障についても、現実に即して一歩づつ実績を積み上げていくよう、変更すべきなのです。

 更に、選挙と国会運営などの党務が幹事長。政策は政府と決めた体制が、小沢一局集中の専制政治体制化の道を急速に進んでいることに目を向けるべきです。
 
鳩山首相に予算「重点要望」提出 小沢采配 政策一元化崩す (12/17 産経)

<前略>
 小沢氏をイライラさせているのは、来年度予算概算要求が過去最高の95兆円超に膨らんでいるにもかかわらず、鳩山首相が歳出削減や歳入確保で、なんら英断を下していないことだ。

 気配を感じとった平野博文官房長官は16日、「これは党の要望というより国民の要望だ」と述べ、小沢氏に屈服し、全面的に受け入れる考えを示した。

 地方で要望の強い整備新幹線や高速道路整備が盛り込まれるなど「小沢氏が来年の参院選を考慮して政治判断した」(党幹部)内容になっているのも特徴だ。小沢氏本人もこの日、「選挙に勝ったから内閣が組織できているんだ」と、首相らに激しく迫った。

 そして、小沢幹事長はこの要望を、民社党でけでなく、"全国民"の要望と表現していました。
 なんという奢りでしょう。小選挙区制のあやで、多くの議席をとりましたが、得票率は議席ほどの差はなかったのです。この民社党の要望に、少なくとも遊爺は賛成していませんから全国民ということはありえない...。

 全国の陳情を、民主党の県単位の窓口で受付し幹事長に集約して選別した要望書(他ルートを一切認めないという専制振り)なので全国から集めたというこでしょうが、地方政権から出されるものを、一党の幹事長に集約し、闇の中で選別決定する方法は、一党独裁の国ならいざしらず、およそ民主主義国家では考えられない方式です。民主党に従わなければ、陳情は通さない!

 これに対し、野党の声が聞こえてきません(マスコミがとりあげない?)でしたが、今朝の読売によると、自民党がプロジェクトチームを発足させ検証し、「陳情窓口一本化は違憲」との結論を出したのだそうです。
 「公的な資格を有しない政党が、法的権限に基づかず、政府に接触することを制限するとすれば、一政党による政府の私物化だ」と批判し、憲法15条の「公務員は全体の奉仕者」とする規程や、同16条が保障する国民の請願権などに違反するとしているのだそうです。

 陳情窓口一本化は、民主党以外の与野党どの政党にとっても、民主党の専制化を進め、選挙で大きな影響を及ぼす制度ですから、一致団結して阻止せねばならないことのハズです。
 
 日本国の崩壊を推し進める、誤った復古チェンジの民社党の正体が見えてきています。
 

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