遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

日中首脳会談 仙石氏の知人ルートが一役?

2010-10-06 18:50:48 | 日本を護ろう
 日中首脳会談が、大方の予想を裏切って、急遽実現しましたね。
 廊下で偶然出会ったという設定ですが、急遽決まったことには違いないので、その外交的表現で温家宝首相の立場を擁護したということでよしとすべきでしょう。
 そのあたりのいきさつが、読売の朝刊に載っていました。急遽とはいえ、中国は磐石の体制なのに対し、日本側は通訳や、日中首脳会談に必ず同席する担当課長が同行していないなど、相変わらずの恥さらし振りです。

 
日中首脳会談 仙谷氏主導で調整か (10/6 読売朝刊)

 菅首相と中国の温家宝首相の会談が4日(日本時間5日)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議が開かれたブリュッセルで実現したことで、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で悪化した日中関係は改善に向けた一歩を踏み出した形だ。だが、拘束されたままの「フジタ」社員の解放や、レアアース(希土類)の輸出規制の正常化などは依然メドが立っていない。

外務官僚蚊帳の外

 当初、予定になかった首脳会談は、仙谷官房長官らの主導で設定されたとの見方が出ている。
 前原外相は5日の記者会見で「首脳レベルで話をして、目に見える形で糸口を作ったことはよかった」と評価した。その上で、会談が行われた経緯について「外交関係は様々なチャンネルで行っている。今回どのような形で行ったか、コメントは差し控えたい」と、何らかの事前調整があったことをにじませた。
 複数の関係者によると、今回の会談実現は先月下旬の民主党の細野豪志前幹事長代理の中国訪問が端緒を開いたという。
細野氏は仙谷氏の知人のコンサルタントが仲介する形で、副首相級の戴ヘイ国国務委員と会談し、ブリュッセルでの首脳会談開催につながったとの見方が出ている。仙谷氏は5日の記者会見で、細野氏の訪中に関連して「民主党の若い世代を含め、本音で忌揮のない議論のできる関係を作らないといけない」と語った。
 これに対し、
外務省の事務方は蚊帳の外に置かれていた。「日中首脳会談は行われない」と判断し、「事業仕分け」絡みで海外出張が制限されていることもあり、通常は日中首脳会談に必ず同席する中国・モンゴル課長と中国語通訳を菅首相に同行させなかった
 このため、首脳会談では、
日本側に中国語を理解する同席者がおらず、温首相の発言は中国側の通訳が日本語に訳して菅首相に伝えるという事態になった。5日に開かれた自民党外交部会では、「温首相が何を言ったかが中国側の通訳を通してしかわからないというのは問題だ」などの批判が噴出した。これを聞いた、ある外務省幹部は「私たちは一切関与していない」と無念そうに語った。
 首脳会談ではハイレベル協議の適宜開催などで合意したものの、中国側が漁船衝突事件後に次々と打ち出した対抗措置を今後どうしていくかは不透明なままだ。菅首相が会談で、「フジタ」社員の解放について取り上げたかどうかも、明らかにされていない。
 両首脳は10月末にベトナムで開かれる東南アジア諸国連含(ASEAN)関連首脳会議に出席する予定で、それまでに日中関係改善に向けた動きが出るかどうかが、今回の会談の成果をはかる試金石になりそうだ。


15分前に会談決定

 【ブリュッセル目大木聖馬】菅首相と中国の温家宝首相がブリュッセルで4日夜(日本時間5日未明)に行った首脳会談は、会談の約15分前に正式に設定されたことが、5日わかった。会談は「両首脳がほぼ同じ方向を歩いていた中で自然な形で実現した」(外務省)とされているが、事前に調整されていた司能性が大きい。
 複数の日中関係筋によると、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議の行事として行われた夕食会終了前の4日午後8時45分ごろ(同5日午前3時45分ごろ)、日中共に首相が通訳を呼び出すなどして、接触に向けた準備が急に本格化した。
 夕食会終了後、王宮内で、菅首相らは、先に移動し始めた温首相らを追いかける形で移動。
別の場所で待機していた楊潔チ外相と中国外務省アジア局の呉江浩・副局長(日本担当)を交えて、会談が始まったという。

 日本側に中国語の解る者がいなくて、しかも廊下での非公式(?)とはいえ、首脳会談に、相手国の通訳に頼る。そんなみっともない話は聞いたことありませんし、菅氏の話したことがきちんと伝わったか、通訳の日本語は、温家宝氏の真意をどこまで伝えたかは、中国側でのみぞ知ることとなっています。
 そうなった理由は、脱官僚かどうか、外務省を蚊帳の外においた、仙石氏の密室・抜け駆け政治による危ない素人判断と、事業仕分けの影響での経費節減圧力。
 貧すれば鈍するとはこのことで、会談を実現したいと根回ししながら、経費節減で通訳と担当課長は出張同行なし。
 一方中国は、外相とアジア局の日本担当副局長がしっかり同席。
 外交交渉への心構え、準備・体制が、完全に格違いです。一流国と三流国以上の差でしょう。

 菅氏のASEM出席そのものも、欠席から急遽出席に変わったため、首脳会談が出来た国も数えるほどで、日中はすることもなくホテルの部屋に滞在していたのだとか。

 この記事で、もうひとつ見逃すことが出来ないことは、仙石氏の知人のコンサルの伝で中国首脳と接触したことです。
 外務省を蚊帳の外に置き、仙石氏の抜け駆けです。
 仙石氏といえば、「反日補償産業」との繋がりが取りざたされているのは、ご承知の通りですね。知人のコンサルが「反日補償産業」に無関係の人物であることを願うばかりです。政府の中枢が日本を蝕む毒牙に犯されていないことを祈っています。

 今日の国会での自民党・稲田朋美議員の質問にたじたじで逃げの一手の「カンカラ菅」でしたが、日本国をこの内閣に任せておいていいのでしょうか?

 いいぞ 稲田朋美氏:イザ!





↓よろしかったら、お願いします。




  





 
日本が中国の「自治区」になる

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 内閣支持率 ようやく下落へ | トップ | 中国漁船は、軍の覇権拡大先... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本を護ろう」カテゴリの最新記事