遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

金漢率(キム・ハンソル)氏を保護する米国の勢力は、CIAなのか、FBIなのか

2019-04-23 01:30:38 | 北朝鮮 全般
 金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)と継承された北朝鮮の金一族の世襲。ところが、金正日から継承したのは、長男の金正男(キム・ジョンナム)ではなく、金正恩(キム・ジョンウン)。
 そして、金正恩は、中国が保護していた金正男を暗殺。金正男の息子の金漢率(キム・ハンソル)は、米国が保護しているとされていますね。
 血筋から言えば、キム・ハンソル氏は金日成の継承の有資格者。
 そのキム・ハンソル氏を擁立して、金正恩政権を打倒しようという「自由朝鮮」の動きが顕在化しました。
 キム・ハンソル氏や「自由朝鮮」を擁護する米国内の勢力は、CIAなのか、FBIなのか。
 米国は、キム・ハンソル氏擁立をカードに、金正恩に圧力をかけることが有効なのか。
 マドリードの在スペイン北朝鮮大使館を襲撃した「自由朝鮮」のアドリアン・ホン・チャン容疑者逮捕で、「自由朝鮮」と、CIAまたは、FBIとの関係が話題となっています。

 逮捕者は反体制団体「自由朝鮮」メンバー スペインの北朝鮮大使館襲撃 - 産経ニュース

 「打倒金正恩政権」の亡命者組織「自由朝鮮」の背後に米CIA!(辺真一) - 個人 - Yahoo!ニュース

 金正恩体制の崩壊後、北朝鮮の最高指導者になる金漢率(キム・ハンソル)と、亡命政府樹立の関係 - MULTILINGIRL♪

 
韓国・文大統領も道連れ…北朝鮮“転覆”をFBIが独自支援!? 「南北同時内部崩壊」か 識者「韓国、ベトナムと同じ運命」 - zakzak 2019.4.22

 トランプ米大統領との会談で、ともに世界に恥をさらした韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長。トランプ氏の罠にはまって外交で失敗した両国を待つのは政権崩壊への道なのか。国際投資アナリストの大原浩氏は寄稿で、米連邦捜査局(FBI)も絡んだ「南北同時内部崩壊」の火種が大きくなっていると指摘する。

 
「実質2分」の米韓首脳会談は、文大統領が門前払いされたといってもよいものだった
 会談が行われた4月11日は、韓国で「大韓民国臨時政府樹立100年」を祝う式典と同日だったことを米国側は知っていて当然だ。文氏は臨時政府への思い入れが強く、出席予定だったことも把握していたはずで、
「無理に来なくていいよ」というメッセージととらえるのが自然であろう。
 
それでも訪米した文氏だが、首脳会談では“招かれざる客”のような扱いを受けた。それも自業自得だといえる。

 トランプ氏と正恩氏の
「仲介役」を自任していた文氏だが、双方に提供した情報がどれほどいい加減なものだったかは、米朝会談の決裂という結果が雄弁に物語っている。トランプ氏だけでなく、昼食会の中止という「お預け」を食った正恩氏も激怒したとされる。

 トランプ氏は、正恩氏との会談ではシンガポールやベトナムへ足を運んだが、重要な式典を放り出して訪米した文氏に対する扱いは立ち話以下といっていいものだった。これによって、文氏が正恩氏よりもはるかに格が下だという印象が世界中に拡散されてしまった。米国にとって形式上、北朝鮮は敵国、韓国は同盟国なのにである。

 
文氏が失態を犯した背景は、個人の資質によるものか。それともトランプ政権の動向に疎い左翼政権だからなのか。いろいろ考えられるが、こうした事態が続くと国内の支持も失われかねない。

 
筆者には、現在の韓国の様子は、ベトナム戦争時の南ベトナム・サイゴン政権の姿と重なってみえる。サイゴン政権は腐敗や堕落が激しく、共産主義の北ベトナムの方がましだという南ベトナム国民の破壊工作活動によって内部から崩壊した。親北勢力が陰に陽に政局を揺さぶることが多い韓国だが、ソウルが当時のサイゴンのような運命をたどる可能性は高まってきたのではないか。

 北朝鮮の状況も予断を許さない。トランプ氏にとってのベストシナリオは、「正恩政権が核放棄し、米国にひれ伏す」ことだ。
正恩氏は自分の身さえ守ってくれたら国はどうなってもかまわないと思っているのかもしれないが、独裁政権を支える幹部たちにとっては事情が異なる。
 彼らは現政権が崩壊すれば、米国だけでなく、どこの国も助けてくれないことを知っている。民衆の怒りを買った独裁政権の末路は哀れだ。
 だから
幹部たちは、正恩氏の支配下にあるのと同時に正恩氏が財産を持って国外逃亡しないように“監視”もしているはずだ。政権が崩壊して民衆から糾弾されるときは「お前も道連れだ」というわけである。

 ここで気になるのが、
反体制臨時政府を名乗る「自由朝鮮」の存在だ。不可解な行動が多いが、彼らがトランプ政権ではなく、FBIの独自支援を受けていると考えるとすっきりする。暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏の長男、ハンソル氏をかくまっているのはFBIだとされている。

 スペインの北朝鮮大使館襲撃も、海外で多数の工作活動を行い、他の作戦に影響が出ないよう細心の注意を払う
米中央情報局(CIA)ではなく、海外で問題が起こっても影響が小さいFBIが関与したのだとすれば、荒っぽい手口のつじつまが合う
 FBIは「米国版モリカケ」といえるトランプ氏のロシア疑惑追及の急先鋒(せんぽう)だ。
FBIが自由朝鮮に関与しているとすれば、トランプ氏と正恩氏の交渉を妨害する意図があるのかもしれない。

 現状ではトランプ氏も「クーデター・カード」をちらつかせ、正恩氏との交渉で有効に使っているように見える。

 トランプ氏とFBIがそれぞれ北朝鮮に違った角度で圧力をかけるなか、正恩政権がクーデターで崩壊すれば、名実ともに最大のお荷物を背負う形になるのはいうまでもなく韓国だろう。

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 ■大原浩(おおはら・ひろし) 人間経済科学研究所執行パートナーで国際投資アナリスト。仏クレディ・リヨネ銀行などで金融の現場に携わる。夕刊フジで「バフェットの次を行く投資術」を連載中。
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 北東アジアのバランサーを自称して「均衡論」を唱えながら失脚し自殺した盧武鉉大統領の後継とされる文在寅大統領。
 米朝首脳会談の仲介役と自負していましたが、2回目の会談決裂で、トランプ大統領からも、金正恩からも信頼を失ってしまったことは、諸兄がご承知の通りです。

 国連の制裁に中露韓の抜け穴があるとはいえ、効果があり喘ぐ北朝鮮。元々の宗旨国・ロシアを巻き込んで瀬戸際外交での打開を図っていますが、国内の経済状況は苦しい。
 その窮状に、反政権行動を開始したかにみえるのが、金日成の正統な血筋を継ぐ金漢率(キム・ハンソル)氏を擁立すると自称する「自由朝鮮」。

 現在、キム・ハンソル氏を擁護しているのは米国。
 リビア方式をちらつかせながら、金正恩政権にプレッシャーをかける一方で金正恩政権の安堵も交渉俎上に載せています。
 キム・ハンソル氏擁立と引き換えに、金正恩の退陣・亡命もカードのひとつ。

 米国内での利害争奪の動きの中で、キム・ハンソル氏の擁護を主導しているのは、CIAなのか、FBIなのか。

 CIAが関与したとの報道が流れたが、国務省報道官は16日、「米政府は事件に一切関与していない」と強調。

 大原氏は、CIAではなく、海外で問題が起こっても影響が小さいFBIが関与したのだとすれば、荒っぽい手口のつじつまが合うと。
 FBIはトランプ氏のロシア疑惑追及の急先鋒だ。FBIが自由朝鮮に関与しているとすれば、トランプ氏と正恩氏の交渉を妨害する意図があるのかもしれないとも。

 ベトナムでの首脳会談決裂で、経済制裁が継続されることとなってしまっている北朝鮮。制裁効果は出ているとされ、経済発展を標榜している金正恩には苦境。
 この機を狙ったかの「自由朝鮮」の行動始動。大統領選が迫るトランプ氏の言動には要注目ですね。



 # 冒頭の画像は、国務委員会委員長に再任された金正恩
  北朝鮮の人事から垣間見る米朝協議の行方 (3ページ目):日経ビジネス電子版




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